購入価格 ¥5288(2011年)
●FEMC【フローティング・イージー・マウント・カップ】採用で、ライディング時にストレスとなる男性特有の問題をクリア。男性ユーザーにベストなフィッティグを実現。
●従来のショーツに感じられた、股部分の違和感軽減に貢献。
●ショーツ本体との縫合は、股下部分のみに限定。
●フロント・ビューもすっきり。
●フロート・フィット・パッド3D【前部独立式多層構造パッド】適材適所に配られた4層成型の新開発パッドは、ロングライドでも快適なペダリングに貢献。
●アナトミカル・デザインと高い吸汗速乾性能。
●Cida・TINOSAN・AM110抗菌防臭加工。
●腹部圧迫を軽減する 3/4シリコン・テープ・レイアウト。
●腰部メッシュ素材による高い通気性。
●肌に優しい4スピンドル・パネル縫製。
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安価でモッコリしないレーパン。
何となく値段で買ったレーパンの一つであったが、他のものと違う点に多く気付いたので今更レビュー。
レーパン特有の股間の縫い目がない。これならカジュアルサイクルウェア派もこれ一枚で公の場に出てもいいかな?と思えるレベル。
モッコリしないレーパンの筆頭じゃないでしょうか?(他の方も書かれてるように、カップからはみだすサイズなら逆にNGだけど。。。)
見た目は前からだとパッドが付いてないように見えて、ランニングタイツみたいな感じです。
それでいてカップで具の形が分からないようになっていると。
股間の縫い目が前からほとんど見えないのは、股の前側から先は真ん中のみで縫い繋げてあるからです。
これにより従来のショーツに感じられた、股部分の違和感軽減に貢献している事が体感出来ます。
ペダリングで脚を下げた時にパッドも一緒に付いてってしまうのと、
外側の生地だけが伸びて股間パッドはあまり動かないという違いが理由だと思います。
確かに、これを履いてる時は股間のポジションが気になる頻度が下がる事に気付きました。
股間~尻部は通常の通りパッド外周を縫い繋げてあります。
ウィザードとしてもこのモデルは商品名を換えず継続生産しており、
ウィザードレーパンでもこの股間縫製方式を採っているのはこれだけである。
・・・他メーカーでこんなコンセプトのレーパンありましたっけ?
また、ハイウェスト(パールイズミ比+3~4cm)なのでお腹が出にくい。お腹の圧迫感も少なく、
お腹が弱いライダーにも良いと思う。
パッドはメインの生地は黒で肌触りがあまりツルスベしてないこの価格帯にありがちなもので3D系、
坐骨パッドは赤い厚めのものが付いている(股間パッドも赤だが裏側に付いている)。
股部分は尿道を避けるようにパッドが配されており(坐骨部に比べると薄めのパッド)、形状も適切。
案外これをやってくれているパッドは少ないです。ただ、もちょっとこの2つのパッドが厚くないと効果が薄いし、
経年使用で潰れてきてしまってますのが惜しいところ。
この部分の外幅は45mm(だいたいサドル前側の幅と同じ、手持ちの7枚のレーパンの中で最小幅)ぐらいと細い、
それでいて股部外側の内ももに当たる部分の薄いパッドは縫い目を介し分割され、
幅が160mmぐらいと広い(手持ちの7枚のレーパンの中で最大幅。サイズによって違うかもしれないので参考程度に)というのが特徴。
通常のレーパンと違いパッドの股中央パーツとサイドパーツを縫い目で分割してあるので、
その部分が容易に折れ曲がるようになっています。
そうすると一枚の生地のパッドより脚を下げる時の抵抗感がほんんっの少しだけ少なく済むとかいったメリットが有るかもしれません。
股間部のパッドの幅があり曲がりにくいものは脚を下ろす度に「ゴワッ、ゴワッ」と、パッドを脚の力で毎回折り曲げながら擦っている感じがするので
この構造は脚の回し安さにも貢献している(体感できるかどうかは別で)と思います。
股部の縫い目の位置が45mmピッチと通常と違うことに関しての影響は体感できませんでした。
パッドの分割部に縫い目があるので相性(股の広さというか太ももの太さというか)によっては強烈に擦れる人も居るかもしれません。
値段の割には多数の工夫が見られ光るものがある良い製品だと思ってます。
(チラシでパッドの詳細画像が無かった点はアピール下手でしたが)
1日150km程度の走行では何も問題は感じた事はありません。
値段なりの見栄えではありますが、見栄えとかパッドの生地を上等にしてシームレスな上位モデルを出すかどうかは様子見なんでしょうか?
あっても良いとは思うんですけど。
背面にメッシュ部分があるとは、商品説明見るまで気付かなかったw
価格評価→★★★★★
評 価→★★★★★