三ヶ島（MKS） Esprit-Ezy Superior

購入価格 ￥7,850

三ヶ島お得意の着脱式ペダルの最新バージョン。

Ezyシリーズは、着脱式ペダルと言う素晴らしいシステムを採用し、ペダルレンチやアーレンキー要らずの輪行を可能としている。

このEzy Superiorシステムでは、Ezyシリーズで固定に必要だったストッパーが不要になっている。
Ezyシリーズではストッパーを無くすことが結構多かったらしい。
三ヶ島本社では通販は扱っていないが、ストッパーに関してだけは特別に頒布しているくらいである。
それ故、EzyシリーズとEzy Superiorシリーズとの互換性は皆無となっている。

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実物を見てみよう。



自分は三ヶ島の他のペダルも使っているが、相変わらず金属の塊感がある。
しかも、仕上げは「美しい･･･」と言うほどでは無い辺りが三ヶ島クオリティ。
工業製品として十分な仕上げはされているのだが、装飾的な磨き上げはされていない、と言えば良いのか。

三ヶ島自身で最高峰ツーリングペダル！高級感！と謳うツーリングライトも所有しているが、これとて美しくて見惚れると言うほどの物ではない。
無論踏んで安心感のある物ではあり（全方位において厚みのあるアルミペダルだ）、実用的には最高峰の両踏みペダルだと思うが。

それはともかく、このペダルもがっちりとした安心感のあるものであり、踏み応えも十分。
ただ、三ヶ島独特と言うか、結構ゴリゴリしている。
ベアリングのアタリが強いセッティングにしてあると言うか。
三ヶ島ってみんなこんな感じだけど、これでいいんだろうかね？まぁ、回している時は気にならないんだけど･･･

くだんのEzy Superiorシステムの根幹がこれ。



白丸側のリングをスプリング抵抗を感じつつ押し回し、黒いボッチと合わせるとボッチ側に押すことが出来、ロックが外れ、ペダルシャフトが抜ける。
まことに簡便で確実な方法。

もっとも、その独特なシステムなのが邪魔をしてか、通常の厚みのペダルレンチを使うことは不可能。
これはEzyシリーズ、Ezy Superiorシリーズ共通。
使用可能なのは、三ヶ島で売っている薄手の輪行用ペダルレンチのようなもの、あるいは15mmのハブレンチ。



これは通常のペダルレンチを当ててみたところ。
厚みがありすぎて締め切れないのが分かる。



これは三ヶ島レンチ。



こちらはPark ToolのSCW-15ショップコンレンチ。



Ezy/Ezy Superiorシリーズを使う為にレンチまで買わなくてはいけないと言うのは本末転倒だ。
自分は元々上記のレンチを持っていたから良いが･･･
これに関しては、6mmか8mmアーレンキーで裏側から回せる構造を取って欲しい。
特に6mmアーレンキーなら、持っている人数も増えるだろうし、輪行時の何らかの際にも対応できるだろう（携帯ツールがあれば）

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バイク（今回はBrompton）にインストールするとこうなる。
いや、「こうなる」などと言うほどのものでは無く、至って普通のペダルだがｗ



Ezy/Ezy Superiorシリーズは輪行が簡単なフォールディングサイクルと相性がいい。
この写真のように、トゥークリップを装着していても、ペダルごと外せば簡単に輪行袋に入るというのはありがたい。
ペダルは別袋に入れてバックパックにでも放り込めばいいわけで。
あるいは適当な袋にでも入れて、輪行袋に引っ掛けておけば宜しい。

進化したEzyペダル。極めて正常進化であり、相変わらず輪行ペダルの王者と言える。
難点はちょっと高いことだろうか？

価格評価→★★☆☆☆　まぁ、数が出るものでも無いでしょうけど、些か高いかなぁ。
評　　　価→★★★★☆　4.5。無敵の輪行ペダル。ペダルレンチの件でマイナス0.5。

カタログ重量：414g（左右で）
実測：416g　間違いなく誤差。正確。


ちなみに三ヶ島では「ペタル」と呼ぶんですよね。何故かは三ヶ島も分からないそうです。
http://www.mkspedal.com/
から、「ちょっとひと言」の下の方、２）に書かれています。

購入価格 ￥8000ちょっと

上記mascagniさんのレビューを読んで購入。
この「スーペリア」システム、本当に便利。取り付けも簡単。
15mmスパナは自宅にあったので特に問題はなかった（15mmはカンパのブレーキキャリパー調整の必需品とも言えるので、カンパの人は持っている可能性が高いだろう）。

