購入価格: ¥638 (税込) ※ヨドバシ・ドット・コム
標準価格: ¥677 (税込)
『取り付けや位置の修正は大変だが、耐パンク性・耐久性が高いリムテープ』
■ ローラー台用のホイール以外にも使用
SHIMANOのリムテープは、ローラー台用のホイールに用いている。硬いが頑丈そうだったので、クロスバイク純正ホイール、クロスバイクとシングルスピードの手組ホイールにもこのリムテープを装着した。このリムテープのレビューは前回も投稿したが、数回の取り付けで分かったことや実走での使用感を追記したい。
写真: SHIMANO Rim Tape
■ 取り付けは慎重に
最初の取り付けではリムテープが切れてしまったが、力加減が分かったので、その後の3セットは無事に取り付けることができた。まず、リムのバルブ穴にマイナスドライバー等の棒を突っ込み、リムテープの穴がバルブ穴からズレないようにする。次に、リムに足の指を引っかけ、リムテープを手で引っ張りながらリム側にずらしてはめ込んでいく。このときにタイヤレバーを使えば便利だ。
このリムテープをうまくはめるコツは、ジワジワと力をかけて引っ張ることだと思う。はまらないからといって急激に引っ張ると、突然ブチッと切れてしまうので注意が必要だ。固いリムテープなので、作業は慎重に行った方が良い。
写真: バルブ穴がズレないようにする ※写真のリムテープはMICHELIN
■ 位置の修正は大変
他のリムテープと同じように、バルブ穴に棒を突っ込んでリムテープを動かないようにしても、はめ終わったときに何故かズレてしまうことがある。リムとリムテープの間にマイナスドライバーを入れて持ち上げ、リムテープがズレている向きと逆向きにマイナスドライバーを動かせば修正することはできる。これも他のリムテープと同じだ。
だが、リムテープが固いので、マイナスドライバーで一度はめたリムテープを持ち上げるのは大変。リムの端からリムテープを持ち上げるのは難しそうなので、私はバルブ穴の内側からマイナスドライバーの先端を入れ、マイナスドライバーでリムテープを持ち上げている間に、別に用意しておいた棒を挿入してズレを修正した。マイナスドライバーなどで修正する際は、材質が硬い分、他のリムテープよりもリムが傷つかないように細心の注意を払う必要がある。
写真: シマノの場合はリムとリムテープの間にマイナスドライバーを入れるのが大変 ※写真のリムテープはMICHELIN
■ 取り外しもちょっと大変
クロスバイクのホイールを交換した際に、純正ホイールのシマノのリムテープは半年で取り外した。長い時間経ったものは伸びて外すのが簡単なのかもしれないが、半年程度の使用では手で取り外すのが難しかった。だから、リムテープの修正と同様にマイナスドライバーを使い、バルブ穴周辺のリムテープを持ち上げてからリムの外側にずらして取り外した。このときもリムを傷つけないように注意した。
■ リムテープが原因のパンクは今のところなし
このリムテープの頑丈さ、耐久性は想像通りで、実際の走行でもリムテープが原因のパンクは一切生じていない。MICHELINのリムテープに変えたときもパンクは激減したが、耐久性はシマノの方がずっと上。MICHELINは早い段階で伸びたり、リムの穴の部分に深い窪みができたりした。一方、シマノはズレや伸びもなく、リムの穴の窪みも浅い。最も長く使っているもので10ヶ月だが、この様子ならまだまだ使えそうだ。
写真(左): 取り付け直後
写真(右): 約10ヶ月後
■ 耐パンク性・耐久性の高さでおすすめ
シマノのリムテープははめるのも修正するのも大変だが、その分、耐パンク性が高く、出先でのトラブルの回避に大きく貢献してくれる。また、柔らかくてはめやすいリムテープより耐久性も高い。出先でのパンクのトラブルのなさを考えると、初めてのリムテープの交換には硬くてはめにくくてもおすすめ。失敗して切れても諦めずにチャレンジする価値があると思う。
図 : SHIMANO Rim Tapeの良い点、悪い点
写真: リムテープの重量 ※秤が1g単位なので、実際はもっと重いかも
価格評価→★★★★★ (安い。しかも2本セット)
評 価→★★★★☆ (取り付けと修正が大変なので星-1。その分、耐パンク性・耐久性が高い)
<オプション>
年 式→不明
重 量→約15g (1本)