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[ホイール工具] PARKTOOL TM-1 スポークテンションメーター


 
nakanohito  2008-5-3 2:26
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[ホイール工具] PARKTOOL TM-1 スポークテンションメーター

購入価格 $53 (eBay)

はじめてのホイール組みのために購入。
日本で購入すると本体のみで一万円はするようですが、eBayで送料込みで7000円程度でゲット。
素朴なつくりです。レバーを握って三点でスポークをクランプし、レバーを離すと、その三点の裏側にあるバネがスポークテンションを計測してくれます。付属品として、絶対値をkgfに変換する表が付属しています。この表には様々なスポークの太さ、材質、形状ごとの絶対値の読み方がマトリクスになっていて、便利です。また、この表にはスポークの太さを測るキーホルダーのようなものがついていて、なかなか気が利いています。

私はこのテンションメーターで120kgfのホイールを仕上げることができました。入門用には十分だと思います。

価格評価→★★★★☆ もう一声なんとかなれば・・・
評   価→★★★★★



 
notti  2009-8-15 20:01
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[ホイール工具] PARKTOOL TM-1 スポークテンションメーター

購入価格 ¥8980(バイカーズオンラインにて)


 日本語の取説が無かったらどうしようとちょっと不安だったのですがホーザンさんがちゃんと日本語の取説を入れてくれてました。使い方は前レビューにもありますようにグリップを握ってスポークがテンションメーターの所定の位置にくるようにしてグリップを離すだけなので簡単です。そしてテンションメーターに表示された数値を付属の換算表に照らし合わせるとスポークの張力が分かります。換算表にはそれぞれのスポークの最低値から限界値までの範囲の数値が載っており、測定したスポークの張力が適正値の範囲内なのか、範囲内であればその内の高めなのか低めなのか、などが分かります(あと換算表にはスポークの太さを測るゲージが付いています、写真をご参照ください)。計測できるスポークの種類はプレーンスポーク、エアロスポーク合わせて16種類です(計測できるスポークの一覧表を撮影した写真も投稿しますのでご参照ください←見にくくてすいませんがクリックして拡大していただければ見えると思います)。精度は比較する物を持っていないのでなんとも言えません、正確なんだと信じて使っています(笑)。
 スポークテンションメーターというと上級者向けの工具というイメージがありますがこれを使用してみてホイールを組み慣れている方と違い経験や勘に頼ることのできないホイール組初心者(私もそうですが)こそ使うべき工具ではないかと思いました(ホイールを組まない方でも振れ取りの際、テンションメーターがあれば振れている部分をニップルを締めて直すのか、緩めて直すのかの判断が的確にできるのではないでしょうか)、そこで何を選択するのかとなったときにこの「TM-1」は適当だと思います。計測できるスポークの種類も多いですし、ホーザンやDTのテンションメーターは4万円前後するようですがホイールなんてたまにしか組まないのに4万円の出費は痛いですよね、でもこれですと1万円程度で買えますので。
 また一応、検査器具なので定期的な校正(較正)が必要ではないかと思ったのですが取説にはその件に関してはまったく書かれていなかったのでホーザンさんに「校正は必要なのですか、必要であればどの程度の頻度で行えばよいですか」と問い合わせたところ「弊社では校正をお受けしておりません。ただし、指示値に疑問をお持ちの場合は弊社基準品と比較する点検をさせていただきます。ただしこのときの校正証明書の発行等はできませんのでご了承ください。ご購入いただきました代理店様へご依頼ください。」との回答でした(なんか微妙)。要するに「点検はしますが校正はしませんので狂ってきたらまた新しいのを買ってネ」ということでしょうか。まあホーザンの製品でもないですし、そんなに高い物でもないのでしょうがないですかね。でも素人がたまーに使うぶんには1年や2年で狂ってくるということも無いと思いますので校正ができなくてもそんなに問題は無いと思いますがどうしてもという場合は裏側にスプリングの強さを調整するネジが付いていて、それは特殊な工具など使用しないでも回せる(というか手で回せる)ようになっているので何か信頼できる基準となる物(正確さが確認された他のテンションメーターなど)があれば自分でもできないことは無いと思います。