「ペタル」としての機能・性能は、ごくごく普通ながら質実剛健かつ頑強そう。非常に安心感があります。

価格は、「スーペリア」システムの付加価値を考えても若干高いような気がします。
現在三種類ある「スーペリア」シリーズ、もっとバリエーションが増えるとさらに嬉しい。

お気楽輪行派にはFD-6とこのsuperiorタイプのどちらかが便利でしょう。

価格評価→★★☆☆☆
評　　　価→★★★★☆

購入価格 ￥

EZYでリングなしだと登りとかで外れる。
残念ながらリングを使うと出先で簡単に外せない。
でsuperior。

どちらの方式にしても大昔から使われている
エアコンプレッサー用のカプラーそのままである。
EZYが標準タイプ、superiorがワンタッチタイプ。
三ヶ島としては単に方式を利用しただけで、
アイデアを生み出したわけではない。
で、この価格なのはパテント料とか掛かるのかも知れん。
かなり古い仕様だけど。

superior便利だけど、逆に知っていれば簡単に外せる。
駐輪するときは、ちょっと心配。
ワイヤーを後ろホイールからフレーム、サドル、前ホイールと通して・・・・・・。
もう一本ワイヤーを準備して、右ペダル、フレーム、左と通して地面とどう繋ごう
と、気にしだしたら駐輪できない。
ま、盗むとしたら、欲しさよりもいたずら心でしょうが。


価格評価→★★★☆☆(便利さのためにここまで払うか）
評　　　価→★★★☆☆(便利と安心はツーペイで）
＜オプション＞
年　　　式→
カタログ重量→　g(実測重量　g)

購入価格 ￥7000ぐらい

フォールディングバイク用に購入。



EzyとEzy-Superiorの違いについては事前に調べており、どう考えてもEzyを買う理由はないので事実上Esprit一択だった。重量とサイズのバランスが一番良いのがEspritのように思う。



ベアリングハウジングが引っ込んでいるお蔭で自然な踏み心地になっており、濡れても滑りにくい。また、Promenadeのようにケージが分断されていないため、変形にも強い。EzyではないPromenadeを使っていた事があるが、あちらはサイドまでプレートが無いためぶつけるとすぐ変形してしまうという欠点があった。

幅は十分にあるため踏みやすいのだが、靴によっては鳴きが発生する事がある。どこが擦れているのか踏み方を変えながら探ってみたが、真ん中のハウジングの部分と擦れているようで、割とどこを踏んでも鳴いてしまう。私は相性の悪い靴は避けているのだが、人によってはかなり気になるかもしれない。表面がもっとザラザラした質感なら音鳴りは発生しにくいので、時期モデルが出るなら梨地にして頂きたいところだ。



取り付けは最早周知の事実だが、薄い15mmのスパナしか使えないので注意が必要。私は丁度Wiggleで完成車を買った時に付いてきたペダルレンチを使用した。薄くてチープなペダルレンチなのだが、流石にコーンレンチと比べると長く力が入りやすい。一昔前まで単品でも入手可能だったように思うが、先程見た限りでは見つからなかった。一応三ヶ嶋から純正ペダルレンチが出ているが、Park Toolのコーンレンチのようなしっかりしたスパナがあれば別段購入する必要は無いように思う。



外すとこんな感じになっている。元々うっすらグリスが塗ってあるが、1か月目ぐらいで外してみると黒っぽくなっていたので、輪行等で外さなくても定期的にメンテナンスした方が良さそうだ。接合部分は全くガタが無いわけではないのだが、乗っていて感じられるほどでもないため特にストレスは無い。少々Ezyシステムの動作が渋いように思うのだが、そこまで頻繁に外さないので実用上では問題ない。ただ、価格が価格なのでもう少し片手でスムースに着脱できれば満足度は高いだろう。


私はBromptonに使用しているが、左右で全く形が違う純正ペダルに比べると随分と踏みやすくなった。折り畳み時のサイズもほとんど純正と変化が無く、若干重くなった事を除けば満足している。ただ、私の場合は比較的クラシカルな車体だったからデザインの違和感はなかったが、Dahonのようなもっと現代的なデザインの車体だと合わないかもしれないので、ケージだけでもカラーバリエーションを用意して頂きたいところだ。　


価格評価→★★☆☆☆(数が出ないとはいえ、高い）
評　　　価→★★★★☆(細かい欠点はあるが、概ね満足）