購入価格 ¥500くらいで60個分くらいの具が作れる(小麦粉・塩は家にあるでしょ)
餃子も皮が小麦粉と言う点では「カーボローディング」の対象だ。かなり無理やりなこじつけだがw
本場中国の方々は餃子+ライスなんて食べ方はしない、と言う辺り、米と同等の炭水化物的主食と言える。
ま、「カーボローディング」と言う点ではうどんやスパゲティに効率的にはかなわない。
が、餃子がうどんやスパゲティに比べて上である点として、具に如何様なものでも巻き込める点がある。
すなわち、肉・野菜等をバランスよく封じ込めることが出来る「料理」なわけだ。
レース前等ではない日常の食事として、単品で完結できると言う点では、こちらの方が間違いなく優秀。
「俺の考えでは餃子は完全食になると思います」(某新聞社男性記者)
特に、水餃子は美味い。本来餃子と言えば水餃子と言うのは良く言われる話である。
茹でたそばから食わないと皮がダレていくのが難点で、それ故店では焼き餃子が流行した経緯があるとか。
個人的には焼きも水も大好きだが、焼き餃子はなかなか技術が必要で、家で確実に美味しく食べるには水餃子の方が良い。
つるつると入っていくところが又宜しい。絶対に焼き餃子よりたくさん食える。
ダレさせない為には即食えば良いのだ。
つまり、食卓に鍋を載せて、目の前で必要な分を茹でて食する、を継続すれば良いのだ。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ただ、この水餃子、現在の一般的な市販の皮では薄すぎる。
それが故、ダレやすくもあるのだが。
このような皮で作るのはおすすめできない。
「女将を呼べッ!!」(芸術家・美食家)
と言われてしまうかもしれない。
最近は、水餃子用の厚手の皮も売られているが、一番良いのは自分で作ること。
何、餃子の皮なんて簡単なものだ。
薄力粉に片栗粉少々を入れ、濃い目の塩水を少量ずつ加えて、少量の片栗粉で打ち粉しながらこねていけば出来上がる。
こねた塊の固さは耳たぶくらい。
あとは、均等の棒状に伸ばし、同じ長さに切って麺棒で丸く平らに伸ばせば良い。
麺棒は、まぁでかいやつでもいいが、お菓子作りなどに使われる小さいのが良かろう。
小麦粉は中力粉でも強力粉でも出来る。その場合は片栗粉は抜いた方がいい。
具は好きなものにすれば良い。
自分が作るのは、豚挽肉+白菜+椎茸+生姜。
あるいは、鶏挽肉+鶏なんこつ+玉葱+大葉大量ってのも美味い。
(自分はにんにくは絶対にいれないが、その辺はお好みでどうぞ)
刻みはスピードカッターを使っている。肉もこれで擬似的に挽ける。
なので、上記は豚は切り落とし、鶏は通常のモモ肉。豚はそのまま、鶏モモはカットしてスピードカッター行き。
挽肉買うより安いし、ぷりぷりした食感が味わえるし、何より美味い。
海産物も美味しい。海老を荒く刻んだもの+大葉+少量の片栗粉なんてぷりぷりして美味い。
まぐろやかつおのアジのミンチにネギと少量のミソ、と言えばなめろう・さんが焼きの類だが、これも具としてオツ(但しこれは焼餃子用)
タレはお好きにすれば宜しい。
自分は醤油+酢でラー油は入れない。昆布ポン酢で食う時もある。
自分の知人には、焼き餃子の話であるが、酢のみ(但し良い黒酢)につけると言う人もいた。
鍋で茹でる際に、例えば水菜なんて一緒に入れて、餃子鍋として食感をそこなわないうちに食べれば、
「シャッキリ、ポンと舌の上で踊るわ!」(某新聞社女性記者)
なんてことになるかもしれない。
と書いただけでも様々なバリエーションが作れることに気づかれるだろう。
栄養バランスを取ることが出来るプチwカーボローディング食なのである。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
なお、このレビューは「水餃子を一気に作りすぎて途方にくれている」時に思いついた。
自分と奥方と息子で60個を、ダレる前に猛然と食わなくてはならず、相当に後悔した。
だって奥方は小食だし、息子は4歳だし。
次回からは自分で書いたとおり食卓に鍋で都度茹でて食うことにしよう。うん。
(なんと、レビューに名を借りた壮大な備忘録)
価格評価→★★★★★ 自分で作れば安くて美味い。
評 価→★★★★☆ カーボローディングと言う意味ではマイナス1。でも、ほら、「完全食」だしw