購入価格 友人から安価で譲り受け。
自転車は自分の脚でホイールに回転力を与えて、そのホイールについてるタイヤが地面と摩擦することで走る。当たり前だといわれそうだが、故にタイヤとホイールは変えるだけで走りが劇的に変化するものだ。
これまでずっと「11s対応鉄下駄」こと「RS-010」を使い続けてきた私に、友人が新しくホイールを買ったのでお古を安価で譲ってくださると申し出があり、快諾したものである。
なので比較対象はRS-010。同グレードではないのでやや甘めの評価になるかもだがお許し願いたい。
まぁ、この後もう一本ホイールのレビューが年内にもできると思うので、それでもホイールごとの絶対評価ができるほどの脚も持ってないから。といきなり弱気になってみる。
見た目はいかにも「Mavic」というべきで、リムハイト一杯に書かれた「Ksyrium」の文字が特徴的だ。
しかし個人的に注目したいのはココ。
スキュワーさんである。
固定力はシマノホイールスキュワーとほぼ同等ながら、PINARELLOのフレームと相性がよく、レバーを倒してもフレームに干渉しない。
RS-010のスキュワーは固定力はいいんだけどシートステー側に倒しにくかったのよね。
これだけでもかなり満足だ。
…満足してないで乗れよ。
という声が聞こえてきたので実走してみよう。
タイヤごと譲り受けたので010はOPEN-PAVE、キシリウムさんはGP4000Sと違っちゃうけど、そこもまぁだいたい傾向はこんな感じとわかると思うので。
漕ぎ出しはトータル300g程軽くなってるのでかなり軽い。
それ以前に010さんのスポークテンションが低め安定だったようで漕ぎ出しを更に重くしていたようだが。硬さは特に感じなかったが踏んだ時の反応は十分良い。
加速もスムーズに30km/hまで伸ばせる。気づいたらその領域に入ってると言った感じだ。
巡航は大きく変わらないなぁ。ただ、加速に勝る分踏んでいればタレないので、下りはともかく平地巡航はペダルを回していれば楽に維持できる。
上りは完全にキシリウムさんが楽。回して逃げる感覚もないのでシッティングで楽に回せるし、ダンシングでもテンポよく踏める。
耐久性は友人の手入れの良さも有ってふれその他は見受けられなかった。リムも摩耗してないし。なので正確な評価にはならなさそう。
完成車付属のホイールよりは明らかに楽に走れるので、安く譲り受ける分には走りが一回り楽になるからおすすめだ。特に上りが楽しく感じられると思う。
価格評価→★★★★★(まぁ、安く譲り受ければ)
評 価→★★★★☆(完成車付属のホイールより2ランクくらい楽しくなる)
<オプション>
年 式→不明
カタログ重量→ 1690g