購入価格 当時¥3000ぐらい?(199RMB)
2,3年前に深センへ旅行に行った友人が、当時出来たばかりのXiaomiストアで買ってきてくれたもの
当時はあまり期待してなかったこと、稼働時の騒音の大きさに怯んでしまって、部屋の片隅に仕舞っていましたが、引っ越しを機に使ってみた所、意外に便利でした
外見は古いiPodだか南京錠の見た目。横幅はともかく奥行きもあり、重量も450gと見た目以上にかなり重いです。
左から付属バッグ、マニュアル、電動空気入れ本体、サイズ比較の例のポンプ(Oture)、TNIおたすけチューブ
さて空気を入れてみます
U字チューブ部分は左側が抜けるようになっていて、引き抜くことで金口が出現、同時に本体に電源が入ります。標準は米式ですが、専用米仏変換が付属しており、変換をつけたまま収納することができるようになっています。金口を脱着することで電源が連動することから、ヘッドを付け替えるのは向きません
iPod風のボタンですが、ダイヤル機構的なものはなく、単純な4方向+中央1の5ボタン。気圧の上下、手元ライトのオンオフ、モード/表示単位切替、中央が空気入れオンオフです。単位表示はPSIとbar、モード切り替えは、車/バイク(スクーター)/自転車用/球技用ボール/その他とあり、気圧のプリセットができます
気圧を指定して(前回の設定があればそのまま)中央ボタンを押せば、大音量と共に空気が入り、設定気圧になれば自動で止まります。700x25cタイヤだと、だいたい0.1bar上げるのに1~2秒といった所。ゼロから空気を入れれば7bar付近まで2分弱といった感じ。カタログ値では誤差±2psi(0.14bar)、最大10barとのこと
空気を入れると、ミニポンプと同様に断熱圧縮で本体とチューブがかなりの高温になります。特に何本もゼロからタイヤに空気を入れるのは危なそうです。なおバッテリーはmicroUSB充電、カタログ値ではロードタイヤ8本程度入れられる、となっています
そんなポンプでしたが、長らく眠らせてました
ほぼショートツール缶サイズですから、ツール缶はおろか緊急用としてもサドルバックにも入れたくはないサイズと重さ(450g)です。そのため、当時すでに例のポンプを入手していたこともあり、特にソロツーリングには使いませんでした
では、家の据え置きとしてはどうでしょうか?しかし稼働音が凄まじい。マニュアルによると「1mの距離で80dB」。地下鉄車内に相当し、体感では洗濯機や掃除機より2周りぐらい大きく、救急車のサイレンよりはマシ、ぐらいの音量です。日中はともかく夜に翌日のツーリング準備をしようとタイヤ空気入れて…というには絶対に向きません。バルブのねじ込みも面倒ですし。何より当時はフロアポンプが駐輪所に置けたこともあって、じゃあ速度的にもフロアポンプでいいじゃん、となってしまっていました
そう、中途半端なのです。そして騒音がすごい
転機なったのは引っ越しとパニアバッグを常用するようになったことです
駐輪場が部屋から離れ、フロアポンプを置くことができなくなりました。空気をタイヤに入れてから出かけるとなると、「フロアポンプを部屋から駐輪場へ持っていき、空気を入れたら持って部屋に戻り、改めて出かける」手間が必要でした。これが電動空気入れなら、「駐輪場で空気を入れ、そのまま空気入れをパニアバッグに投げ込んで出かける」が出来るようになりました。結果としてフロアポンプを置き換えました
また何人かでツーリングする際に持ち込むようにしています。リアキャリア+パニアバックで輪行するようになったことで荷物に余力が出来たというのも大きいですが、ツーリング人数が増えるとその分パンクリスクが増え、パンクをすれば楽しくない時間が出来てしまいます。この時間を短縮できるなら重量はアリというという判断になりました。集合時に「空気入れ忘れてた。点検したい」というケースもちょくちょくあり、正確な気圧管理が役に立っています
「フロアポンプよりコンパクトで持ち運びが効き、ミニポンプより重く嵩張るが、力が要らず正確」
どっちつかずで中途半端と取るか、重いが万能と取るかは難しい所。荷物を絞りたい方には向きませんが、車輪行するような方が車に忍ばせておくのは良さそうです
価格評価→★★★★★(当時価格だと安すぎる)
評 価→★★★★☆(今の国内価格だと5000円ぐらい。コスパ感はダウン)
<オプション>
年 式→不明
カタログ重量→ 450g(実測重量 約450g)