価格評価→★★★★☆
評   価→★★★★☆

<オプション>
カタログ重量→?g(実測重量201g)




 
numero_nero  2010-6-28 0:27
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[ホイール工具] PARKTOOL TM-1 スポークテンションメーター

購入価格 忘れましたが10,000円はしなかったです



スポークテンションメーターとして最も手頃で、かつ信頼性の高い一品。
動作原理はより高価なDT Swiss Tensioと全く一緒で、アナログゲージが省略されているのでごく細かい差(スポーク歪みで1/100mm単位のお話)は読み取れないといった違いがあります。

詳細な比較をする前に、スポークテンションメーターの使い方を一度整理しておくのも悪くないと思います。トルクレンチと違って若干ややこしいんです…

Park Tools TM-1でもDT Swiss Tensioでも、結局の所トルクレンチとは異なりメーターが直にスポーク張力を測ってくれるのではなく、所与の力をスポークに加えた時にどの位の反力が返ってくるのかを計測する工具なのであります。DTの場合はこれをダイアルゲージを用いて1/100ミリ刻みで測ることが出来、Park Toolsの場合は簡略化された目盛で測る。この数値を基に、スポーク形状・径・材質ごとに分類されマトリクス化された表から適合するものを探し当ればスポークテンションが判る、という仕掛けです。言い換えれば、メーターだけ持っていてもスポーク形状や材質ごとに細かく分類されたデータベースがなければ、それがどんなに高精度なものであっても、スポーク毎のテンションのバラツキを知ることはできても具体的にそれが何Nあるいはkgfなのかはまったく判らない、ということであります。この換算表はオンラインでも入手できます。

(注:リンク先はPDFファイルです)
http://www.parktool.com/products/documents/TM_1table_2005912_4301.pdf

さらにホイールバランスまで考慮するととても奥が深いのですが、
http://www.parktool.com/repair/readhowto.asp?id=173
あたりに面白いリソースがありそうです。

Sapim CX-Rayを例に採ってみましょう(他を持っていないもんで)。上記リンク先のテンション換算表によれば、CX-RayはBladed Steelで2.3mmx0.9mmに該当します。このスポークで表記されているのは目盛5~18の範囲、テンションにすると51~169kgf (≒510~1690N)。実際に測ってみましょう。



写真では判りにくいかと思いますが、おおよそ13と14の間を差しています。表によれば13は100kgfで14は110kgfとなっています。まあ、中間と考えて良い位置だったので105kgf位でしょ、と導くことが出来ます。実はこのスポーク、DT Swiss Tensioでも計測していますのでそちらの写真と解説も良ければ参照してみて下さい。詳細はそちらに譲って省きますが、換算結果は同じ1050N≒105kgfでした。と、数kgf単位で若干当てずっぽうなきらいはあるものの、DTと比べてもPark Toolsの精度はそんなに見劣りしていません。それどころか、実際に複数のスポークに何度もメーターを当てて計測しながらニップルを締め上げて行く時に、この微妙な曖昧さは作業者の心理にむしろポジティブに働き(数kgf単位まで極めたくなったりしないw)実用上十分な精度でテンション管理を行うのに非常に都合がいいと感じました。Tensioを使えば分かるのですが、ほんの僅かなズレや角度の変動果ては指先に加える力まであるがままに計測してダイヤルゲージを動かしてしまうTensioは、扱いがとても繊細で神経を使います…一方TM-1は構造上太めの弦巻バネの張力を用いて目盛を動かすため、針の動きが穏やかで安定しており、結果扱いやすいと言えます。それと、重量も無視できない。TM-1は実測200g、Tensioは288gで長時間扱っているとTM-1の方が大分楽です。

