購入価格 ¥4,500
日本でも最も長く現存する公道レース。関西圏では大変有名という話を聞きつけ、参加者中おそらく一番遠い地方から単騎参戦。出走はC2。
C2は「一般上級」という枠組みですが、出走者の中には明らかな実業団登録選手がちらほら。最上級クラスのC1は愛三なんかのフルタイムプロがでるので、このあたりは納得。一般、という言葉に惑わされて軽い気持ちでエントリーしたりすると、予想以上に厳しいレースになること必須です。
コースは平坦基調で、九鬼ヶ坂だけが坂らしさか。ただ標高でせいぜい100mくらいしか登らず、平地系の選手が気合で登りきれる程度。クライマーが有利、ということは全くありません。上位を目指すならむしろ九鬼ヶ坂を先頭付近で登り切って、下りを含むゴールまでの2kmくらいを全力で走ることが出来る走力が求められます。
ゴール手前500mはゆるやかに左右に曲がりくねっており、ゴールを見据えたスプリントは非常に難度が高いです。上位を目指すのであれば最終コーナーは先頭、最悪5番手くらいでないと「まくり」は厳しいかと思います。
今年のC2は落車祭りで、とにかく危なかったです。こういうことをいうと反感買うかもですが、ふらふら走ってる人が多かったように思います。危険回避のため、前方で走ることを「強く」オススメいたします。あと、1クラスあたりの出走者の数が多すぎなのではとも思いました。もう少しクラスを細分化しても良いのではと思います。C2は最後の勝負どころの九鬼ヶ坂に入る段階でもかなり人数が残ってましたが、先頭集団以外だと出走者の半分?1/3?くらいが足切りになっていたようです。C2はクラス内で選手の走力の幅がありすぎと感じました。
大会運営は、他の大型レースに勝るとも劣らない素晴らしい出来栄え。美山の地元の皆様が総出で大会を支えていることがずい所で感じられ、アットホームな雰囲気の中にしっかりした伝統・歴史を感じることが出来ました。運営については全く文句はありません(トロッフェバラッキで不幸なトラブルあったようですが…)。
<遠方から参加をご検討の方>
大阪空港/関西空港/新幹線+レンタカー利用で、バッチリ参加可能です。
<勝つためのポイント>
・最終周の九鬼ヶ坂は先頭付近でクリア
・最後のコーナーは5番手以内で突入(絶対)
・コンパクトクランクだと、リアは11T必須。当日、最速75km/hでした。
価格評価→★★★★☆(←しっかりした運営です、妥当な参加費だと思います)
評 価→★★★★☆(←出場者過多による落車頻発がですねぇ)
<オプション>
年 式→2013年
カタログ重量→ 歴史の重みを感じました。
*写真はゴール手前100mくらいのところです。曲がったまま突入してます。進路をきちんと考えてスプリントしましょう。集団でもつれ込むと大変危険です!あと、実際のゴールは係員の方が立っている、センサー感知のラインです。横断幕のところじゃないです。