[ROAD] GIANT 2006 TCR
購入価格 ¥10.5万円(ブレーキ・ホイール代抜き)
「元のままじゃ公道を走るのは危険」なタイプの完成車です。この価格帯は大概そうだけど。 よって、購入時にブレーキをBR-5600に、ホイールをWH-R550(もう違うけど)に交換。 投稿日現在、積算距離は22501km。クラック無し。まだまだいける。 私の場合、現状で残っているノーマルパーツは ・コラムスペーサー ・ヘッドパーツ ・フォーク だけです。初期の駆動系は、ゴッさんの影響で悪い印象が・・・
最低限、換えた方が良いと思われる物↓ ・ホイールセット ・クランクセット ・ブレーキ(アーチごと)
えー、取り敢えずフレームの評価を。 まずは気になる重量。465mm(Sサイズ)、実測で1250g。アルミ塊でこの軽さ。そこら辺のカーボンバックより軽いのかな。 しかも、現行完成車は実売14~15万円。この軽さ、嘗て最強だった(と思われる)フレームは伊達じゃないって事ですか。 んで、フレーム単体の特性に関してですが「軟らかいなぁ」と仰る方もいれば「硬えよ、おい」と仰る方もいる訳で。
これは私の主観ですが、乗り心地は悪くない。TNI 7005MK-Ⅰより遥かに体に優しい。 剛性はかなりいい線いってます。モリモリ進むし、下手なフルカーボン買うよりこっちのがいいかも。 アルミで「柔」と「剛」を両立してます。
フォークはコラム20mmカット状態で540g。重さはあまり感じません。安定感があると言うか、しっかりしてます。 また、この頃のブレードは結構薄く出来ており、向かい風でも死にはしない・・・でしょう。現行モデルの細足も、試乗した感じは殆ど同じでした。 それと、このフレームセットはスーパー頑丈。壊れない。何をコンセプトにこんな設計したんだか。
以下は私の試した事のある足回りの組み合わせです。ご参考までに。 平地、無風、ホローテックⅡクランク実装が条件。
1.アクシウム+LITHION 巡航速度は35km/h以上。急加速は苦手、上りは諦m(ry
2.アクシウム+GP4000S カオス。平地メインの耐久レースではスッ飛ぶ様に走れる。ヒルクライム?何それ。ディスクホイールなんて履いたらどうなるか、私の想像も及びません。
3.レーシング3+LITHION 多少のアップダウンがあるコースなら、ホイールの特性を引き出せる。でも、何かが足りない。
4.レーシング3+GP4000S カオス。0km/h→50km/hに要した距離は100m未満。上りも好印象。 でも平地巡航は苦手?
5.レーシング3+PRO2 Race(or PRO3 Race) ストップ&ゴーの多い街中で本領発揮。峠の下りも安心。
6.WH-R550+パナの安タイヤ うんち。それしか言い様がない。剛性バランスがアレなので、走りが不安定でした。
似た様な特性のフレームでロードを新造する時に、ご参考になれば幸いです。
総評 ホイールの潜在能力を引き出すのはフレームなんだと今更ながら実感しました。 昨今の軽量・高剛性なカーボンフレームから見れば、そのままでは何の変哲もないただのアルミ塊です。が、パーツ交換・再組み立て・適切な整備によって、この安ロードは一転して最強になる。かも知れません。
フレームセット再販売すれば良いのに。きっと売れる筈。
価格評価→★★★☆☆(確かに安いが、要交換のパーツ代考えたらねぇ) 評 価→★★★★★(私の知る中では最強のアルミフレーム)
年 式→2006年 カタログ重量→8.7kg(フレーム単体の実測重量 1250g)
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