購入価格 ¥21000円
上のレビュー(2008年11月)の続編。
埼玉のCTS(シイテイズ)に依頼して、シマノのクランクFC6550S用に製作したアウターチェンリング。仕上げはテカテカのポリッシュを選択したため、お値段は高めですが、大変美しい出来上がりとなっています。ごく普通のグレードの市販チェンリングと比べると、その品位の差は歴然としたものがあります。変速アシストピンも配され、ぬかりなし。
2010年に製作したロードに装着し、1年半ほど使っていますが、踏み応えはしっかりしており、FD(78デュラ)の動作とチェンレスポンスも至極明快。快調そのもの、よくできています。歯面形状はシマノのそれを踏襲しておらず(特許の関係もあるので出来ないでしょうが、あれをリバースエンジニアリングするのがそもそも難しい)、ごく普通の形状ですが、46Tなどという、シマノが嫌がる規格外歯数であるにも拘らず、何かがモタツクような感じは一切ありません。
インナーはシマノ純正の34Tで、フロント46×34リア12,13,14,15,16,17,19,21,23,25という組み合わせで実に快適な走りが可能となりました。悦楽。53×15に比べて、ほぼ同じギヤ比の46×13は小ギヤの組み合わせ故、トランスミッション効率に多少の難がある可能性がありますが、まあ、気にしないことにしましょう。
価格評価→★★★☆☆
評 価→★★★★★
年 式→2008
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この46Tは新しいロードに使おうと考え、2008年に製作してもらったものです。
そのロードは2010年の春にオーダーして夏頃に出来上がったのですが、何とも気の長い話ではあります。
リカンベントなどでも知られた埼玉のCTSはNCマシンを持っているのですが、チェンリング製作はおろか、どうも場合によっては店仕舞いも、というような気配があります(2012年2月時点)。本当かどうかは例によって不明(笑)ですが、ホームページを覗くとその辺の事情が書かれています。ここが無くなったら困る人がたくさんいるのではないだろうか?
それにしてもここは、恐らくはどんなチェンリングでも作ってしまうんじゃないか、という位に実績が十分。昔のTAだろうが現在のシマノの不等アーム用だろうが、意匠的に凝ったスペシャル品であろうとも、ほとんど何でもOKの模様。クランクの特徴を十分に研究し、その上で製作しているようです。その成果は、「シイテイズ チェンリング」で検索されたし、です。