CBN Bike Product Review

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[ROAD] ANCHOR 09 RNC7 Frame


 
tornado  2009-8-7 22:17
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[ROAD] ANCHOR 09 RNC7 Frame

購入価格 ¥まだ、未会計w

アンカーのクロモリモデル。
予定では9月初旬に埼玉を出る筈でしたが、溶接の山下(仮)さんと吉田(仮)さんの赤ゼッケンばりの頑張りで予定よりも1ヵ月早く到着w。

早すぎてパーツが揃ってないのがアレですが、持った感じは、RNC3より軽いです。(当たり前だw

RNC3と同じ色にしたのは、フレームが換わっても、隣人にバレないとかでは有りません。念の為w

価格評価→★★★☆☆(←まだ未会計w)
評   価→★★★☆☆(←走ってナンボなんで・・・)
<オプション> オリジナルネーム追加。
年   式→2009年
カタログ重量→ 2320g


 
nuckky  2009-8-27 23:42
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[ROAD] ANCHOR RNC7 Frame

購入価格 ¥130000
2004年当時、とても気に入っていたコルナゴマスターオリンピックを落車で曲げ、呆然としていた。

コルナゴは好みのカラーが無くなっており、再購入の意欲がわかず、
ネオコットのデザインとイリュージョンカラーにひかれて購入。
うろ覚えだが、ミディアムとソフトが選択できたはずで、コルナゴは硬かったので逆にソフトを選択。
フォークはストレートとベントが選べ、コルナゴのプレシサフォークが良かったのでストレートを選択。
色はイリュージョンターコイズ。

ソフトなので、確かに柔らかく、かかりが悪いが疲れない。
まったり巡航や、マイペースの登りは得意。
510mmではフォークオフセットが50mmと大きく、トレールが短い。
コルナゴのオフセット43mmの直進性抜群の乗り味に慣れていたのでハンドリングは軽いが好みではない。
フォークはしっかりしているが、フレームが柔らかく下りは得意ではないと思う。

狙い通りの性能のフレームで、万能ではないが、年を経ても中途半端に古い感じがなく、いい買い物をしたと思う。

価格評価→★★★★☆
評   価→★★★★☆
<オプション>年   式→2004

 
tornado  2009-12-31 22:08
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[ROAD] ANCHOR RNC7 Frame

フレーム価格 ¥132500 (ネーム代含む)

10月には完成していましたが、引取りに行く時間が全く取れなかったので、昨日受け取りに。

2010年モデルがデリバリーされてしまった昨今、カーボンフォーク最後のモデル。
変に勘繰ってみると、私のフレームの納期がとても早くなったのは、10年モデルにおいて、黒森フォークになるかもしれない情報を聞いた人達が、09年式をキャンセルして2010年式の方に廻ったのではとも見て取れる。

あくまで3との比較ですが、

外観 : 溶接跡ばっちりの3に対して、BB周辺以外溶接跡の無い7。
      やや頼りない感じを受ける。
重量 : 最初から10kgオーバーの3と比較するのもどうかと思う。
      アルミ・カーボン等から見れば重量級だが、私にとってはとても軽いw

サイズは同じ530mmですが、3のオフセットは50mm、7のオフセットは48mm。
たかが2mmと思いましたが、直進性が若干強い気がします。

3は、ホイールベース長いくせに、ハンドルはやたらと軽かったので、そこまで気を使わなくて良いのはうれしい誤算。
あと、丸(?)パイプを組合わせた自転車は、やはりホリゾンタルだなぁと再認識。

コンポは色々悩みましたが、ブレーキとクランクがアルテSL、変速関係が67アルテ、BBが78デュラのチャンポン仕様。


価格評価→★★★★★(105仕様の完車と比べてバーゲンプライスwと言うか、追加費用は、67アルテの分だけ)
評   価→★★★★★★(フレーム選びから、パーツチョイス等、走る以外でも大いに楽しめた&悩まされた)
<オプション> 最後の…w (RNC3の時もそうじゃなかったか?)
年   式→ 2009年

 
princo  2010-3-2 20:33
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[ROAD] ANCHOR RNC7 Equipe

当方RA5歴1年半7千km、RNC7歴3年2万km。
初心者から中級者まで使える、バランスに優れた一台。
巡航性能や直線下りでの安定性が高く、しなやかな走りで且つ程よい剛性も持ち合わせている。

ネオコットのフレームは例えるなら「骨」のようであり
硬すぎず、柔らかすぎず自身の体と一体になるような感触が気持ちいい。
試乗会で少し乗ったRHM9でもその一体感はあったのでANCHORの設計思想(?)だろうか。

