購入価格: ¥1,680 (税込)
標準価格: ¥1,730(税込)
『ケーブルの潤滑剤としての耐久性は高く、約2年半は大きな問題もなく使用できた』
■ ケーブルの潤滑剤として約2年半使用
私はWAKO’S メンテルーブをクロスバイクのブレーキケーブル、シフトケーブルの潤滑剤として約2年半使用した。この間、極端にケーブルの引きが重くなることもなく、ブレーキ操作も変速操作もスムーズに行うことができた。ケーブルの潤滑にかぎっていえば、メンテルーブの耐久性は高いと感じた。
だが、ケーブルの引きの軽さや滑らかさを最も感じるのは主に使用直後であり、その後は徐々に軽さや滑らかさが失われていく。引きの軽さはそれほど変わらないが、ブレーキ操作では特にケーブルの繊維のざらついたタッチを感じやすくなる。
おそらく、メンテルーブをアウターケーブル内に噴射すると、アウターケーブルの下方に流れてしまい、アウターケーブルの上方は付着量が少なくなって十分に潤滑ができなくなる。つまり、部分的に潤滑剤が”枯れた”状態になっているような気がした。使用上は問題なくても、もしかしたら部分的に潤滑できていなかったかもしれない。
メンテルーブは耐久性が高く、ノズルを直接アウターケーブル内に挿入できるので作業性も良い。石油系溶剤が含まれているが、2年半使用した感じでは、アウターケーブルの表皮やライナー管への攻撃性も低く、少なくとも使用上の問題はないようだ。ケーブルの潤滑の他にも、1本あれば自転車のメンテに幅広く使用できる。
ただ、ケーブルの潤滑剤にはグリスの方が向いているというのが私の出した結論。グリスならオイルのように流れ出ず、ケーブル全体を確実に潤滑できるからだ。また、グリスの方が引きの滑らかさを感じやすく、グリスの種類や塗布の量によってはオイルと同等に引きを軽くすることも可能だ。とはいえ、ケーブルの潤滑剤として、メンテルーブが良いかどうかは好みの差でしかなく、十分に使えるレベルにはあると思う。
WAKO'S メンテルーブ
価格評価→★★★★☆ (1本買えば長く使える)
評 価→★★★★☆ (購入当初はメンテに必要不可欠だと感じたが、他にも選択肢が増えた)
<オプション>
年 式→ ー
カタログ重量→ ー