購入価格 ¥もう忘れたが多分3000円位
初代3万km二代目5万km程使用 これよりもバッグの方のぼったくり価格と中学家庭科並みの品質には不満だらけだが、これ以外に日常の利便性において選択肢がない。
通常上の方のようにマッチパックやフリーパックなどのリアバッグと組み合わせるものだが、個人的にはフロントバッグ(デイパックボックスツーリング 8L)を使用。容量というより荷物の寸法的にもう5cm横幅がほしいところだが、縦も横もはみ出さず収まるし漕ぐ時も乗り降りでも干渉しない。ビジネスホテル止まりでコインランドリーが使えるなら、これで4泊5日のツーリングでも十分。
なお、上の方がサドルに寄せるとサドルバッグが付かない、と言うコメントをされていたが、むしろ目一杯寄せるとストラップ式のサドルバッグならシートレールごと巻き込める。この状態で、着替え+ウインドブレーカー等+充電器類+工具(チューブ二本/タイヤレバー三本/ヘッドスパナ一組/ドライバー二本六角三本/ラジオペンチカッターチェーン切りガムテープ他)+モンベルコンパクトリンコウバッグまでボトルゲージ等潰さずに両バッグ内で装備可。
利点
1)真の意味でワンタッチ ただ引っ掛けて押しこむだけ ボタン押して外すだけ。一々レバー操作やら溝に合わせるやらの面倒くささなし
2)フロントバッグを流用すると、素直な形状の四角いバッグが水平に付けられる 当たり前のようで他にない。リクセンカウルのコントゥアーやトピークのトランクバッグは、数字上は容量があるが変に細かったり絞ってあったりするので、結局デッドスペースばかりになる。キャラダイスに至ってはSQRでもBagmanでも半ば横倒しに装着するので、パッキングも何もなくなる。水物やケーキなどは絶対積めない。
もちろんマッチパックやフリーパックも水平に着く。
3)固定強度十分 縦方向の厚みが十分以上に取られていて、シートポストとの接触面も大きいので、8Lのバッグに入る程度の荷物ではボロボロの峠道を二つ三つ越えようが未舗装の利根川の工事用道路を1時間喘息で走ろうが満載で5日間1200km走ろうがずれることはない。
バッグとの固定も面で受けているのでズレは無縁。
ロードならコントゥアーやトピークのダイナバックが定番かもしれないが、他の人が走っているのを見るとあまりにも激しく板バネの様に縦ブレしていて、正直言って後ろを走っているこちらが怖い。それでも普通なら問題ないのだろうが、自分の使い方なら1年で折る自信がある。
問題点
1)とにかくバッグ本体がぼったくり はじめから解れてるインナーポケットに全く寸法の合ってないレインカバー 日本価格はデイパックボックスで12000円くらいだが品質としたら半額でも高い。
2)固定ボルトがシートポストを削る 良くあるひょうたん型のバンドをボルトで締め込むタイプだが、固定強度十分まで締め込むとほぼ間違いなくボルトの頭がシートポストを削る。チューブの切れ端でも入れておかないとポストがぼろぼろになる。
3)内部の接続ネジが折れる 初代はこれで走行中にマウントごとバッグが脱落した。
プレートとアームはこんなような差し込みになっているが、インローの長さが差し込みの半分程しかない。その為、4cmほどのネジは先の1cm位しか樹脂に入っておらず後は宙吊り。先1cmと頭の部分だけで荷重を受けている。
結果、ここで折れる。
初代は、4本同時?にこれが折れた。3万km使っているので値段からすれば文句言う筋でもないが、構造的には問題。
この為、ほぼ毎日2時間以上使うような頻度なら、シートレールに吊るす形で荷重を分散することが必須。現状はサドルバッグのストラップをエクステンダーの内側からサドルレールに巻き込んで、バッグとサドルで挟んでいる。きっちり締め上げることは出来ないので気休め程度かも知れないが、この形にして5万kmトラブルは出ていない。
タイヤクリアランスについては、175cmのポジションで530mmホリゾンタル700cと言う条件なら見ての通り余裕。写真は上の方と同様にKF828エクステンションアダプターを使用しているので、後ろだけでなく上にも1cmほど上がっているが、無くても大差はない。
フリーパックメタ2 21Lでも同様。(これを最初に買ったのだが、どうしても疲れてくると降りる時に足を引っ掛けて転ぶのと、エクステンションアダプターを付けても漕いでいる時に尻に当たって落ち着かないので結局使っていない)
何度も言うが、バッグ本体は本当に心底ぼったくり。それでも、このシステムの代りは結局6年経っても見つからない。
価格評価→★★★★(これだけ使えば元取ったと言うかタダ同然 マイナスはバッグのボッタクリ分)
評 価→★★★★(最高とは言わないが必要十二分)