えい出版 カンパニョーロ完全読本
購入価格 ¥1500(ただしショップのポイントで)
結構こういう本を馬鹿にしているので(オールカタログ系とかは誤植も多く、資料価値がないから、、、)ですが、楽しめました。買ってみるもんです。ただし、昨年購入した本なので今年も同じものがあるかはしりません。内容をみてみます、
最新パーツの紹介: 代理店のカタログは今イチ情報不足なのでこういう形式でパーツの仕様が掲載されている方が個人的には見易いです。ただし、僕自身に良い案が無いのですが、ただのっぺりとパーツの情報を紹介する以外の紹介の方法ってないものでしょうか?
工場の紹介: 個人的には工場フェチなので、写真の数は多くはありませんが楽しめました。カセットボディやリムはアルミの型材から二次加工しているのだなとか、、ウルトラトルクのBB勘合部はNCで切削しているとか、、、
メカやコンポの系譜: これは試行錯誤の跡が伺え、時折挿入されるカンパならではの逸話がファンにはたまらないでしょう。どの時代のモデルも機能的によく考えられており造形も美しいと見惚れました。
「カンパニョーロとイタリア4大ブランド」: これは今イチ。歴代の名車とか○○の使用したマシンとか、工房の様子なんかは楽しめますが、各メーカーのハイエンドのバイクをフルレコで組んだ写真というのは、ある意味一番無個性な選択である様に思われます。先の最新パーツの紹介記事と同じで、誌面でいうと2~3割はこれらの情報でかさあげされている様な気持ちにもなります。
「プロチームバイク」: 一時期程ではないけれど、それぞれ工夫があって見ていて楽しいです。
ファッション: モデルのお姉さんお兄さんがあり得ない程不自然な絵を作ってます。ファッションってwwww、
さて、こうしてみてみると、パーツの系譜や工場取材等、おそらくODボックスの殿村さんが監修した記事の部分に見応えがあることがわかりました。2009年も買うか?ときかれると、最新パーツの紹介部分と完成車の記事とファッションの記事(笑)が変わる程度になりそうなので正直迷います。現役日本人レーサーの対談部分は2009に新装版がもし出るなら私には不要な記事なので削除していただいて構わないのですが、、なにかこう、こうした自転車関連のムック本の画期的な編集方法というのはないものでしょうか?
あっでも、シマノの本がでるなら欲しい気がします。だまっていても売れるので可能性低いとは思いますが、、、
価格評価→★★★☆☆ 評 価→★★★☆☆ <オプション> 年 式→2008/04発行
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