購入価格 ¥貰い物
初ロードが組み上がるまでは、妄想パンパンの頭デッカチになっていました。
「触覚なんてかっこワりい」
「親指シフトなんて絶対にヤダ」
「最低でも105以上じゃないと」
予算もないのに何でこんな偉そうだったんだか、誠にサーセーンw
実際にSTIを5600→5601→5700と使ってみると、5700のシフトタッチに耐え切れず、すぐにまた5601に戻してしまいました。
5700のガシャガシャとした、あの精密さのないガサツなタッチは期待が大きかっただけにショックでした。
今はもう、普段使いの自転車であれば、まともに動くもんならというか、楽しく乗れるんなら何でもいいとすら・・・w
もちろん、デュラなんて要らないとか言うつもりはサラサラないです。
さて、そんな私が朽ちかけたMTB再生のついでにドロップ化を考えていましたら、知り合いが3×9速のST-3400をくれました。
まだレストア前の仮組み状態なので、アウターの長さだとかフォークの錆なんかは目をつぶっといて下さいw
肝心のSTIですが、レバーの質感の安っぽさ、これはもうちょっと何とかならなかったもんですかねw
5700のブラックの安っぽさにも萎えましたが、これは上位グレードとの差別化のためにワザとやっていたのかな? というのは勘ぐり過ぎでしょうか。
しかしまあ、ホントに安いわけですからその辺は仕方ないっちゃあ仕方ない話なんですが、驚いたのはシフト操作を試してみた時
「親指シフトってどんなかなぁ」
と初めて動かしてみると
「あれ・・・・・壊れてる?」
いえ、壊れてはいませんでした。単に私の知識不足でした。
ブレーキレバーでの巻き上げ時は、「カチッ」という音と手応えがあるのですが、親指シフトボタンを押した際には、それが全くありません。感覚的には空打ちに似ているかと思います。
それが私の誤解と気付かせてくれたのは、存在価値を認めてもらえる事の少ないシフトインジケーターでした。
親指シフトボタンを押しても感触はクニュクニュとして全く手応えはないのですが、インジケータは1つずつちゃんと動いています。
おお、今までこんなの要らないと思っててゴメンねw
実際に取り付けての操作でも、何も問題なく動きます。
適当に調整しただけの仮組みですが、けっこうカチャカチャと決まります。
私の一番好きな、フロントをアウターに乗せる時の感触も中々に気持ちが良いです。
親指シフトにはまだ慣れてはいませんが、ブレーキをかけながらフロントをインナーに落としたりも出来ますし、右手の連打でリアを一気に上げていく事も出来たりします。
上位グレードのような所有欲が満たされる質感もなければ、タッチの繊細さも足りません。耐久性も高くはないでしょう。
しかし、その辺の気にならない人にとっては、必要十分な機能と性能は備えているかと思います。
個人的には、ちょっとした掘り出し物を見つけた気すらします。
価格評価→★★★★★(現在の中古相場はかなりお得)
評 価→★★★★☆(さすがシマノ)
<オプション>
年 式→
カタログ重量→ g(実測重量 g)