RDはローノーマル、ワイヤーディスクで、補助リリースレバーなんて使わずに外した。
2500キロ使用の結論から言うと、XTグレードにして良かったし、とにかくラピッドファイヤーにはもう戻れない。
RDがローノーマルだと、左右のレバーの動きの意味が同じになる……どっちも上げればギアが軽くなり、下げれば重くなる。
下りで軽くブレーキレバーに指をかけていれば、回りすぎちゃう時そのまま指を下げればギアは重く、逆にグリップを握り込んで上っている時、指をはねあげれば瞬時に軽く、ということです。
それに較べると、ラピッドは少し指を動かすのに準備がいる。
今考えるとそのストレスにゾッとするよ。
握り直しのいるグリップシフターなど論外。
……ブレーキ銘柄に拘る人やDHなど状況によってはわかりませんが。
ちなみに、サドルからケツを浮かしていても操作に問題無し。
アップダウンのあるダートで、確実にラピッドより特にFDのこまめな変速回数が増えた。
単なる街中の移動中でも、変速が気持がよくて仕方がないです。
欠点とはいえないと思うが、レバーのポジション出しには超・時間がかかる。
角度、ハンドルとの位置、レバー自体の引きしろ……この3つをまさにミリ単位で調整、私の場合は200キロかかった。
”ベストポジションを見つけることで操作性が飛躍的に向上します”とHPにもあるが、
本当にそう、もっと強くアナウンスしろよシマノ、と思う。
ある時・ある位置で、ジャストフィット、全てのストレスが消失する感じに震えた。
ポン付けでそこそこ使えるラピッドやグリップシフターと違い、ここが重要。
ロードのハンドルやサドルのポジション出し以上に、追い込みに時間がかかると思って付き合わないといけないかもしれない、そういうものです。
この、変速機の存在が無に近づいてブレーキレバーだけになる感触は、ロードのSTIすら1世代前って感じがする。
そうそう、ブレーキングで間違えて変速、ということは2500キロで1回もない。
価格評価→★★★★★(ライドが楽しくなる、高くない)
評 価→★★★★★(大満足)