パーツ次第では重さも感じさせず(デュラに変えて約8kgにした)登りもそつなくこなせられる。
軽量化のために交換したフロントフォークEASTONのEC90 SLとの比較では
250gの軽量化は大きく若干クイックに、その代償としてほんの少しの安定性と
ネオコットらしさが失われれるので、元の良さを変えたくないのならそのままのほうがいい。

冒頭に「中級者まで」と書いた理由としては、登り途中の急勾配を一気に乗り越えたり
スプリントなどトルクをかける瞬間にわずかにもたつく感じがすることがあるため。
同じアンカーのアルミフレームRA5と比べると酷ではあるが(ある程度までは高剛性なホイールでカバーできるものの)
しかし本格的に勝負で使おうということでもなければ何の問題もなく
ここがネックになる頃には脚力は相当良いレベルに達しているかと思われる。

RA5の価格は安いが初心者向けか疑わしいところで、RNC7は総合力が高く最初の1台にすれば
相当乗れてしまうので大切に使うのであれば個人的にはこちらをお勧めしたい。
アルミ=硬い=短距離、クロモリ=柔め=長距離と相場が決まっているような風潮があるがそうは思わない。
RA5の良いところは極めてピンポイントで、それ以外の多くの場面ではRNC7に軍配があがるように思う。


価格評価→★★★★★
評   価→★★★★★ (鬼改造してなんだがまだ買い換えようとは思わない)
年  式→ 2007
 
momochi_gyugund  2010-8-25 11:34
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[ROAD] ANCHOR RNC7 Equipe (イリュージョンブルー 530mm)

購入価格 ¥250000 (近所のショップで定価購入)

馬鹿野郎!さっきから黙って聞いていれば、重いだの剛性だの、振動吸収がどうのこうの好き勝手ばかりを言いやがって・・・お前らはそれでいいのか?本当にそれで自転車乗りだと言えるのか!?CB名無しまで来てそんなことばかり言っているようじゃ、お前らは自転車オタ、いや、ヲタ以下だ!ここのところトレーニングに忙しく、書き込みもろくにしない日々が続いていたが、どうやらここまで放言してしまったからには、俺の過去の体験談を晒さなければ収拾が付かないだろうな・・・

あれは2009年の6月のことだ。身長170cm、体重59km、チェスト91cm、ウエスト73cmの自称クライマーの俺は、地元で開催されるヒルクライムレースでどうしても20位の壁を突破できず、悶々とした日々を送っていた。そんな俺に、新たな愛車が届いた。去る3月30日に発注、「夏休み頃になるだろう」との店長の予想を1か月あまり前倒しして届いた俺のアンカーRNC7。

それまで俺はキャノンデールCAAD8に乗っていたが、以前から美しいシルエットに憧れのあった俺は転勤を機にクロモリバイクを購入することにしたのである。よく一緒に走る先輩の勧めもあり、某プロショップへ。「クロモリらしさを味わいたいのなら、レイノルズの853(JAMISのバイクが該当したが、スローピングだったので却下した)か、アンカーのRNC7あたりがいいよ」とのこと。オリジナルネーム、イリュージョンブルーといったオプションも魅力で、アンカーRNC7にした。ちなみに、オリジナルネームには「maillot grimpeur」と入れた。店長さんからは「ヒルクライムが好きなら、RFXかキャノンデールのままがいいと思うけど・・・」とも言われたが、そこは努力でカバーするつもりだ。

サイズ決めで参考にしたのは、CAAD8のトップチューブ長。ただしCAAD8はスローピングなので直接比較はできない。ただ、ステムを130mmに伸ばしていたので、トップチューブを長めにしたいというのはあった。また、ホリゾンタルにこだわりがあったので、530mmがホリゾンタルかどうかはよくよく確認した。 小さいサイズは微妙にスローピングになることもある。要注意である。

2009年6月14日、初乗り。コースは、この2年間で120回あまり通っている、自宅から約1時間のところにある峠で、距離7.26km、標高530m。今までの最高タイムは27分58秒。ニューバイクに跨った俺は、何としても今日、記録を更新したかった。

俺はこの峠に上るときは、必ず誰かに勝負を仕掛けていた。やり方はこうだ。登り口の農協で缶コーヒーでも飲みながら待ち伏せる。地元で自転車のトレーニングをする者は必ずここにやってくる。そんなに長い時間待つ必要はない。めぼしい自転車乗りが通りがかったら、追走するのである。そんな俺を人は「ロードバイク辻斬り」と呼び、恐れおののくのであった。

その日もほどなく、自転車乗りが現れた。坂を前に、バックポケットからパワーバーを取り出し、口に含んでいる。その仕草は手馴れており、手放しで進路もペダリングも乱れない様子はかなりの乗り手であることを雄弁に語っていた。「フハハハハハ!今日のあわれな獲物はあいつか!!相手にとって不足はない。行くぞ!」俺はペダルをキャッチすると、ストップウォッチをスタートした。

デヤァァァァァーーーーーー!!

