SWISSSTOP Flash-Black

購入価格 ￥2600前後@イトイサイクル

R55C2との比較。

優
･有名ですが、ウェット時の制動力。緑でなくともこの黒で普通に止まれます。土砂降りの鈴鹿でも当たり前に効いた。逆に慣れが必要。
･優れた制動特性。立ち上がりが急激なR55C2とは対極な感じで、握れば握る程効く。カンパブレーキってこんな感じなんですかね。
･ドライ時の制動力もR55C2と遜色ない。

劣
･高い。高過ぎやしないか?R55C2(約1400円/1台)の倍の金出して買うだけの価値があるかどうか、悩む。「BBB テックストップ」が出てきた今、「雨の日も走る、自転車は毎日掃除するよ」って方以外にはSWISSSTOPの優位性はない。
･R55C2が10000km持った(結局、劣化が心配になって外した)のに対し、黒は3000km持つかどうか。普通の乗り方なら、多分もっと持つと思われますが･･･(私の場合、自宅-学校:約11km、通学は勿論、部活での練習やツーリング、レースにも使用)
･溝みたいなのが超浅い。溝じゃないだろ、これ。
→カッターで溝を新造しました。堀る時は深く、なるべく排泄物(笑)を掃ける感じ、形はお好みで。
･R55C2(C3も?)程ではないにせよ、排泄物を垂れ流す。なお雨天時の減りは速め、雨のTOKYOエンデューロでは取り敢えず持ってくれた。

総評
かなり高価ですが、私のにとっては使う価値は十分にあります。当分の間はこれを使い続けるでしょう。BBBはブレーキダストが多い気がするし、もうデュラシューには戻れない。あと、ウェット時の制動音は静かです。

「雨でも怖くない」は本当だった。天候は関係ない、寧ろタイヤの性能が重要。もしこのシューで止まり切れない場合は、単なるスピードの出し過ぎ。

価格評価→★☆☆☆☆(ゴム塊とは思えない価格）
評　　　価→★★★★☆(耐久性と溝の件で-1、オールラウンドシューの定番とな･･･らないですよね）

購入価格 ￥2,520(一台分)

デュラ7900からの交換です。デュラ7900を使用しているときは、２倍近い値段から敬遠していたのですが、ある機会に乗った自転車のブレーキの利きに感動。swiss stopのシューを使っているとのことだったので、ダメ元で購入してみました。

組み合わせは、スケルトン時代のコーラス。
感想は、「すばらしい」に尽きます。趣味の自転車ということもあって、使用しているリムは、クラシックな薄リム。リムサイドの加工もされていません。にもかかわらず、電子制御されているのではないかと感じるほどの、正確なブレーキの利きには感心させられました。
剛性の低いクロモリフォークということもあって、デュラ7900のシューを使用しているときはビビリや鳴きが発生していたのですが、交換後 そのようなことは一切なくなりました。ブレーキレバーの握りに対し、急に制動力が増すなどということがなく、握った分だけ利くといった感じです。街中で、引きずるようなブレーキングでスピードコントロールするときなど、心地良いほど滑らかです。
セットのしやすさも良し。セットした状態で上面から見ると、ブレーキシュー自体が微妙にアーチを描いており、トーインの角度をシビアに調節しなくても性能に変化は感じられませんでした。

逆に、ゴムの減りは早いように感じます。触っただけでもわかるほどの柔らかさからくるものでしょうが、それなりに交換が必要になりそうです。また、汚れもそれなりに多いような気がします。ブレーキ面の小さな傷などは、すぐに黒くなるのでご注意を。

価格評価→★★★★☆　二個単位で販売してほしかった。
評　　　価→★★★★★　この安心感が2,520円で買えるのなら。

購入価格 ￥2600 （2011wiggle価格、ホルダーセットの付属品）

緑はカンパリムとの相性が悪いので黒を購入。
当時たまたまホルダーとのセット品が安かったのでついでにという感じ。
ちなみにカンパのDスケルトンで使っています。

メーカーとしては中庸でドライ向き、リムへの攻撃性が少ないという設定です。
立ち上がりはソフトで直線的。非常にコントローラブルで、さすがブレーキパッド屋だなと
感じさせるフィーリングです。これはハマる。

ドライ向きとはいえウェットも考慮されており、ドライでもウェットでも素直に効きます。
絶対的にはリムとの相性が良ければ緑の方が勝つのですが、黒でも止まれます。
相性はあり、マビックやキンリンなら効くけどカンパリムだとすごく効くって感じはないかな。

難点は減りが早いこと。当て効き癖が無くてシューの減りが少ない人なんですが、黒はすさまじく
減ります。通常のシューなら12000km持つところが、黒はせいぜい4000kmがいいとこ。
掃除を放っておくと車輪やフレームがブレーキダストで真っ黒になっていきます。

それよりこちらの方が問題かも。
リムへの攻撃性が少ないというのが一番の売りですが、無茶攻撃します。
不注意でゾンダのリムに0.1～0.15mm程度の深い傷を作ってしまったのですが、これが僅か
3000kmで消えてしまいました。実際にアルミに傷を作ってヤスってみたら分かると思いますが、
これは相当激しく削っています。しかも相手はカンパ最硬のゾンダリム。

攻撃性の点が怖くなってフロントからは退役させ、リアのみに使うことにしました。
まぁ緑も言うほどウェットで効くわけではないし、黄色は深刻な焼け問題を有したまま売り続けて
いたし、スイスストップの触れ込みは話半分で聞くのがいいと思います。
でも摩耗の早さと攻撃性に目をつぶれば同社史上最高のバランスを持ったシューではないでしょうか。
なにせ古いロットなので、今現在のもので攻撃性が改良されていたら即買いかな。

価格評価→★★★☆☆　摩耗を考えると高い
評　　　価→★★★☆☆　攻撃性が…