Tranz-X JD-861A エルゴノミックデザインバーエンドバー
購入価格 ¥1500~1800ぐらい
アマゾンで購入
アサヒで買った6速フラットバーな所謂シティサイクルをもうちょっと使いやすくしようと思ってサドル上げとハンドル下げ、バルブ交換の次に手を出したのがこれ。バーエンドキャップは使いたくなかったので本体一体型で安かったこいつに。
取り付け方はいたって簡単。ブレーキや変速系をハンドルの内側にずらしてグリップの端っこを切ってパイプをむき出しにします。そして本製品をはめてレンチできゅるきゅるっと締めて終わり。 締めた後でグリップを戻すのは至難の業なのでねじを締める前に調節しておきましょう。
とりあえず使用感として挙げられるのは楽さがヤバい。 何がヤバいって今までに比べてとれるポジションが2倍、いや、3倍ですよ!疲労感も空気抵抗も段違い! まず今まで通りのバーを横に握る乗り方でしょ(ノーマル)、次にこれを握る乗り方(エンドバー)、そして前についている籠をつかんでこれをひじ置きにするTTモード。ほら、3通りのポジションができるんですよ!? ノーマルだと姿勢を下げると肘が横に開くけどバーエンドだと肘がそのまま後ろに引くだけでちょこっと空気抵抗が減ります。なんと風の心地よいことか。籠カバーのばさばさがうるさいけど。 まあ、TTモードに関してはブレーキ握れないしバランス崩しやすいので出来たものじゃないです。極限にまっすぐで人が飛び出してこない滑走路などでどうぞ。 怖い目あったしもうTTモードはしないよカーチャン……。
次に感じたのがダンシングのヤバさ。 トンボハンドルしか経験したことのない身にとって、この車体の振りやすさはヤバい。振りやすすぎる。付けないで挑戦して幾度となくリタイアした250m平均斜度8%の坂をあっさりとクリア出来たときは思わずこれに感謝。発射時の加速もらくらくひゅいひゅい。左右に振ってあっさりと5速まで持ち込めます。
でもいいことだけじゃありません。 これ握ってるとブレーキングがヤバい。手がでかいから中指薬指でブレーキレバーが引けるもののこれにたまに乗ってる姉貴は「怖くて使えるか」と言ってます。私も慣れるまで怖かったですし実際ブレーキ調節をちょっとシビアにしました。人の多い街中ではあまり握れません。 これ握っときたいならギドネットにでもするしかなさそうです。 でもこれ握って引くとてこの力点が遠くなる分一気にブレーキを掛けられるので楽といえば楽。
あとグリップシフトなのでこれを握っているとギアをかえれないのもちょっとなー。まあ、重めに入れてダンシングで加速して凌いでますが。
総じていい商品だとは思いますが、付けないと見えないものってのが多すぎて、でもそこをどう乗り越えていくのかってのも勉強だと割り切れる人にはお勧めします。 あとフォルムがとてつもなくダサいってのにも耐えれる人ですかね。
でもこのフォルムのおかげで壁とかに立てかけやすいのでそこは高評価。
で、結局この改造シティサイクルに更なる登坂性能を求めた結果ロードを買った話はまたどこかで。
価格評価→★★★★★(この値段であれだけ使いやすくなると楽しい) 評 価→★★★★★(見た目入れると4.5)
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