購入価格 ¥8820(前後)
今まで使っていたユッチンソンのアトムコンプ(1本190g)よりも更に軽いタイヤを使いたいと思い、地元タキザワサイクルで10%オフのセール時に購入。
まずは重さを量ってみます。デジタルではなく普通の量りなので少し見にくいですが…
2本ともカタログ値の135gと比べて誤差があるものの、2本とも重量が同じで個体差がないので、品質は良いのだと思います。
カタログ値と実測値で15gも誤差があるとはいえ、前後で300gなら通常のクリンチャーの練習タイヤの1本分、決戦タイヤと比べても前後で100g近くは軽くなっているのですから、相当な軽量化になります。
装着してみての感想を。同時に装着したチューブはマキシスのフライウェイトです。
一番最初に際立って感じるのは、やっぱり漕ぎ出しの軽さです。
足回りの軽量化はリム外周に行けば行くほど効果が高くなる、という話を聞いたことがありましたが、アトムコンプと比べても圧倒的に走りが軽くなります。
特にヒルクライムでのアドバンテージは特筆すべきもので、200g以上ある決戦タイヤと比べると、登りでギア1枚分重く出来そうになるくらいの走りの軽さが体感できます。
チューブラータイヤ並みの気圧を入れることができるため、高圧で空気を充填すれば更に軽くなります。
グリップ力や耐パンク性も軽量タイヤとしては高いレベルにあり、普段履きに使うには厳しいですが、決戦で使うには十分な性能です。
デメリットを挙げていくと、まず乗り心地はあまりよくないような気がします。
自分の体重が軽い(56kg)ことと、気圧を高めに入れているというのもあると思いますが、快適性は高くないような気がします。
次に、グリップ力は高いと上に書いてありますが、タイヤが細く、完全なスリックタイヤなので、コントロールは結構シビアです。
ヒルクライムイベントの下山くらいのペースなら問題ないですが、ロードレースのようなハイペースの下りやコーナリングとなると、ある程度のテクニックがないと安定しません。
まとめると、ヒルクライム専用、という位置づけのタイヤに近いと思います。
軽さを生かして、軽量なクリンチャーホイールと組み合わせて使えば、ヒルクライムでは大きなアドバンテージを得られます。
慣れの範囲で普通に使うことも出来るとは思いますが、あまり自分としてはおすすめできません。
テクニックのある程度ある人なら路面状態が良く登りの多いサーキットコースや、クリテリウムで使うのも良いと思います。
価格評価→★★★★☆(普通に買えば★3つ)
評 価→★★★☆☆(自分的には普通に使うには慣れとテクが必要)
<オプション>
年 式→2012
カタログ重量→135g(実測重量150g)