もう一点、先のCX-Rayを再び例に採ると、TensioとDT Swissの換算表を用いた場合700N(≒70kgf)以下は表記がない為計測範囲外となっています。これは、ダイアルゲージ上で0.01mmを下回ってしまうので省略したのだと思いますが、グラフ化したスポーク張力を見るとスポーク張力はy=ax+bのような単純な関数ではなく、放物線に近いので残念ながら70N以下の数値を計算や当てずっぽうで出すのは困難でしょう。他のスポークでの対比はしていないのですが、低テンション時の計測はTM-1の方が優れている可能性があります。おそらくレバー比やスタッドの配置が絡んでいると思うのですが、テンションメーターを購入する前にご自身が使う予定のスポークとテンションを予めリサーチし、計測可能かどうか換算表で調べておくことをお勧めします。

まとめ

+ 数Nまで徹底的にこだわってホイールを組みたいのでない限り、このメーターで十分以上。むしろ低いテンション域もカバーしているし、最初に買うべきメーターなら迷わずこっち。いきなりTensio買っても、どのみちTM-1が必要になることでしょう。
+ 手に持って軽く、針が敏感すぎてヒョコヒョコ動いたりしないので、扱いになれていなくても安定した計測が出来る。
+安い。国内定価ベースだとTensioの1/4位? 実売でもeBay辺りで$50~60位、私の知る限りTensio最安はStarbikeで€210(送料別)なので、やっぱり1/4。
- 計測時に若干の当てずっぽうが必要になる。ただし、致命的なズレが生じるとは考えにくい。

価格評価→★★★★☆(実売価格はそれほど高くない)
評   価→★★★★★(精度は劣れども使い勝手は上!)

カタログ重量→ --g(実測重量 200g)
 
GlennGould  2011-3-18 21:45
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[ホイール工具] Park Tool TM-1・・・構造と計測原理編

購入価格 ¥10000位だったか??


スポークテンション測定器ParkTool TM-1。

今まで、何となくボケ~と使っているだけでしたが、上の方々のレビューを拝見して、改めてTM-1をじっくり見てみると、なかなか面白いし、扱いやすい。実によく出来た工具です。昔は、手勘や打診で、市販の完成車ホイールと比較してテンションを確かめたりしたものです。しかし、今ではすっかりTM-1のお世話になっています。あ、そういえば昔は完組みホイールっていうジャンルが無かったので『手組ホイール』っていう言葉もありませんでした。

というわけでTM-1の素顔に迫ってみました(以下長文ご容赦を…)。

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まず、これはTM-1の表と裏の画像です。(アルファベットは画像に後付け) あ、それからTM-1の使い勝手は、上の方々の優れたレビューで理解することができます。
  
   TM-1の表面                       TM-1の裏面


裏面の画像を見ると、P点に支柱があり、そこにばねが巻かれています。力が作用する3つの点ABCでスポークを挟んで、中心部Cが、ばねの力でスポークをギュ~と左方向に押し込むのですが、このTM-1は結局、C点の変位量でスポークテンションを測定します。

このC点の小さな変位を、てこCP:PSを使って約19倍に増幅し、S点の溝に刻まれる目盛で直読出来るようにしています。表(おもて)面に目盛が刻まれています。この目盛指示値とスポークテンションを関連付けることで、張力計測器として、最終的な数値を与えます。この関連付けは、専用の『指示値-テンション対照表』を使います。これです(これは2枚あるうちの1枚です)。
 

最初の製品画像だと、どこが何なのかよくわからないかも知れません。

○ スポークを挟んで力が作用する3つの点ABC
○ 点Cを駆動してスポークを押し込むばね
○ その押し込み量を拡大する指針
○ 指針の振れ角度を読み取るための角度目盛り
○ ばねで駆動される指針を、角度目盛りゼロで止めるストッパーS
○ 指針の回転中心P

以上を抜き出して、簡易的に示したのが、Fig.1です
 

一目盛りの幅が偶然、約2mmになっていますが、ばねが巻かれた回転軸中心Pからの角度に換算すると0.67度位です。さて、Fig.1で、力が作用する3つの点ABCに1.8mm(#15)のスポークをはさんでみます。ばねがスポークを押し込まないように、TM-1の黒ハンドルを手加減して、C点がスポークにスレスレ接触するところで止めると、スポークが撓まず、一直線のままです。これがFig.2の状態です。
 