俺の110回転ペダリングがうなりをあげる。この峠はスタートしてしばらくの間、緩斜面が続く。そこを俺はいつも高回転で乗り切るのだが、今日は心なしかいつもよりスピードが乗らない。ダンシングの力も借りようと、ふたつシフトアップして腰を上げると、ある変化に気がついた。
「あれっ、ギア軽い?」
いつもの感覚でダンシングすると、なんだか真下に踏み抜いて腰が上下してしまうのである。俺は手元のフライトデッキでギアを確認した。いつもと同じギアに入っている。さらにふたつシフトアップしてみると、しっくりくるギア比に出会うことができた。また、フレームがしなっているのだろう、車体の長さが前後方向に1メートルほど長くなったような、長い車体を後ろにひきずっているような、そんな感覚を覚えた。しかしそれは重さにつながるようなものではなく、むしろペダルに体重を乗せるたびにジワッ、ジワッという心地よい踏み心地をもたらすのである。「ガハハハハハ!!踏める!踏めるぞ!!」俺は結論した。こいつは上れるフレームだ・・・!!上りの頂上で俺は獲物を捕らえ、そして前へ出た。

上りきると、下り区間が現れる。上りで心拍も筋肉にも余力は少なかったが、トップスピードに素早く乗せるための最後のひと踏み。そして得意の下ハンエアロポジションをとった。

ビュオォォォォォーーーーーーー!!

俺の目の前の風景が、空気とともに真っ二つに裂けて後方へと飛びすさる。ハンドルから掌に伝わる路面の振動は、えもいえぬ幸福感となって俺の胸を満たしてゆく。俺は確かに上りが好きだが、それでも下りは自転車乗りへのご褒美だと思う。ふと手元のフライトデッキを見ると、58km/hを指している。俺にとっては何ということはない下りの常用スピードなのだが、このとき信じられないことが起こった。フロントフォークが激しく振動し、自転車全体がぐにゃぐにゃとうねり、俺を振り落とそうとするのである。

ウワァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーー!!

視界が上下に、前後左右にゆれ、焦点を結ぶことができない。路面のギャップが、ガードレールが、ものすごい勢いで目に迫ってくる。まったくコントロールがきかない。この速度で落車したらただでは済まない・・・そんな状況にありながら、俺は意外なほどに冷静であった。ハードブレーキングは絶対にダメだ。前輪に加重が集まるのもご法度。俺は大きく腰を後ろに引き、前4、後ろ6の割合でスピードコントロールを試みた。その間わずか数秒であったに違いない。しかしずいぶん長い時間のように感じられた。なんとか俺は自転車のコントロールを取り戻し、事なきを得たのである。本当に死も覚悟した瞬間であった。

気が付くと、獲物はまた俺の前を走っていた。ゴールまでもうあとわずか。下りの惰性で直線区間を走り抜け、ゴール直前の激坂が眼前に立ちはだかる。俺は最後の最後に追いついた!!

ドォォリャアァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーー!!
最後の力を振り絞ってもがく。もはやフォームとか、ケイデンスとか、シッティングかダンシングかなどと言ってはいられない。敵もさるものであり、なかなか前に出してはくれない。苦しい。キツい。胸が破裂しそうだ。横を走る男はまだ腰を下ろさない。座れ。座りやがれ!お前も苦しいはずだ!!次の瞬間、俺は見てしまった。真横を走る自転車のフレームの「SCOTT ADDICT」の文字を。アディクトといえば、カヴェンディッシュも駆る、世界有数の軽量フレーム。こんなすごいのにこいつは乗っていたのか。これは勝てないかも知れない・・・いや、無理だ・・・アディクトを向こうに回して、俺はここまでよくやったさ・・・

おれは音もなく後退した。

頂上の駐車場。俺がゴールすると、向こうの方でターンしたさっきの男が、こちらへ折り返してくる。今まで顔をよく見ていなかったのが不思議だ。サングラス越しだが、年のころは俺と同じくらいだろうか。

