購入価格 ¥14.800(@ヨドバシAkiba)
mascagni氏がレビューしたバッグの他に、デザイン違い・サイズ違い・カラバリなどでかなり種類がある、Bianchiメッセンジャーバッグシリーズ。
日本のセレブレ(
http://www.celebre.co.jp/)という会社が企画・生産をしている。
ちなみに工場は中国のようだ。
サイズは37×24.5×13cm(タグ表記より)。
楽天やamazonなどでも良く見かけるデザインだが、決定的に違う点がカメラインナーケース内臓タイプであるということだ。
カメラアクセサリーで有名な、エツミが販売するバージョンであるらしい。
ベルクロによるコンパートメント分けが容易で、最大3部屋まで作れる。
一眼デジ本体、レンズ1本ずつ、なんていうのが本来の使い道だろう。
だが、メッセンジャーバッグにカメラバッグのシステムを取り入れることによって、中身をすっきり整理することが可能になる。
例えば、このような感じだ。
なぜこういう製品が生まれたのか、というと俺が一枚(いや、0.1枚くらいかな)噛んでいたりする、かもしれない。
以下、壮絶にチラ裏。
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時を遡り、2008年11月07日。
サイクルモード2008の会場で、Bianchiブースを訪れるも「展示車=試乗車」という当局のやる気の無い対応ですっかり空っぽ状態。
失意の元、立ち去りかけた俺の目に留まったのは、ブースの壁の片隅にかけられたメッセンジャーバッグたちだった。
ビアンキのバッグが出るのか、どれどれ…と鞄好きの血が騒いで色々とっかえひっかえ見ていると、
責任者と思しき初老の方から「よければ意見を聞かせてください」と声をかけられた。
そこで忌憚無く思ったままのことをブチまけたのである。
ダメだ、買う気にならん、と。
まずデザインが俺の中でありえなかった。
これが試作品の画像だ(携帯で撮影していた)。
色の配色の意味が良くわからないし、安っぽいテレっとしたビニール素材。
由緒正しいブランドカラーのチェレステはどこへ行ったのだ。
「これ、誰に向けて、どれくらいの値段で売るつもりですか?」
と聞いてみると、7000円くらいで、ファッションに興味のある人たちにも買って欲しいとのこと。
狙いが定まってない感があったので、まずバッグとしての使いやすさを徹底的に突き詰めて欲しい、と伝えた。
メッセンジャーバッグは、肩がけズタ袋といい言い方がふさわしいくらい、中のものを整理しようという発想がないように思える。
気の利いたポケットがいくつかあるほうが、使う人間にとってはありがたい。
特にファッション感覚で使う人にも訴えかけたいのならば、デザインと使い心地をシッカリしないと飽きられてしまう、というようなことを申し上げた。
個人的な意見ですが、と前置きして
*シンボルカラーのチェレステは大事にして欲しい。黄色とピンクはカラバリとしてあり。
*キーストラップをつけて欲しい。
*クロスストラップ必須。
*インナーポケットが最低二つ。ビジネスバッグのようにペンホルダーがあると便利。
*マジックテープで中の仕切りを自由に変えることができ、整理できると最高。
*ショルダーパッドがあると嬉しい。
*以上を満たせば1万円オーバーでも欲しい。クオリティの高いものにして欲しい。
という要望を申し上げ、頑張ってください、とエールを送って立ち去ったのであった。
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で、2009年の4月ごろ、雑誌やネットでビアンキメッセンジャーバッグの情報が出回るようになっていた。
とうとう発売されたのか、嬉しいな、良かったな…と思っていたのだが、中の仕切りに付いてはオミットされてしまったのか、残念だ…
と思っていた。それでイマイチIYH心が疼かなかったのだ。
でもアレだけ言いたい放題して買わないのは義理が悪いし、一個買っとかなきゃいけないか…などと思っていたら、ヨドバシAkibaのカメラバッグコーナーで発見したのである。
すべてが俺の理想どおり。
ちょっと感激してしまった。
ちなみに、インナーケースはすっぽりはずすことも可能。
別売りのショルダーパッド(黒×チェレステ ¥2.480)を組み合わせてみた。
もともと付属していた真っ黒バージョンは別のバッグにつけて有効利用w
普通の荷物を入れるも良し、お気に入りの一眼レフカメラに予備レンズもつけて出かけるも良し。
このコンセプト、なかなかいいと思うんだけどどうでしょう?
価格評価→★★★★☆(ナイロン100%の割には)
評 価→★★★★☆(防水性能考えてたらパーフェクト)