[ROAD] cannonade CAAD13
購入価格 ¥初ディスクロードです。とは言っても妻君用。サイズは44です。そもそも流通量が少ないと思います。参考になれば、
吊るしの状態から変更した点・変更を予定している点:
クランク :7000系105の165mmへ、BBはスギノのアダプタを使用(非セラミック)。 ステム :純正は80mmでした。後日60mmに交換します(発注済み)。 シートポスト:こういう特殊な形状のものはいつまで作るかわからないので純正カーボン製のものに変更しました。 未カットで使っています。その内切りますが、、形が形なのでガイドが無いと少し不安ではあります。 まあ、切らなくても160g程度なので十分軽いですね。 重量 :上記のみ手を入れて、ペダルレスで9kgジャストでした。意外に軽い。
良い点
見た目もかっこよく、乗り味にも癖がないそうです(主観笑)。
薄肉のアルミフレームとの触れ込みですが、トップチューブやダウンチューブを指で押しても、ペコペコ凹む様なことはありません。 フォークオフセットが2種類用意されていて、小さめのフレームの場合、オフセットの大きいものになります。このため、前輪がつま先に多少あたりづらい様配慮されています(クランクを交換するとさらにゆとりが出てきます)。 ワイヤールティングがCAAD12とくらべ改善されています。一応内装ですが、BB下からは通常と同じ取り回しなので、そこまで抵抗になっている気はしませんでした。ただ、小サイズゆえハンドル下は厳しくなりますので、もう少し余裕のある大きさの場合よりはロスがある気がします。44と48で悩んでいる場合、両方フィッティングされると良いと思います。 スローピングであることから乗り降りもしやすいそうです。原理的には、幾分重心も低くなるでしょうし、ピラーの出代も大きくなるため、特にカーボンとした場合は減衰性も期待できる様に思います。 7000系の105の作動感は非常に軽快で滑らかです。 謎のサドル(詳しく無いので)がついていましたが、クッション量も適切で、レーパンを履く限りこれでいいそうです。
悪い点
推奨身長から考えた場合クランクは170mmではなく、160mmないし165mmが適切ではないかと思います。余分にお金がかかります。 同じ理由でSTIはショートリーチの方が良かったのではないかと思います。安価になったとは言え、あとで交換すると高い(尚、ハンドルバーは幅380mmでした、これはまあ及第点。ギリ使える)。 製品マニュアルがしょぼい。ディスクロードのホイール周りの情報とか欲しかったかも。それと、カーボンコラムの為、スターファングルナットではなく、ヒラメのプレッシャープラグの様なものが使われています。ここにステムのトップキャップを直接ねじ込む形式なのですが、幾分戸惑いました。もう少し詳しい情報があるとありがたいです。 純正タイヤはヴィットリアのザフィーロ・プロです。ホイールは仕方ないですが、タイヤはもう少し良いものをつけて欲しかったです。減ったら交換でもいいのでしょうが、空気圧高めだと跳ねると言っています。 細かいで点では、ディスクローターは105用のものではなく、deore用のものです。deoreには140mmのラインナップがありませんが、後輪は140mmでも十分ではないかと思いました。十分よく効きます。
総合評価
フレームの構成やカラーリングが先代のCAAD12と大きく変わった為、好き嫌いが分かれると思いますが、小サイズに限って言えば、ホリゾンタルに近いものより乗りやすかろうと思いますし、細かな造作が美しく、所有感を満たしてくれる様に思います。安くは無い(後述)ですが、自分のも欲しくなってしまいました(さらに後述)。
話を戻すと、このモデル、アルミハイエンド?と喧伝されていますが、ディスクモデルの場合、リムブレーキ仕様のカーボンのモデルも視野に入る価格帯になっています。なんだかんだで乗り出しで30万円くらいかかってしまいました。ディスク化に伴い、定価での価格設定が24〜26万円程度になっており、他社より若干割高かもしれません。特に、小サイズに限って言えば、細かなアッセンブルがもう少し背の低いライダーに寄り添うものだと良かったと思います。クランク長を適正なものにするための追加の出費を考えると(経験上変速の信頼感も上がります)、同社のさらに上位のモデルも視野に入ってきます。しかし、この場合もサイズ44は一律に170mmのクランクの様なので同じ様に追加出費がかかります。
完成車重量はまだ軽量化の余地のある数値ですね。新アルテグラのチューブレスが良さそう(お金かかるなあ)。
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話は脱線しますが、キャノンデールは90年代、VOLVOキャノンデールやSaecoをスポンサードし大活躍しましたが、長きにわたってランドナーをラインナップするなど競技志向のモデルに専従してきたメーカーではありません。CAADと名打つ前のアルミフレームはM3.0 R3.0(ツーリング車はT.3.0とかそんな名前だった気がする:未確認)という様な型番で、落ち着いた色調は他社とは一線を画していました。要するにフレームと完成車を併売し、完成車はアッセンブリーで差がつくということです。また、時代といえばそういう時代だったとも思うのですが、淡い中間色のメタリックのフェードだったり、マーブル状のスプラッターなど、長く愛着の持てる、渋めの色合いが多かった気がします。次第にアメリカンバイクのマーケットも多くなり、MTBの発展やランスらの活躍によって、米国三大メーカーが市場を席巻することになりました。この時期のフレームはそのカラーリングやグラフィックにも、競技性が高く現れていたと思います。要するに先進性を訴求点として、次々に買い替えを促す様な尖った製品を作り続けるということです。様々な新素材の導入もこれを後押ししてきた様に思います。
で、私、最近のキャノンデールのカラースキーム、まだ試行錯誤しているのでしょうが、落ち着いていて良いなあ(色による)と思ってます。連れ合い用にといろいろ吟味して購入したのですが、7000系105の完成度も素晴らしく、自分のも欲しくなってしまいました。これもマーケーティングなのでしょうが、あまり細かなことを気を使わず悠々乗れる感じでツボってます。
ディスクロードなるものは初めてでしたが、これに電動変速が加わると、ストレスフリーなことには疑いがありません(お金かかりますけど)。異論はいろいろあると思いますが、ストレスフリーであることも一つの正義なので時代の流れではないかとも思います。
価格評価→★★☆☆☆(サイズ合わせの追加出費もあるので⭐︎減) 評 価→★★★★☆(細かい部分ばかり指摘しましたが完成度の裏返しです) <オプション> 年 式→2021 カタログ重量→???g(実測重量約9kg:ペダルレス)
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