スポークが一直線になるときの指示値は、図示のように38.5付近でした。このとき、ばねが押し込まないように手で保持しているのですが、もし、手を離してもこの位置で指針が止まっていたとしたら、スポークが全く撓まないということで、テンションは無限大、ということになります。

で、100kgf(980N)のテンションで組んだスポークを実際に挟んでみたところ、点Cがばねで押し込まれて、Fig.3のように指針が38.5から21.1あたりまで移動しました。
 

この移動量は、指針の角度変化に換算すると

θ= (38.5 – 21.1)×0.67
  = 11.66 deg
  = 0.203 rad

です。図のように角度は、スポークが一直線のときの状態を基点としてθで定義しています。

さて、指針や回転中心から点Cまでの腕長さ、AB間の距離に関して、Fig.2で示していますが、数字では面倒なので、これらに記号を与えます。
 

100kgfのスポーク計測のときに押し込まれた角度は、先ほど示したように11.66deg、弧度法(ラジアン)表示では 0.203radでした。この角度変化の分だけ、点CがスポークをFig.3のように押し込むのですが、腕長さがrなので、その押し込み量はおおよそ、

 r×sinθ=1.81 mm

となります。押し込んでいるのですから、スポークは伸びます。では、どの程度、伸びるのか?
ABCの部分だけを抜き出してみます。Fig.5です。
 

計測によってスポークが伸びる量は、Fig.5の三角形の辺SとRの差分の2倍で、0.065mmです(リムの変形は無視)。大変小さい値です。では、この値がどんな意味を持つのか?

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ステンレススポークの縦弾性係数E(いわゆるヤング率)は、おおよそ次の通りのようです。

 E = 2.0×10^5 [N/mm^2]

一方、1.8mm(#15)スポークの断面積は、

 A = 2.54 [mm^2]

700Cクラシックリム32H×6本組のスポーク長さの実効値(おもてに出ている部分)を

 L = 0.29 [m]

としておきます。

スポークの引っ張り方向のばね定数Kは、

 K = AE/L = 1755 [N/mm]

というわけで、1.8mm(#15)スポークを1755Nすなわちおよそ180kgfで引っ張ると、1mmだけ伸びることになります。したがって、100kgf (980N)のテンションで組んだホイールでは、スポークは0.56mm程度だけ伸びていることになります。

980Nのスポークテンションというのは32Hの1.8mmスポークであれば、ごく普通の値です。これをTM-1に挟んで計測する時には、既述の通りFig.6の三角形の辺SとRの差分の2倍、つまり0.065mmだけ伸びるわけですから、計測中のスポークテンションは上昇しています。上昇値⊿Fは、
  
 ⊿F = k(S - R)×2
 = 1755×0.065
 = 114   (詳述しませんが2次微小量は無視)

したがって、TM-1で挟み込むと、それだけで980Nだったテンションが、980+114=1094Nになっていることになります。これは困ったゾ~。

いえいえ、計測するときにテンションが上昇することで何か不都合があるかといえば、別に何もありません。押し込んで上昇した分も含めて、1094Nになったところでつり合い、指針が止まりますが、その時の目盛値を980Nのテンションに対応させればよいだけの話となります。付属されている『指針値-テンション対照表』は、そうやって作られて(いるに決まって)います。

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唐突ですが、次に451リムの20インチホイールのスポークを計測する場合を考えます。
スポーク長さは700Cの場合のおよそ70%になります。短くなりますからスポークのばね定数も上昇し、1755N/mmではなく、1755 / 0.7 = 2507N/mm 程度になります。980Nで張った20インチ用スポークを、同じく980Nで張った700Cスポークと同じ位置までC点が押し込むとすると、テンション上昇は
 
