[手組み] Mavic Open Pro + アルテグラ 28H + DTコンペ1.8/1.6
購入価格 ¥工賃込み17000円(前輪のみ購入)今年3月から4月にかけての購入。ホイール履歴はCXP22+SORAハブ→キシエリ(盗難にあう)→FORMULA XSR-4→WH-R560
それまで使っていたWH-R560が、何回やってもふれがとれなくなったので、合宿用と言うことで手組で作ってもらうことを決意。28Hで組んでもらった。出先でスポークが折れても手組なら補修がきく。「下手な完組を買うよりいい」と言うよく聞く話も購入を後押しした。
ショップでラジアルで組んでもらったとき、はじめはDTスポークの到着が遅れ、代用として在庫にあった星の太い方のスポークで組んでもらった。そのため、ノーマルとバテッドの違いを知ることができた。まず上りの楽さが違った。高速域での走りは実感できないが、20km/h以下で登りをたらたらと上るときなどは驚くほどではないにせよ、その違いを明確に知ることができた。早くなるわけではない。楽に漕ぐことができる。星→DTに換えたことで約50g軽くなった。乗り味はWH-R560にくらべ格段に柔らかくなり、合宿など長時間の走行には優しい。
それまでTIAGRAグレードしか使ったことのなかった自分にとってアルテハブのなめらかさは驚きだった。乗ってしばらく経つが、まだなめらかさが持続している。値段の差は、材質とともにボールベアリングの精度にも現れているのだろう。いいハブにすると違う。デュラを知らない身としては十分。あと、QRなんてみんな同じだと思っていたが、付属のQRはTIAGRAのそれとかなり違った。表面仕上げも違うのだが、何より閉まり方の安心感が違う。安いのは、レバーを曲げるにつれて一直線に締め付けが高くなるだけだが、アルテのは最大まで締め付けが高くなると峠を越えてすこし下ったところで締め終わる感じ。日本語でおkって人は、いつかアルテQRを触る機会を得たらやってみて。 オープンプロはCXP33よりも耐久性が落ちると聞いていたが、前輪に使うので気にしない。後輪にはCXP33を使っている。使ってる素材も同じだから、正直耐久性にそこまで差はないんじゃないのかというのが個人的意見。どうしてもとれない横ふれが1ヶ所あった。よく言われる低速ブレーキ時のキュキュキュだが、自分のではブブブというような感じだった。いずれにせよ振動が発生するみたい。でもそんな気にならない。ブレーキはよくかかるよ。
持って軽いホイールなどたくさんあるだろうが、これは乗って軽いホイール。金ねぇ、見た目とか別に気にしない、でも楽に漕ぎたいって人は、手組も視野に入れて欲しい。同じ値段の完組よりかなりよい(シマノの安いのは性能も悪くないが、一度ふれが出るととれない)。また、スポークだけ、ハブだけ、リムだけ換えることもできるのが手組のいいところ。パーツごとの性格を知ることができるはず。 5万以下の予算なら、手組を買った方が絶対良いと思う。良い完組を買うなら8万か10万以上必要なのではないでしょうか?
悪い点があるとすればデザイン。スローピングフレームの、現代的な自転車にスポークぎんぎらぎんの手組をあわせると自分は違和感を感じてしまう。合宿用だから納得できるが、普段用にはもっとデザインのいい物を買った。見た目はママチャリと同じだもんな・・
価格評価→★★★★★(費用対効果高し。) 評 価→★★★★☆(問題はデザイン、ママチャリと同じ・・・ それさえ気にならなければ) カタログ重量→?g(実測重量746g QR、リムテープ抜き)
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