SHIMANO ULTEGRA BR-6600
1998年に初めてアルテグラのブレーキを試したが、正直言って驚いた。 ロードのブレーキがこんなによく効くとは・・・
それまでのロードのブレーキは「スピード・コントローラ」と揶揄されるほどに効かなかった。 雨天時の性能劣化ぶりは、本当に悲惨である。
かつてシマノとサンツアーは両雄だった。ロード・コンポーネントであるシュパーブ・プロは 80年代序盤、シマノと互角以上の地位を占めていたように思う。そのシュパーブの最終製品の中の ブレーキでさえ、このアルテグラと比較したら「全く効かない・・・」というレベルである。
二台のロードの一方にアルテグラ、もう一台にかつてのシュパーブプロのブレーキを装着して、 数日毎に乗り換えて自転車通勤していたとしよう。シュパーブのロードに数日乗った翌日、 アルテグラのロードに乗ると、うっかり前日の調子でレバーを引いてしまい、制動が強すぎて アセる・・・この10年ほど私が体験している日常なのだが、それ位、違う。
これ以上、性能が上がらなくてもいいかな?とも思うが、次の二点はもう少し改良の余地あり。
①雨天時の制動劣化をもう少し改善 ②雨天時にシューから流れ出る墨汁のような汚物の改善
レースを本格的にやる人は、90km/hからの減速が・・・とか色々あるかもしれませんね。
価格評価→★★★★★ 評 価→★★★★☆
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