購入価格 ¥480,000-(完成車価格) Bianchi ViaNirone Aluからの乗り換え。(ジャンプアップしすぎw)
最初に、こんな感じで組んで上記のお値段でした。
コンポ Shimano Dura-Ace 7800
ホイール EASTON EA90 AERO
ハンドルバー EASTON EC90 420mm
ステム EA90 STEM 100mm
シートポスト EC90 26.4mm
サドル Sella Italia SLR
タイヤ Continental GP4000 700 x 23c
お値段は別途ですがペダルはスピードプレイのステンレスで乗っています。
当初スピードプレイのペダルを安く手に入れたくて方々のお店を回ってる時に発見!某サイトではペダルから自転車が生える!という事がまことしやかに騒がれているという話を友人から聞き、他人事として爆笑していたが、まさか自分がそれをやってしまう立場になるとは思わなかった。。。今思えば、友人のScott CR1を乗ってカーボンの凄さを垣間見てしまったのが、今回のIYHへの布石だった気がする。
まぁ、この年のアスタナは色々あったらしいが、チームエディションはやはりカッコイイ!!
・インプレッション まず最初に乗る前に手で持った印象として、思わず「軽~い!!」とお店で軽く叫んでしまった。それ位軽かった。また化粧カーボンのされていない部分の質感は何とも不気味なサラサラ感で、底の知れないポテンシャルを感じた。
500km程乗ってみて思ったのは、初心者でもある程度速く走れるカーボンの優しい顔と、その先までパワーをかけた時に見せる非常にソリッドな乗り味のレース仕様としての顔が見事に同居していると感じた。バファリンの強い薬効と半分の優しさの同居とどことなく似ている気がする(笑)
当初ペダルにも不慣れでかなり軽く流す程度で乗っていた時にはフィーリングとしてBianchiとの違いはあまり感じなかった。しかし、後ろのギア2枚分重いギアを何となくで回してしまっていた。軽さは勿論だが、振動減衰性が高いため、思っているよりも実は高いスピードレンジで走ってしまっていたのだ。
この感触の違いを車で例えるなら、1980年代のカローラと2000年代のカローラを空いてる高速道路で軽く流した時に感じる違いといった感じである。
乗り手に路面からの情報は伝えても、直進性に影響が出にくく振動はやんわりとした伝わりになっているので本当にストレスを感じにくかった。
この話だけだと、スピードレンジを上げた時の剛性感が不安になるが、その心配は全くない!低いパワーでもそこそこのギア(限界巡航する時より後ろ2,3枚ほど軽いギア)がそこそこの回転数(限界の巡航時の8割程度)でかる~く回ってくれるが、ダンシングでトルクをガンガンかけて踏んでも、シッティングで回転を上げていっても、低パワー時のかる~い感覚はそのままにヒラリヒラリと限界スピードまで連れて行ってくれる。
勿論、どちらのスタイルでもペダルに対する入力はもれなく全て推進力にかわっていくので筋力が足りないと降りた後の脚が絶叫します。
正にVoiceless screming(声無き叫び)です。そんな時はX○JapanのVoiceless scremingをBGMに聴きながら入念にマッサージしましょう☆ 怠ると寝てるときに"こむら返り"で本当に絶叫するハメになります(笑)という具合なので剛性はかなり高いです。
またパワーをかけた時の続きになるのですが、先に挙げた高い次元でのニュートラルさの最も大きな恩恵は、どこからでも加速していけるピックアップの良さです。どっからでもアタックできる。想定外のアタックに追い縋る。というレースに必要な特性は勿論ですが、都会の信号の多い場所でのストップ&ゴーの繰り返しを苦にしないのです。本当に都会は常にゼロ発進くらいのノリなので(笑)
下りの時の乗り味は鋭い刃物のようにソリッド。コーナリングもスッパスッパ切れ込むから慣れるまで高速コーナーは結構怖い。だからこそ上手く曲がれた時は嬉しい♪
繰り返しになってしまうが、このフレームはハイレベルのニュートラルさがスゴイ。Lookほどフワリと軽い登坂をするワケでも無いし、Scottのような堅牢な安心感があるワケでも無いけれど、フレームの形状と同様、乗り味にも独特の世界観がある。私の主観的にこの世界観は一気に加速していてもヒラリヒラリと蝶のように舞える世界。もっともっと長くその世界を見ていたい。その為に今日も私はコイツを駆る。
価格評価→★★★★★(自分の購入価格なら)
評 価→★★★★★(フレーム形状、乗り味共に個性派)
年 式→2007年
カタログ重量→実測重量7.1kg