購入価格 ¥4600円
SCR-5C(SCR-5のショートレバータイプ)のレヴュー
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=3532&forum=19を見て購入。
競技者なら当然のデュアルコントロールレバーやエルゴパワーの使用も、所詮遊びで乗っている自分にとっては必然性が無いし、見た目が重々しくなるハンドル周りが私の好みではない。というわけでいまだにWレバーとノーマルのブレーキレバーを使っていたりします。
ブレーキレバーはこの10年ほど、シマノのBL-R600を使っていました。シマノ600アルテグラのデザインを受け継ぐ中庸を得た地味なデザインで、アームストロングが左用として使っていたこともあります。使用に不便を感じたことはありませんが、まさに十年一日の如しで、もう少し気の利いたデザインにならないものかとも思います。ちなみに、ブレーキワイヤー内臓レバーの祖先は、シマノのデュラAXや吉貝のエアログランコンペ、モドロのクロノスなどですが、これらと比べるとBL-R600のデザインは地味そのものです。参考までにSCR-5CとシマノのBL-R600との比較を画像の5番目に載せてみました。
取り付け時に気づいたこととして、シマノBL-R600ならインナーワイヤを張った後に、ブラケット位置を微調整できるのですが、CANE CREEKのSCR-5は、インナーワイヤが六角ボルトの頭の上を通過しており、六角レンチを入れることが出来ません。したがって、ブラケットの位置を決めてからインナーワイヤを張ることになります。BL-R600の使い勝手に慣れきっていた私は、ちょっと意表を突かれました。
実走時の感触ですが、まずはなんと言ってもブラケットが太い。私の手はどちらかというと大きめの方で、思いっきり手を広げたときの親指から小指先端までのスパンは240mmありますが、それでも中庸なBL-R600に慣れた手には、その太さが身にしみました。がしかし、30kmも走ると、太いこと自体を忘れてしまい、SCR-5のブラケットに合った握り方を自然に探し当て、これはこれでなかなか快適に使えるということがわかりました。そうは言っても、手が小さい人にはこのブラケットは、もしかしたら厳しいかも知れません。
レバーの感触ですが、これはなかなかのものです。複雑な曲面を描く表面形状は指に心地よいですね。ただし、レバーの裏側の上半分がシマノのように絞って閉じた加工がなされていないので、中指をレバーの裏に押し当ててぐいぐい走るときには、もしかしたら中指が痛くなるかも知れません。レバー裏は4番目の画像です。
先々月、山岳を含む185kmを走ってみましたが、すっかり手にも馴染んできたし、デザインもエルゴパワー風で面白いので選択して良かったかな、というところです。
価格評価→★★★☆☆
評 価→★★★☆☆