購入価格 ￥130,000くらい（フレーム＆フォーク）
残念ながら今は亡きリッチーのクロモリフレーム。ロードを物色していて
・フレームはハンドメイド
・長く乗れそうなもの
・価格はそれなり
・人があまり乗ってないもの（同じのだと少し気恥ずかしいので、）
という感じ探していてたどり着きました。東京サンエスの取り扱いで製造は
東洋フレーム。
私はかつてマウンテンバイカーだったので、新型車（トレックマドンやスペシャ
のターマック）もあれこれ検討しましたが結局リッチーにしました。モデルも末
期だったせいか、定価が13万円程度というのも大きな魅力でした（フレーム／フ
ォーク／ヘッドパーツ付き）。
フレーム単体で1670gとクロモリとしてはそこそこ軽量なので、同梱のリッチー
のノーマルヘッドとロジックフォークは使わずに、フォーク・ハンドルバー等を
カーボンにして、カンパのケンタ（エルゴのみコーラス／クランクはコスペア）
を中心に組み、ホイールもミドルグレードの完組との組み合わせで重量8.2kgで
仕上げることができました。
ヘッドが1inch／ピラーが27.0と現代的なフレーム規格からは少しはずれる為、
パーツを決める上での制約がありましたが、楽しく組めました。フレームに加え
AHEADのヘッドパーツ（当然king）やフォークにも余分な出費が必要になります
ので「これに乗りたいんだ」という気持が無いとコストパフォーマンスは高くは
無いと思います（こういう追加の費用も加味すると、コルナゴのマスターXライト
やデローザのプリマヴェーラ、チネリのスーパーコルサあたりも十分射程圏内
に入ってしまうので、、完成車の値段もマドンの安いのが買えそうなくらいに
なってしまいましたが、妻には内緒です）。後述する生産中止もそのあたりが理由
でしょうね。
乗り心地はよくもわるくも穏やかです。不快な硬さは感じませんし、細身のフレーム
ですが奇麗にペダルを回せばBB回りのウィップも不愉快ではありません。反応性は穏
やかで、ガツンと踏んでもすぐに前に出るフレームではありません。そういう意味で
も徐々に回転数を上げて行く様な奇麗なペダリングを要します。コーナーリングは弱
アンダー。狙ったラインにスパッと乗れる様なバイクではなく、セオリー通り、コーナ
ーの進入の際にきちんと形を作ってあげる必要があります。
上記の様な特性を考えると、レース向きのバイクではなく、中朝距離をゆったり走るの
に向いていると思います。私の場合は休日に気の向くままに少し遠出をするのに使って
います
在庫の照会を行い、カラーオーダーをして、納車まで一ヶ月半余り待ったでしょうか？
最近のバイクに見慣れた常連客の方も多く、ショップでは新鮮だなあという意見が多か
った様で嬉しかったです。しかし、納車直後にサンエスのサイトから落ちてしまいました。
聴けば最後の一台だったとのこと。機材はどんどん進歩するものなので、やむを得ない
ことと思いますが、定番の商品というのは、毎年ばんばん売れるものではないので廃盤
になってしまいますね。残念。これからも大切に乗ります。
一年半程乗りましたので、来期はホイールを新調し、若干の軽量化と乗り心地の向上を
図りたいと思います（シマニョーロで7850SL+チューブレスで行くか、ユーラスのチ
ューブレスで行くか楽しく悩んでいます）。なんというか、非力なマシンに最新パーツ
という島国根性丸出しのアッセンブリーですが、趣味の道具としては中々楽しめる
フレームだと思います。
価格評価→★★★★☆(ある意味バーゲンプライスだったと思います）
評 価→★★★☆☆(ガシガシ乗る様なバイクではありません）
年 式→2007
カタログ重量→1670g（フレームサイズ560mm）