「こんにちは。お互いよく頑張りましたね」

さわやかにあいさつをしてきた。俺は返した。

「この重いクロモリではいっぱいいっぱいでしたよ。やっぱりカーボンにはかないませんね」

その瞬間であった。さわやか好青年であった奴の顔が鬼のようにゆがみ、フルブレーキングのジャックナイフ状態から俺に強烈な頭突きを炸裂させた。おれは眉間に激しい衝撃を受け、真後ろに吹っ飛び、「ふわふわかき氷、白糸の雪」の看板にブチ当たって崩れ落ちた。

朦朧とする意識の中で、俺は男の言葉を聞いた。
「馬鹿野郎!俺はさっきまでお前のことを好敵手だと認めていたんだ!向かい風が強いほど、目の前に急な坂が開けるほど、ますます燃えるのが自転車乗りだろう!!それなのに、自分より軽いフレームを前に戦意を喪失するとは何事とは何事だ!!」

ふと、ストップウォッチのディスプレイが目に入った。27分46。なんと、これまでの記録を12秒更新している。新バイクでいきなりの記録更新。これはRNCの登坂性能の高さ・・・だけではないだろう。ニューバイクで記録を更新したいという純粋な気持ち。そして横を走る名も知らぬ自転車乗りへの闘争心。これだけの走りを、これだけの熱い走りを俺はしていたんじゃないか。そしてRNC7は教えてくれていたんじゃないか。「自転車の価値は値段じゃない。軽さじゃない。剛性じゃない」と。それなのに、俺は。俺は。俺は自分の精神の弱さを恥じた。ゴールを誰よりもはやく駆け抜けたい。坂では誰にも負けたくない。1ミリでいいから先頭を走りたい。この純粋で、何よりも熱い気持ちこそが、自転車乗りの真骨頂であるのだと。

----------補足----------

下りの恐怖について。この感覚がきっかけで、私は今でも下りが飛ばせない。フロントフォークがぐにゃぐにゃとうねり、自転車全体が蛇行し、振り落とされそうになる恐怖。実はこの感覚は、CAAD8でも味わったことがあった。その時は下りで70km/h出していたので「そりゃ70も出せばね・・・」と思っていたのだが、今回は私にとっての常識の範囲内で起こったことだったので、驚きだった。
後日、この下りの恐怖を、店長さんに話した。すると「RNC7は剛性が高い方ではない。とくにフロントフォークは。」「RNC7に乗っているお客さんで、同様の体験談を何件か聞いたことがある。」「まれに、フォークの右と左の長さが若干違う場合がある。フォークの左右のブレードの長さが違うと、衝撃などの入力をきっかけにフォークが震えだし、収拾がつかなくなることがある。」「その場合、当然不良品なので、もし同様のことが起こったら教えてください。」など、色々な話を聞くことができた。もう一回試すなんて想像するだに怖ろしい・・・試していません。

初乗りから購入後1年余を経た今の気持ちを含めて総評。平地を30km/h前後の速度域で走るなら、剛性不足や重さのデメリットを感じる場面はありません。また、上りでも、「重いせいで遅い」とは感じません(もっとも、軽量カーボンバイクと乗り比べたら、感想はどうなるか分かりませんが・・・)。どちらかというと、重めのギアで踏んでいくと気持ちよくスピードが乗っていく感じがします。上りでダンシングを多用しても疲れにくいです。このあたり、シッティングメインで高ケイデンスで乗りたくなるCAAD8とは対照的です。

一方で、下りでは剛性不足のせいか、大変気を使わされます。平地や上りではフレームやフォークが負けることはないけれども、地球の重力の力を借りたとき限定で、剛性不足を感じてしまう、といったところでしょうか。

最後に、色の話。私は5000円のアップチャージで「イリュージョンブルー」をオーダーしました。光の当たり方によって、色が変化して見えます。私のイメージでは、もっと青らしい青をイメージしていました。普段、よく目にするのは紫っぽい色です。写真では、この3つ。



しかし、太陽の光がフレームに対して直角に近い角度で当たると、次の2枚の写真のように鮮やかな青になります。私はこの色が好きだ・・・



また、木漏れ日など、不規則な光の当たり方をすると、下の写真のようにギラギラした感じになります。


価格評価→★★★☆☆(←安くはない)
評   価→★★★★☆(←私の年間走行距離15000kmを支える、疲れないフレーム)
<オプション>
年   式→2009、初夏
カタログ重量→ g(計っていません)
 
momochi_gyugund  2011-3-27 20:25
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[ROAD] ANCHOR RNC7 Equipe (イリュージョンブルー 530mm)