 ⊿F = k(S - R)×2
  = 2507×0.065
 = 163

となります。これは700Cの場合の114Nよりも大きいので、TM-1のC点を駆動するばねは結局、700Cスポークの場合と同じところまでC点を押し込むことが出来ません。というわけで、指針は980N相当の位置よりも高テンション側にシフトすることになります。700Cスポークの場合は、0.065mmの押し込みによる増大分を含めて、

   1094N

までテンションが増大しますが、20インチスポークの場合も同じように0.065mmだけ押し込むことが出来たとすると、押し込みによる増大分も含めて、

   1094N

のスポークテンションになっているはずです。しかし、この値は700Cの場合の押し込み増大分114Nではなく163Nを含んでいるので、

   1094 – 163 = 931N

これが20インチホイールのスポークの実際のテンションということになります。TM-1で計測して980Nだと思ったら、実は931Nだった、ということになります。指示値の誤差は、

   980/931 = 1.05

ということで+5%と推測されます。

20インチスポークでは少し高めのテンションとして計測されてしまうということですが、誤差はせいぜい、5%程度です。

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TM-1は丸スポーク、エアロスポークなど色々な種類のスポークに対応する『指示値-テンション対照表』の対照数値表を付属して利用できるようにしています。取説を見渡しても、どこにも明記されていませんが、暗黙の了解として、スポークは700Cに対応するという前提があるようにも感じられなくはありません。

しかし1.8mmスポークの場合の誤差はせいぜい5%程度ですから、実際には、20インチホイールのスポークを計測しても、意味のある値を得ることが出来るということです。まして700Cスポークであれば、色々な長さがあるとしても、それによる計測誤差は、無視しても誰も困らないような値にしかならないでしょう。

スポークテンションを10N単位で厳密に管理する必要など私は全く感じません。1000Nと950Nは、私にとっては同じようなもので、どちらでもいいや、と思ってしまいます。大体、手組ホイールのスポークテンションなど、よほど入念にエージングを施さない限り、新品組み上がりから数100kmも乗ればかなり低下するものです。古今の鳩目付きチューブラ・リムなどは特にそうでしょう。マイスター殿村氏が組もうが、素人の私が組もうが、同じことです。

本来、手組リムは着々とテンションが低下するので、ニップルの増締めを適切に実施することが前提となります。この低下度合いを考えると、数%のテンション指示誤差など、どうということもありません。そういう意味でTM-1の計測原理と精度は、妥当なものです。

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ところで、C点でスポークを押し込むのは、回転中心P軸上に仕込まれた渦巻きばねですが、これが発生するトルクが、実は、ばね支持機構の摩擦の影響を大きく受けます。C点がスポークを押し出す方向、つまり、ばねが巻き戻されて弱くなる方向に動かす時と、C点が戻る方向、つまりばねが撒きあがって強くなる方向に動かすときで比較したときに、同じ目盛の場所のところでは、同じ力がC点に伝わってほしいと思いたいところですが、実際にはかなり違います。ばねが強くなる方向の時の方が大きくなります。これはP点の軸受周りの摩擦力の存在に起因しています。

この摩擦力の経年変化は、計測結果に影響を与えます。計測したところ、TM-1の指示目盛数値に対するC点での荷重(スポークテンションではない)はFig.6のようになりました。
 

ばねが巻きあがる往路が黄色、巻き戻されて弱くなる復路が水色です。この差分が摩擦による影響です。極めて重要な特性図です。往路と復路での値の差分をそれらの平均値で除した値は、25%程度でした。この値が1%ずれると、スポークテンション誤差はどの程度になるでしょうか? 少し考えればその影響の大きさがわかりますが、ここでは触れません。

いずれにしてもTM-1の精度の要諦は、このばねに係る摩擦です。

ばね定数は製造時に良品を選抜すれば、そしてばねセット荷重は出荷検査時に、調整ネジで調整すればとりあえずOKですが、摩擦の管理はユーザーに委ねられます。

Fig.6の荷重履歴(ヒステリシス)特性を安定に維持しないと、精度悪化にダイレクトに効きます。軸周りのしゅう動部やばね支持部のフリクションなど、経年変化しそうな要素が少なからずありますので、この辺りが少し気になるところではあります。雨ざらしは全くの論外ですが、かといって、高性能な潤滑油を注して超スムーズな状態にすることもお薦めできません。注油によるフリクション低減は、スポークテンションを低めに表示してしまうことに直結します。

