購入価格 ¥2780
ツールド国東を走った翌日、黄砂と雨でドンドロになった自転車を洗車・注油することにした。
①FINISH LINE チェーンクリーナーキットTOS046とシトラスバイオソルベントディグリーザーでチェーンを洗浄する。
②ウェスで水気を取る
しかし水気は完全にはなかなかとれない。以前、このすぐ後にFINISH LINE テフロンプラスを注油→フキフキして放置したら、数日後サビが浮いていたことがある。それ以来、水置換性があるという
③WAKOS ラスペネC 特殊浸透潤滑剤を注油、フキフキ
という手順を加えるようにしている。黄色を含んだ泡がノズルから噴射され、みるみるうちにチェーンのピンの隙間に浸透していく。また、それと引き換えに、中から黒い汚れが染み出してくる。洗浄直後なのに、まだチェーンのピンとピンの間には汚れは残っているものなのだ。これをよくフキフキすると、チェーンは美しい銀色に輝きだす。このときのチェーンが発する「今すぐ私を踏んで!踏み倒してえッ!!」という声なき叫びは、160kmを走ったロングライドの疲れも忘れさせ、今すぐ走り出したい衝動を駆り立てる魔性のオーラをたたえている。
なお、このWAKOS ラスペネC 特殊浸透潤滑剤であるが、持続性は低いものの潤滑性能はとても良い。洗浄前に比べると、チェーンが薄く、しなやかになったような感覚が伝わってくる。リアの変速もスムーズになり、「ガッ・チャン」が「シャンッ」に変わる。あらゆる動作が、とても気持ちの良いものになる。
残念ながら100kmほどで注油直後の感動は失われてくるので、帰宅後フキフキ→FINISH LINE テフロンプラスを注油→フキフキすることにしている。ラスペネの薄い油膜の上にテフロンの皮膜をコーティングするイメージ。本当にチェーン内でそうなっているのかは定かではないが、この合わせ技の結果、汚れにくさ、潤滑性能、持続性能のバランスが良いと感じる。
最後にマイナス面を。
ノズルが悪く、やたらモレます。もったいない・・・
価格評価→★★☆☆☆(やっぱりちょっと高いよね)
評 価→★★★★★(軽い走行感、変速性能、なめらかさ、申し分なし)
<オプション>
年 式→2011