購入価格 ¥250000

「あなパー」に投稿する写真を撮っていた。
自分もイリュージョンカラーを購入するにあたって、
「(カタログじゃなくて)実物が見たい・・・」
と思っていたことを思い出し、こちらのほうがいいかなと思って追加レビュー。
これから購入検討される方の参考になれば。
   
 
   

最後に。
もうすぐ購入2年が経ち、走行距離は1万kmを超えたが、
塗装の痛み、フレームのへたり、パーツの不具合など全くなく、
新品のときから現在に至るまで、いいフレーム、いい自転車であり続けていることを追記しておく。

価格評価→★★★☆☆(丈夫で、ていねいで、いいもの)
評   価→★★★★☆(文字通り、相棒、である)
<オプション>
年   式→2009、初夏
 
mitsuo  2012-3-13 21:14
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[ROAD] ANCHOR RNC7 Equipe

購入価格 ¥22万くらい

『一生モノの相棒がほしいなぁ』という動機で購入しました。初心者のレビューなので、初心者の方、参考にしてみてください。

 よく「クロモリロードはもっさりしてる」とか「柔らかい」という記事やレビューを目にしますが・・・RNC7の感想は「硬い」です。
 乗り手が軽量貧脚という事もありますが、ペダルを踏むと「その形のまま真っ直ぐ進む」感じがします。「しなる」とか「バネ」みたいな感じはあんまり・・・(笑)もしかしたら、このフレームが捻れるくらいの出力を得た時に初めて初心者卒業なのかもしれないと思うと・・・楽しみです。
 鉄フレームの特徴なのでしょうが、路面の凹凸による振動がけっこうきます。よく言う「クロモリは乗り手にやさしい」とか「ロングライドに最適」というのは本当ですか?僕は長い時間乗るんだったら柔らかめの廉価版カーボン車に乗りたい(笑)
 操作性は割と素直だと思います。ただ、単純に「素直=良い」ということではないようです。乗ってみると「なんかヒラヒラ走るバイクだなぁ」という感想でした。モビリティが高いというか、スタビリティが思ったほどじゃないというか・・・。「君が指示したように走るからね」と言ってる気がする。う~ん・・・ここでも「クロモリバイクは安定している」という一般論が通じない気がする。
 総じて言うと、「流すためのバイク」ではなく「一生懸命走るためのバイク」ではないでしょうか。まぁ、レースとかで一生懸命走るにしてもRNC7じゃ限界あると思いますが、コイツの限界まで走れもしない初心者が言う事じゃないですね(笑) 
 乗り手に「君の言うとおり走るから、君も頑張って!!」と言ってくれている自転車なので、まずはコイツと一緒に地球1周分走ってみようと思います。
 あ、蛇足ですが、見た目が綺麗なのもRNC7の特徴ですよね。細身のボディが飼い主に似てピッタリだと感じています。


《追記》
サイズは530を購入しました。乗り手のスペックは身長171cm(股下78cm) ピッタリですが、もうワンサイズ下でも問題ないかと思います。購入検討してる人は参考にしてください。 

価格評価→★★★★☆(18万くらいで手に入ればなぁ)
評   価→★★★★☆()
<オプション>
年   式→2011
カタログ重量→ 9.7kg(実測 ??g)
 
momochi_gyugund  2014-1-1 13:30
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[ROAD] ANCHOR RNC7 Equipe (イリュージョンブルー 530mm)

購入価格 ¥250000

馬鹿野郎!
「この自転車は週末用」とか「通勤用にはもったいない」とか、お前らはそれで自転車を大切にしているつもりなんだろうな!!
自転車愛ってのはなぁ!「雨に濡らすなんてかわいそう」とか「毎日フキフキする」とかそういうもんじゃないんだよ!!
とはいえ、雨が予想されるときや通勤時などに濡れたり汚れたりすることを嫌って一番好きな自転車に乗るのを躊躇したり、小さな傷に一喜一憂したりする気持ちはわからないわけじゃないんだ。
どうやらこの流れは、その体験談を話さなければならないようだな・・・

あれはある春の朝のことだ。
週末用に LOOK 586 UD を購入したので、今までの週末用であった RNC7 は通勤用にすることにしたのだった。
正直、この美しいRNC7を通勤用にするには葛藤もあった。
通勤用にする以上、不意の雨に降られることは避けられないし、比較的安全とはいえ職場の駐輪場に長時間止めっぱなしという状況になる。
一応、屋根はあるとはいえ、紫外線やホコリによる劣化、汚れも馬鹿にはならないだろう。
しかし俺が愛してやまないRNC7の乗り味―――それは軽量カーボンとも高剛性アルミとも違った―――が、RNC7を乗られることのない床の間自転車にすることを拒んだ。

俺「ガハハハハハ!自転車は乗ってナンボ!!体はひとつ、命には限りがあるんだから、乗れるときに好きな自転車に乗るぜ!!」

デヤァァァーーー!