しかし、いずれにしても値段や使い勝手を考えると、TM-1は大変便利であり、現実的で実用的で、本当によく出来ているなあ、と感心してしまいます。

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今を遡ること半世紀、(財)自転車産業振興協会 技術研究所が発行していた『技研ニュース』の第4号(1960年12月31日発行)に、全く同様の原理でスポークテンションを測定する同研究所製の測定器が紹介されています。
 【(財)自転車産業振興協会 技術研究所『技研ニュース』第4号(1960年12月31日発行)
                から引用・・・同研究所・開発事業部に引用許可をいただいています】


TM-1と同じように3つの点でスポークに荷重を加え、真ん中の点の移動量をダイヤルゲージで計測し、

 『換算ダイヤグラム』

から

 『張リ強サ』

を求めています。TM-1(というよりもHOZANやDT-SWISS製品)の先輩という感じでしょうか。この文献によると、

 『輸入外車は75kgくらいであるに対し、国産車はやや高く、一般に90kg前後を示すようである。』

そして、

 『近くご希望のかたに実費(1個5,000円)頒布する計画である。』

と記されています。戦後数年で結成された同研究所は、日本の自転車技術の発展に寄与すべく、早い時期から精力的に取り組んでいたことがわかります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


Park Tool TM-1。

改めてよ~く見ると、廉価でよく出来た、なかなか味わい深い工具でした。自分でホイールを組むユーザーや、店頭でホイールを組むショップの心強い味方です。
ここまで拙レビューにお付き合いいただきありがとうございました。(長スギ!)


価格評価→★★★★★
評   価→★★★★★
 
GlennGould  2011-3-25 21:06
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[ホイール工具] Park Tool TM-1・・・実用編

購入価格 ¥10000位だったか??


上のレビュー
 https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=3689&forum=82#forumpost13855
の続編です。。。


ニップルをキコキコ回して、納得できるところまでフレを取り除いたホイールが出来上がったら、テンションを記録しておくのも面白いと思います。以下に、私が使っているEXCELシートをご紹介します。

 

これは、フロントホイールの例です。数表が二つとグラフが一つありますが、数表は、

 LEFT → ホイールの左面サイドのスポーク
 RIGHT → ホイールの右面サイドのスポーク

に関する値を記録しています。左側の最初の行には左面サイドのスポークの番号を1から16まで記しています。というわけでリムは32H。番号はバルブから数えた順番で付与すればよいでしょう。続いて黄色、水色、薄赤色の列がありますが、それぞれ、

 reading   → TM-1の目盛読み値
 #15 tension → #15(1.8mm)スポークのテンション
 (mean-x)^2  → スポークテンション32個の平均値から当該スポークテンションを引き、
               全体を二乗した値

を示します。

グラフは、LEFT側とRIGHT側のそれぞれ16個のスポークテンションを描いたものです。テンションのばらつきが直感的にわかると思います。32個の平均テンションは1008Nです。

で、重要なのはグラフの下に記したS-deviationで、これは標準偏差を示します。すなわち、(mean-x)^2をすべて足した値をスポーク本数32で除してから、全体の平方根を取ったものです。このS-deviationは、スポークテンションのばらつき度合いを示します。これが小さいほどテンションばらつきが小さいことになり、ホイールに供したリムは高精度である、ということができます。

ちなみに、上の画像の事例は、AMBORSIOのクラシックなチューブラリム NEMESISの場合の事例でした。ついでに、AMBROSIOのやや軽量な同系統のリムCRONOの場合と共に以下にS-deviationの数値を示します。

 NEMESIS 63.6 N (67.3 N)
 CRONO  80.3 N (90.6 N)

