みなさんは、海陸風という気象現象をご存じでしょうか? ごくおおざっぱに言うと、海上と陸上の空気の温度差により午前中は海から陸に向かって風が吹き、午後は陸から海に風が吹く現象のことです。
さて、江戸川サイクリングロードです。我々東京東部に住むサイクリストが関宿城を目指すワンデイ・ツーリングに出かけるとどうなるでしょうか。はいその通り、行きも帰りも向かい風になります(泣) とくに冬は午前中の北風が強く、夏は午後の南風が強烈。春や秋はどっちも強風です(泣)
ですが、関東平野のど真ん中の何にもないところを延々と60kmもノンストップで走れる道は他にありません。とくに上流になると人を見かけることすらなくなってきて、自分ここで転んで怪我でもしたらどうなるんだろうと不安にさえなります。そんな不安をこらえて黙々とペダルを漕いでいると遙か遠くに見えてくる関宿城はまさにオアシスです。文明の地に戻ってこれた喜びがこみ上げてきます。(本当は退屈だっただけ)
往路の休憩地点は庄和町排水機場。別名龍Q館。エアコンが効いていてトイレと自販機とウォータークーラーがあります。暇そうなおじさんに資料館を見学していきませんか?と声をかけられたらにっこり笑って、「帰り道に寄りますね。」
関宿城についたら、昼食は隣のけやき茶屋。うどんそばぐらいしかありません。国道4号線まで行けば、道の駅やレストランも数件あります。
帰路は利根川を下ります。見えるのは川と田圃、人恋しくなってきます。
利根運河を通って江戸川に戻ります。利根運河も水鳥が魚を捕らえていたりするのどかな景色を堪能できます。
距離は120~140km程度なのですが、常に向かい風に晒されるので疲労は半端ないです。とくにソロツーリングは風よけになってくれる人がいないのでこころが折れそうになります。
夏はこんな気温になるうえ、日陰もないので熱中症に気をつけましょう。
評 価→★★★☆☆(向かい風が苦手なので)