人々の目もまだ覚めやらぬ春の朝の街並みに俺の気合がこだまする。
その日も俺は三瀬豆腐屋TT遠回り通勤を経て職場に到着し、愛車のRNC7を駐輪場の柱に立て掛けると額の汗をぬぐった。

ズズズ・・・

不吉な音がして振り返ると、RNC7がトップチューブを柱にこすりつけながら地面に崩れ落ちる瞬間だった。

ガシャーーーン!

俺「ア・・・ア・・・ア・・・」

俺はこれを見ると、驚いたのと恐しいのとで、しばらくはただ、莫迦のように大きな口を開あいたまま、眼ばかり動かしていた。
トップチューブには見るも無残な傷が―――

愛車を自らの手で傷物にしてしまった俺は自責の念のあまり意識朦朧となった。
そして遠のいてゆく意識の片隅に、いつの日か恋愛相談にのってくれたおじいちゃんの幻影が浮かんでいた。

俺「じぃじー、『わたしと自転車どっちが大事?』って怒り気味に聞かれたんだけど、
  どう答えたらいいの?」
おじいちゃん「つよし、『この人となら幸せになれる』は欲、『この人となら不幸になっても一緒にいられる』は愛、じゃよ」

俺は悟った。
美しいものへの愛というのは、美しくなくなってしまったら愛せないのと表裏一体なのであり、それは決して真実の愛ではない。
確かに俺はRNC7の外見の美しさを愛していたが、それだけではない。
日常で使い倒すうちには、これからも傷は増えるだろう。
それでも大切に乗り続けていくことが、本当の自転車愛なのだと。

----------------------------要点をまとめます----------------------------

【剛性について ~LOOK 586 UDとの乗り比べを経ての雑感~ 】

剛性はやはり低いです。
それはアンカーのパンフレットにも載っていて、わかっていたこと。
改めて「こんなにやわらかかったっけ?」
と思うシチュエーションは、平地で下ハンダンシングで全力で加速するような場面。
それと下り。
しなりを感じるというのもそうなんですが、何と言うか自転車全体がよく動く印象です。
下ハンダンシング加速で40km/hを超えるあたりから特にそれは顕著で、
不安定さ、不安感を感じるほどです。
いつの間にか、LOOK 586 UD のガッシリした安定感に慣れてしまっていたから、より顕著に感じるのだと思います。
あと、この不安定感はハンドルも影響しているでしょう。
RNC7完成車についてくる26mm径のハンドルはオーバーサイズを見慣れた目には頼りなく見えます。
   
参考資料:左の写真がRNC7、右の写真がLOOK 586 UDのハンドルまわり

剛性が低い。
しかし私にとってそれをデメリットとして感じるのは非常に限られた場面ですし、
そもそも時速40km/hなんて単独で維持できるのはほんの数十秒です。
マイペースでのぼるのであればヒルクライムでもそう大きなハンデではありません。

初心者である。
体重が軽い。
急加速、急制動をあまりしない。
下りやコーナーを攻めない。
マイペースの上りが好き。
身体に痛いところがある。
時間を競わない。
今乗っている自転車で、やわい、力が逃げる、という感覚がない。わからない。

これらの要素が多く当てはまる人ほど、剛性の低さがデメリットになりにくいだけでなく、メリットを長い時間享受できると思います。
冬場の私が、まさにこれです。
積雪のため、あまり山に行くことができない。
そのため、平地でのLSD(もしくはそのちょっと上の強度)が走行時間のほとんどを占める。
その練習タイムがちょっと縮もうが、どうでもよい。
また、寒さにこわばった体には、ちょっと剛性が低いくらいの方がありがたいし、けがも減るでしょう。
ゆえに、12月半ばに練習コースの山が積雪したのをもって、私は LOOK 586 UD を封印し、RNC7に乗ることにしました。
デメリットよりもメリットの方が大きいからです。

