夏の山サイクリングは雷雨を見越して午前中が勝負ですが、この日(8月20日)は曇りで雷雨の心配はなさそう・・・というわけで昼間に走り始めて、栃木県日光市の霧降高原を裏から目指します。
(ルートは上のレビューと同じ)
がしかし、標高を上げていくと、800m付近で雲の中へ。
登坂中は霧雨が気持ち良いのですが、全く何も見えず、トホホな気分。
標高1000mあたりで霧降高原道路に合流すると、濃霧ながらも路面は完全にドライとなり、快適に上り続けて・・・1300mあたりで明るくなり、雲の上に出ました。
最高地点の六方沢橋は1460m程度の標高ですが、ご覧のとおりで雲の上。下界は見渡す限り曇天のようです。
で、東向きの谷に架かるこの橋。時刻は13時45分ほどで、雲間から夏の太陽が顔を出し始めて一気に明るくなってきました。というわけで眼前の雲も白く輝き始めます。
・・・橋の下に眼をやれば、霧に浮かぶ自分の影と虹色の同心円が・・・。
まさかこんな夏の真っ昼間の太陽が高い時間にブロッケン現象を見ることが出来るとは思ってもいませんでした。谷間の木々の緑を覆う霧に、橋と自分の影が映っています。右下の半円の中心が自分。さすが橋の上!(吸い込まれないように注意)・・・でもあとでPCで画像を見たらショボかった。
というわけで、濃霧でひどい目に遭うだけかと思いましたが、思わぬ自然現象を目撃した夏休みの午後でした。
評 価→★★★★★