9月末某平日。さきほど登坂した車坂峠から1400mを下り切って、しなの鉄道の滋野駅。いや~のどかな駅だ。地蔵峠が一体、日本に幾つあるのかわかりませんが、これから上るのは「日本の裏ラルプ・デュエズ」(?)の地蔵峠です。獲得標高が1160m、平均勾配が8%強。これまた本家のラルプ・デュエズよりも上。
http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=b819a1766c7d4b9c6fc9ada35bf4d50eというわけで、信州は東御市のこの登坂コース、たった今、
「日本の裏ラルプ・デュエズ」
として宣言します。(オイオイ)
こちらの駅はローカルそのもの。
ホッタテ小屋とまではいかないが地味な駅だ
車坂峠への出発点のJR小諸駅と同じで、駅前からいきなり登坂。序盤の道が狭くてイイ感じ。淡々と上ります。9月末というのに、気温が上がり過ぎで、暑い。真夏と全く同じウエアで登坂しますが、汗ダラダラ。きつい~。走りながらのデジカメ撮影は辛いので、下るときに撮ることにしよう。。。
お地蔵さまが次から次へと現れ、励ましてくれます。地味なからも、厳しく、味わい深い道です。
お地蔵様こんにちは!あ、観音様か
それにしてもきつかった~。調子が少しはいいような気がしていたのですが。前回、一昨年のダブル・ラルプ(笑)よりもきついのか楽なのか?
優しき地元民の手作り「S字カーブ注意」
挙句、年に一度か二度しか使わない最終秘儀、5回踏んで2回分休むという必殺技を繰り出して、乗ったまま休憩し、何とか持ちこたえ、ようやく峠に到着。峠は展望がそれほど効かず、山に登ってしまいたい衝動に駆られます。
ところで相棒は苦行の末、スキー場の草っ原に突っ伏してノビてしまいました。
湯の丸高原スキー場の草むらでノビてる相棒
紅葉には早すぎで、しかも平日ということで、売店前には人も少なく、実に長閑。あまりの天気のよさに、ひたすらイイ気分です。自販機の飲み物と持参した食料で一休みして、さて下るか。
下る途中、田畑が現れたところで一本東側の農道に移ります。浅間山から高峰高原、湯の丸高原そして西に連なる山々が一望できます。自分の生まれ育った場所、毎日眺めていた山々です。一度、一日かけて縦走してみたいものです(徒歩で)。収穫直後の田んぼもイイですね。
滋野の小さい集落の裏道に入り、古い町並みを見ながらゆっくり走りました。癒されます。
ダブル・ラルプ(笑)を達成して小諸駅の駐車場に戻りましたが、まだまだ全然、走れるゼ!!しかし、旅館で強いめまいがしたときには、「あ、ヤバッ。。。」
歳なんですかねえ。
評 価→★★★★★
年 式→2011年9月末