【重量について ~ 軽い自転車ほど乗り手を選ぶ ~ 】

ある激坂での出来事ですが、初めて上る坂でLOOK 586 UD で足をついてしまいました。
脚力はまだ余裕があったのですが、前輪が持ち上がりそうになり落車の危険を感じて足をついた、という状況でした。
思うところがあり、それを試してみたくて、後日 RNC7 で再チャレンジ。
さらに後日R500を履きフラットペダル化した GIOS AIRONE でも挑戦し、重い自転車のほうが安定して脚力を推進力につなげやすいことを確認しました。
とくに鉄フォークを入れた GIOS AIRONE の安定感は白眉で、ケイデンスは落ちてもじっくりとペダルに力を入れ続けることができる安定感が心強いことこの上なしでした。

しかし、お気に入りの軽量カーボンバイクである LOOK 586 UD が激坂で遅れを取ることにまだ納得がいかなかった私は、何度かの試行錯誤の末、なんとか LOOK 586 UD での登頂にも成功、その速度は重い自転車たちよりも「速かった」。

つまり、速度という面から登坂性能を見れば LOOK 586 UD に軍配が上がったわけで、要は私のテクニックの不足です。
もう少し具体的に言うと、軽い自転車ほど、前輪に加重するのが難しかった。
重量が軽いほど、重心を前に移動しなければならず、すると後輪の加重が抜け、ペダリングトルクに抜けが生じやすくなる。
重心移動のテクニックと、きれいにペダルを回す技術を高いレベルで要求されているのを感じました。
それは軽量な自転車が激坂以外でも私の気付かないところで気付かないうちに何らかのテクニックを要している可能性と、
またはその「何らかのテクニック」が私に不足しているがために、知らないうちにいくばくかの非効率を被っている可能性を示唆しています。
LOOK 586 UD にすっかり慣れた今でも、私は平地、強風下の走りではRNC7のほうが走りやすく感じるのですが、その理由はこのあたりにあるのではないかと思っています。

【総評】

どうやら重量・低剛性の自転車は「やわい」「重い」「レースで使えない」と言って切り捨てられない魅力をいまだ持っているな・・・と、自転車の奥深さに思いをはせる今日この頃です。

「Q1.RNC7ってレースで使える?」
高速コーナー、アタック、スプリントのあるレースには向いていません。
ヒルクライムレースなら可。でもそれは「アラが目立たない」という話であって、レース機材として積極的に選ぶものじゃないです。

「Q2.RNC7のいいところって何?」
外見。
これは冗談でも皮肉でもなく、自転車乗りにとって自分の愛車に惚れこむ事ができるのは重要な性能です。
「気に入っていれば走行距離が伸びる」と考えれば、長い目で見ると最重要性能かも。
逆に言えば、外見が気に入らないなら別の選択肢はたくさんあると思います。

走行性能で言えば、レース機材として不利な要素を持つ鉄を素材に使いながら、
走行性能をあまり犠牲にしていないこと。
犠牲にしている部分が、私にとってはあまり体感できない部分であること。
その犠牲と引き換えに、乗り心地がよく疲れにくいこと。

「Q3.もし時間を巻き戻せるとして、またRNC7を買う?」
買います。

価格評価→★★★☆☆
評   価→★★★★☆
年   式→2009
実測重量 10kg(ペダルあり、サドルバッグあり、ボトルあり)

