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道の先まで行ってやれ 石田ゆうすけ著 幻冬舎


mascagni   2009-8-15 9:48
幻冬舎 道の先まで行ってやれ!(石田ゆうすけ)
購入価格 ¥1,500+税

サイスポ記事の中でも、毎月楽しみにされている方が多いのでは?と思われる、石田ゆうすけ氏の「ぼくの細道」。
その連載の2006年6月から2008年3月までの記事、およびその時の旅のメモをベースに、単行本用に全面的に書き直したのが本書。



自分も「ぼくの細道」は楽しみにしている。
「つーりんぐムサシ」と「タクリーノのしぼりかす」と「ぼくの細道」があれば他はどうでも良い、とすら思っている。
(菊ちゃんが、実は割と素で語っていると思う「自転車バカ今月の一台」は結構好きだ)

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

帯にこう書かれている。
「心と胃袋が揺さぶられる、珠玉の紀行エッセイ」

誰が考えたか知らないが、上手いコピーだ。
この本の内容を端的に表している。
ただ、帯の裏にはこうも書かれている。
「日本全国、『うまい!!』の瞬間。」

そして、食事シーンの名場面文が書かれている。

それは違うと思う。
この人は、確かに美味そうに書く。読んでいて、食いに行きたい!と思ったことも何度もある。
でも、この人の文章に惹かれる一番は「心が揺さぶられる」ことだと思うのだ。
美味そうに書くことは、心が揺さぶられることの一部でしかない。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

ほぼ毎回同じ流れで文は進む。
本日の宿泊地まで、あるいは宿泊地の様子が語られる。
宿泊地はその場で決められることが多いが。
到着時は大概真っ暗。
安くて、それでいて居心地の良い宿に投宿。
近場の地元居酒屋へ食事に。地元の人、あるいは店の主人と仲良くなる。
翌日次の旅へ。

これが色々な表現で淡々と進む。
ことさらに面白おかしく書こうとはしていない。
ただ、自分の感じたことを感じたままに自分の言葉で表現している。

読んでいて、自分が旅をしている、ような気分になるわけでは無い。
でも、読んでいて、自分も旅に出よう、と思わされる。そんなエッセイなのだ。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

それらがまとめられたこの本。

くどくどは言わない。
たくさんの方に読んで頂き、何かを感じて頂ければ、と思う。

ひとつだけ注文。
早期の文庫本化をお願いしたい。常携したい本なので。文庫本化されれば安くなって買いやすいし。
まぁ、それも、この単行本の売れ次第ではあるのだろうけど。

価格評価→★★★★☆ ハードカバーだし、内容を考えれば安い。
評   価→★★★★★★★★★★ 今年一番の推薦本。
monjya   2010-2-7 22:18
道の先まで行ってやれ 石田ゆうすけ著 幻冬舎
価格 単行本定価1500円(税別)

雑誌に連載されているエッセイは読んだことがなかったが、友人からこの本を借りて読んでみた。
正直、それほど期待していなかったが、すごくおもしろかった。
あとがきに著者が書いているように、著者は自転車にそれほど強いこだわりはないようだ。
だから、このエッセイも自転車そのもののこととか、走った峠について詳細に書かれているのでなく、
旅行中に出会った景色や人々についての記述がメインであり、私にはそれが良かった。

著者の石田ゆうすけさんは、世界一周と日本一周の自転車旅行をしているだけに、体験の量や比較するもの
も多いので、旅行先の観光地や名物についてちょっとネガティブに捉えてしまうこともあるのだが、
そのあとで、いい景色やいい人に出会うことで、ポジティブに各エッセイを終えてくれているのもいいところだ。

彼が行った場所(特に沖縄と北海道)に自分も自転車で行ってみたいなあと思わせるエッセイだったし、
彼の他の旅行記も読んでみたくなった。

価格評価→評価なし (自分で購入してないので)
評   価→★★★★★








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