CATEYE CC-RD200
購入価格 ¥3900円ぐらい(ウエパ梅田)
2011-1-29 21:25 に前回のレビューを投稿。(したらしい。覚えてないけどw) 使い心地に不満はありつつも使えなくもないのでそのまま使ってたら7年経ってました。
【前回レビューの振り返り】 大まかに書くと下記の通り。
① ボタンの誤動作が多い(動いたり動かなかったりする) ② ボタンを誤操作しやすい。 ③ 計測のレスポンス(自転車が動き始めてから数値が表示されるまで)は非常に速い。 ④ センサとマグネットの遠い近い問題。
①と②と③は7年使って印象変わらず。 ④はクランクが変わったりしたので微調整等ありましたが、ネオジム磁石等の小技も駆使してしっかり測れるようになっています。 振り返りはこんなとこですが、長年使っていて感じた所感も色々あるので、そちらについて追記したいと思います。
【本体の耐久性】 他の方のレビューを拝見すると浸水等のトラブルがあるようですが、ウチの個体は何のトラブルもなし。 電池交換以外何もしていません。 購入時と同じ感覚でフツーに使えてます。
【配線の手間】 近年のフレームは、ブレーキ系とシフティング系のインナーワイヤ化が進んでいるので配線を這わせるのが何気に難しい。ダウンチューブ等に沿わせると目立つし格好悪い。 電動コンポ対応フレームであればフレーム内に配線を通せばスッキリすると思うのですが、サイコンのハーネスにはコネクタも無く、マウントやセンサが小さな穴を通る訳も無いので諦めるしかない。 メーカー目線からすると、そこまで言うなら大人しく無線式使ってくれよって話ですよね...。
【配線傷】 長年フレームにタイラップを巻き付けたままになるので、日焼け跡や擦り傷が目立ってくるようになる。 とても悲しい...。 勲章だと思って開き直ろう。(現実逃避)
こんな感じで有線式は結構めんどくさいのだが、有線式には有線式の利点がある。
【表示のレスポンス】 このサイコン最大の美点。 無線式だと速度変化がサイコンの表示として表れるのに時間差があるが、有線式にそんなものは無い。センサが磁力の変化を拾った瞬間反応する。 私はCC-RD410DW(無線式) も使っていますが、あのスタート時のフワフワ感(走り出してからなかなか表示が出ない)は正直気持ち悪い。有線式のレスポンスは気持ち良いし、スタートストップ時や加速減速時に本当に正確なデータ取れているのかという不安感が無い。あと、電磁波の混線も気にしなくていい。
計測機器において、速さと正確さは正義である。
私が有線式を長年使ってきたのにはそういった理由があります。 とはいえ色々懸念点も目に付くようになり...。
【ハーネスやセンサの耐久性】 他に有線式サイコンを長年使うと気になってくるのがハーネスの耐久性。 結論から書くと、
・7年の間に3本が天に召され、 ・現在4本目が運用されていて、 ・新品1本を予備として所有。
という状況。 約2年間隔で1本ずつ切れています。 再配線は面倒なので、もう少し太い線にしておいて欲しかったかもです。 断線場所もバラバラで、
1回目:サイコン台座 2回目:ケイデンスセンサの近く 3回目:場所特定出来ず
といった感じでした。 配線は付属のタイラップ又はその相当品を使用しており、ぶつけた等の記憶もなし。断線の直接原因は今も不明。どれもちょくちょく触る場所ではないので何が起こったのか本当に謎です。 とりあえず、予備ハーネスは持っておいた方がいいです。
【無線式の進化】 前記の通り私はCC-RD410DW(無線式) も使用していますが混線や高圧線のジャミング等の外乱を受けたことは一度もありません。初期の無線式サイコンは酷かったと言う話も過去の噂で聞くだけとなっています。 レスポンスに関してだけ目を瞑れば無線式でも全く問題ないと思う今日この頃...。
【まとめ】 価格はお手頃で、 ケイデンスが測定出来、 本体の耐久性は良く、 反応のレスポンスとデータの信頼性はピカイチだけど、 ハーネスの耐久性はイマイチで、 電動コンポ用の穴を利用出来ないので配線ルートがイマイチ決まらず、 外配線故にフレームに細かな傷が入る、 というサイコン。
一長一短ありますが、(しかも短が結構多いですが、) 有線式の利点を重視するならこのサイコンはアリです。 とはいえ、昔に比べ無線式の信頼性は確実に向上しているし価格も下がってきているので、最後のハーネスが力尽きたら世代交代させるつもりです。
価格評価→★★★★☆(安いですが、無線式の性能は上がり、値段も下がってきている...。) 評 価→★★☆☆☆(最近の製品と比べるとだんだん見劣りが...。) <オプション> 年 式→前回書き忘れてますが、2010年だと思います。多分。
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