カッコ内はリアホイールの場合です。リアの場合はテンションが左右面で1:2程度になりますので、計算は左右で独立して行い、最後に平均値を取っています。

というわけで、この場に限ってですが、NEMESISの方が高精度なリムであることがわかります。この差は、ホイール組の容易さにもちゃんと現れます。フロントもリアもNEMESISの方が楽に組むことができました。まあ、そもそもサンプルが2本ずつですから、どちらが高精度か、なんていう議論は、統計的にほとんど意味がないので、この場限りということになります。

標準偏差なんて、中学か高校の試験で偏差値を算出するために必要なヤツ。。。だったりしましたが、こんなところで役に立ちました(笑)。


   *    *    *    *    *    *    *


さて、TM-1の読み値からスポークテンションへの変換ですが、TM-1付属の
  『指示値-テンション対照表』
を使います。しかし、まさかこの対照表とにらめっこしながら数値をEXCELに手入力するのはつらいので、関数を作成してEXCELに適用します。

そこで『指示値-テンション対照表』の一部を再構成して示します。

 

青で囲んだ数字が、TM-1の読み値で、整数です。赤で囲んだ数字が読み値に対応する#15(1.8mm)スポークのテンションです。これまた整数。この2つの関係を高次関数で近似します。

たとえばTM-1読み値をx 、テンションをyとして5次関数で近似すると、

y = 0.00056561*x^5 - 0.05476998*x^4 + 2.12021802*x^3 - 40.44132215*x^2+ 383.26835659*x - 1408.29144359

となります(ただしテンションの単位は対照表に合わせてkgfなので、Nにする場合は9.806を掛ける)。この関数を使えば、読み値が21や22ではなく21.4みたいに中間の値を選択したくなったときでも、ちゃんとテンションを返してくれます。

なんでこんな近似でOKなのかって?
真の関数と対照表の数値の差分の2乗和は、読み値とテンションが整数という制約のもとで最小になっているはずです。で、この対照表のカーブはせいぜい5次で近似すれば十分。2乗和の最小化を意図して例えば5次関数で近似しておけば、まあOKだろう、ということなんです。実際、全然問題なしです。

以上で道具はすべて揃ったので、あとはEXCELシートを作成すればOKということになります。・・・で、作ったのが最初の画像のヤツでした。簡単にデキます。


   *    *    *    *    *    *    *


実は、同じコンセプトのEXCELシートがParkToolのサイトにUPされています。昨年の夏頃、偶然見つけたのですが、ナーンダあるじゃん、という感じす。本家のシートは5次関数ではなく、指数関数近似がマクロプログラミングされています。まあ、どちらでも同じようなものなので、結局、自分のヤツを使っています。

ParkToolのEXCELシートは次の名称で検索すれば出てきます。

   TCC_Revision15FormBased

TM-1をお使いの方は、このシートを使ってみると面白いかも知れませんヨ。

というわけで、TM-1は、なかなか楽しめるよく出来た工具です。


価格評価→★★★★★
評   価→★★★★★




以下は完全に与太話(なのでご注意ください)。

『手組ホイール』の作業は、振れとり台(やその代用となるジグ)にホイールをセットして、各々のスポークテンションを調整することでリムの縦横フレを追い込み、さらに、スポークテンションの平均値が好みの値に達したら一応、完了となります。

唐突ですが、個々のスポークのテンションというものは、リムの縦横フレを追い込んでもたらされる

 『結果としての値』

です。
例えば、前ホイールのスポークテンションを正確に100kgf (980N)で組むと、リムには縦横フレが残留します。ここを起点として、縦横フレをギリギリまで追い込む作業を実施すると、個々のスポークのテンションは980Nから徐々に離れ、ばらつきは徐々に大きくなっていきます。

フレを十分小さく保ちながら、同時に個々のスポークテンションを希望の値に持っていくことが、基本的には不可能である、ということが直感的に理解されると思います。

前ホイールで32か所とか28か所あるニップルのポイントでのリムの縦と横フレの標準偏差(分散の平方根)σx、σyと、スポークテンションの標準偏差σtの間には、リムが実現しうる縦横方向の精度を示すリム固有の値⊿rx、⊿rvを最小値として持つ以下の関係が成り立ちます。