   
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モンベル ピークドライシェル  (レインウェアー)  2024-2-25 18:04  kotarou
SELLE SMP HELL  (サドル)  2024-2-16 5:04  NUCCkoho
CATEYE CC-RD310W STRADA Slim  (サイコン・GPS)  2024-2-16 4:11  NUCCkoho
SHIMANO RS-010 CL  (ロードホイール)  2024-2-16 3:04  NUCCkoho
[REAR] CATEYE TL-LD810 ViZ300  (ライト)  2024-2-13 14:36  rinrey
BLUELUG Brass Spacer tapered / 5mm (1 1/8インチ用)  (コラムスペーサー)  2024-2-7 13:37  assin5
[FRONT] CATEYE HL-EL083RC AMPP300  (ライト)  2024-2-5 14:31  rinrey
SWIFT INDUSTRIES × BLUE LUG Caldera Bandito  (フロント・ハンドルバーバッグ)  2024-2-2 10:39  assin5
[レンチ&スパナ] ベッセル レインボール L型レンチ 9本組 No.8909BP(8900BP 9本組)  (工具)  2024-2-1 16:32  assin5
[REAR] Knog BLINDER LINK RACK  (ライト)  2024-1-24 3:28  rinrey
WORKMAN ユーロリブグローブ  (グローブ)  2024-1-24 0:39  rinrey
BRIDGESTONE ロングレッド  (その他のパーツ)  2024-1-18 22:09  ensoniq_mr76
[携帯工具] TOPEAK Ratchet Rocket Lite DX  (工具)  2024-1-15 10:47  assin5
[その他] ARAYA FED (ARAYA Federal)  (フレーム・完成車)  2024-1-14 13:29  ensoniq_mr76
Carradice Duxback Poncho Super  (レインウェアー)  2024-1-10 11:08  assin5
NITTO B614 LOSCO BAR 540mm  (フラットバーハンドル)  2024-1-9 13:38  assin5
OAKLEY FLAK2.0   (サングラス・アイウェア)  2024-1-7 15:08  500miles
MINOURA DSスルーアクスルアダプター2  (ディスプレイスタンド)  2024-1-1 17:20  500miles
XOSS G+  (サイコン・GPS)  2023-12-27 17:10  teddybear
SHIMANO SH-RC300 RC3  (シューズ)  2023-12-17 0:22  hipparidonky
URSUS JUMBO DOUBLE STAND 29/700C  (バイクスタンド)  2023-12-13 10:14  assin5
RIVENDELL S-2 BAR END SHIFTER  (シフトレバー)  2023-12-8 14:04  assin5
[FRONT] CATEYE HL-EL160  (ライト)  2023-12-4 13:09  ghk
Sim Works × GSC SMOG Cutter Bar 530mm  (ドロップハンドル)  2023-12-4 9:33  assin5
ESGE ダブルレッグスタンド  (バイクスタンド)  2023-12-1 17:07  assin5
Santic 防寒グローブ  (グローブ)  2023-11-27 19:57  ryodon
RIVENDELL 天然コルク グリップ  (グリップ)  2023-11-24 12:37  assin5
Rapha メリノ レッグウォーマー  (ウェアー小物)  2023-11-23 12:09  ryodon
Dia-compe DIATECH MX-2 BL SPECIAL  (ブレーキレバー)  2023-11-20 13:11  assin5
グリーンオーナメント 自転車ベル Ring2(セリア)  (100均)  2023-11-18 1:22  rinrey
昭和インダストリーズ チェーンガード ナチュラルウッド(ウォルナット)  (その他のパーツ)  2023-11-17 12:54  assin5
OGK KABUTO FM-X  (ヘルメット)  2023-11-16 14:20  rinrey
SHIMANO XC502  (シューズ)  2023-11-14 9:26  Motchie
NITTO NJ-89 120mm  (ステム)  2023-11-13 10:43  assin5
昭和インダストリーズ フロントバスケット +専用マウント  (キャリア)  2023-11-7 10:59  assin5
Paul Component Motolite Sping  (Vブレーキ・カンチブレーキ)  2023-11-2 9:39  assin5
VELOCI ROLLCII 13   (クランク・チェーンリング)  2023-11-1 15:47  assin5
NITTO MT-32  (ステム)  2023-11-1 11:08  assin5
NITTO B353 NEW BOSCO BAR  (フラットバーハンドル)  2023-11-1 10:15  assin5
BL SELECT sail twine (hall)  (バーテープ)  2023-10-21 16:03  assin5
TANGLEFOOT wool blazer handlebar warp  (バーテープ)  2023-10-16 17:14  assin5
CATEYE CC-GPS100(Air GPS)  (サイコン・GPS)  2023-10-13 10:15  OYAJI-METAL
Sim Works × Nitto Wild Honey Bar   (ドロップハンドル)  2023-10-11 15:17  assin5
SHIMANO DURA-ACE SL-BSR1  (シフトレバー)  2023-10-11 3:26  PHILLY
TRP Eurox Magnesium Cantilever Brake  (Vブレーキ・カンチブレーキ)  2023-10-11 1:42  PHILLY
[CX] FOCUS MARES AX 4.0  (フレーム・完成車)  2023-10-10 23:38  PHILLY
BERTHOUD leather bar tape (brown)  (バーテープ)  2023-10-10 18:29  assin5
勝星産業 HOTゴムライナー 裏起毛  (グローブ)  2023-10-10 13:36  ghk
[WO] SOMA SHIKORO 700 × 28C BLACK/BROWN  (ロードタイヤ)  2023-10-10 9:36  assin5


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