   σx×σt≧⊿rx
   σy×σt≧⊿ry

これは、

  『ホイール組みにおける不確定性原理』

とよばれるものです。
つまり、フレのばらつきσxやσyとテンションのばらつきσtを同時に小さくすることには限界がある、ということを示しています。別の言い方をすると、フレを零に近づけようと努力すると、テンションばらつきは大きくなってしまうし、テンションばらつきを小さくしようとすると、フレが大きくなってしまう、ということです。こりゃまさに、不確定性原理。

最近のCNC加工された高精度なクリンチャ・リムでは⊿rx、⊿ryが非常に小さい、つまりテンション偏差とフレ偏差の積が非常に小さいので、各々のスポークテンションを一定に保つだけで、ある程度の精度が出てしまい、作業が楽です。(※1)



(※1)『不確定性原理』は無論、悪乗りで~す(スミマセン)。
さらに言葉の意味としても使い方がちょっと違います。σxσt≧⊿rxという表現もシャレですが、しかし、十分に雰囲気のある表現方法じゃないでしょうか。もしかしたら本当に成り立っているかも知れませんヨ。

これはいわゆる変分法を含む解析力学の範疇の課題になり得るかと思います。つまり、どんな風に32本のスポークテンションを上げていったら(32次元空間におけるテンション増加の経路)、最小値⊿rに近づくのだろうか?? ⊿rに到達した時の個々のスポークテンションと個々のフレの値の組み合わせは、一種類なのだろうか??

A 「⊿rに到達した時の個々のスポークテンションと個々のフレの値の組み合わせは、一種類しかないことを証明せよ」
B 「⊿rに到達した時の個々のスポークテンションと個々のフレの値の組み合わせは、一種類より多いことを証明せよ」

(イイカゲンにしなさい!!)
 
sosu  2016-1-21 2:41
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[ホイール工具] Park Tool TM-1

購入価格 ¥7500ぐらい?

PWT=lifelineの振れ取り台と同時に購入しました。

PWT 振取台 WTS-1924
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=13114&forum=82
LifeLine ポータブル折りたたみ式ホイール調整スタンド
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=13202&forum=82

最も安いテンションメーターという事でこれを選びました。
テンションを揃えるという目的なら何の問題もなく使えます。
使い込んだホイールなんかは結構バラついてるんですが、こんなもんかといった印象。
それよりも、ホイールの馴染みだしをするとテンションが結構変わるな、という印象なので、
馴染み出しをするかどうかのほうが重要と思いました。

モノによっては、完組なのに全部テンション上限ちょっと超えちゃってるじゃんみたいなのもありましたけど気にしてません。
測定位置は中央で、ゆっくりレバーを離して測定するのがコツのようです。
厳密にやろうとすると測定位置をマーキングして、毎回そこで測るようにしたほうが良いんでしょうかね。
私はやりませんけど。

過去にテンションメーター無しで組んだホイール達ですが、思いの外テンションのバラ付きなく組めていました。
先にも書いたとおり、馴染み出しでテンションは動くし、乗ってるうちにも動くスポークテンションを、
素人が乗ってもズレないようにすることができるんだろうかという疑問もありますが、
前輪はテンションメーター要らないんじゃね?と思えるレベル。
でも、一度失敗している細いバテッドスポークでの後輪、これはテンションメーターがあったら
失敗(後にスポーク折れ)しなかったかなぁという印象でした。
でも今考えると、精神衛生上、私には必須アイテムだと思います。


最近、PWTからスポークテンションメーターSTM01が出てるのを発見してしまいました。
お値段は何と4380円。PWTフェイスブックによると2015年12月1日に発売とあります。
用を成すのであれば、今から買うならそっちか・・・?
台湾とか中国のスポークメーカーのテンションメーターとか輸入したら安いんじゃね?とか
思ってたんですが、PWTはそれをやったのかもしれません。


価格評価→★★★★☆
評   価→★★★★☆
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