購入価格 ¥63,750(Wiggle、定価の45%オフ)
CRC・WiggleのPBであるPrimeのカーボンクリンチャーホイールです。
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■購入動機
本製品の購入前までは、アルミリムにカーボンを被せたモデルであるShimano RS81のC24とC50を、主に山と平地で使い分けていました。
次のホイールはなんとなく
・フルカーボンクリンチャー
・1本でオールラウンドに使える
・チューブレス対応
と考えていました。
2017年モデルのPrimeカーボンクリンチャーを知人が購入したのを見て、なんとなく良さそうだと思っていました。
2018年モデルになりリムが刷新され俄然興味が増していたところ、たまたま大幅な値引きのタイミングがあり思わずポチってしまいました。
■製品概要
Primeのカーボンホイールには、スポーク・ハブがストレートプルの上位版と、Jベンドの下位版があります。
2017モデルではリムは共通でC17相当のワイドリムでしたが、2018モデルになり上位版のみリムのスペックが変更されました。
主な変更点は、C19相当の超ワイドリム可と、デカール類が黒基調となり名前も「BlackEdition」となったことかと思います。
(下位モデルではC17を継続)
BlackEditionのラインナップとしては、
クリンチャー/チューブラー/ディスクブレーキ(クリンチャー)のそれぞれに
28㎜/38㎜/50㎜/60㎜/85㎜のリムハイトが用意されています。
私が購入したのは クリンチャー 38㎜ハイト のモデルとなります。
■使用感
(1)各種計測
◇実測重量(リムテープ込み)
・フロント: 651g
・リア : 844g
・ペア :1495g
カタログ重量+66gです。リムテープぶんと考えると、まぁまぁ優秀でしょうか。
◇リム幅
・内幅:19.5㎜
・外幅:27.5㎜
内幅はカタログ+0.5㎜でした。かなりワイドですね。
◇初期振れ
ショップ等で点検すれば、修正すべきレベルで出ているのかもしれません。
私の環境では測定する手段もないですし、目視では気になるような振れは出ていなかったので、そのまま使用しました。
(2)タイヤ組付け
本製品は以下の組合せで使用しました。
タイヤ :IRC FormulaPro Tubeless RBCC 25C
リムテープ:ホイール付属品
バルブ :ホイール付属品
シーラント:なし
自宅に届いた時点で、リムテープは装着済み、チューブレスバルブは未装着という状態でした。
タイヤ組付けの前に、リムテープの密着性を高める目的で、チューブドのクリンチャータイヤで7気圧ほど空気を入れ一晩放置しました。
その後、チューブレスバルブを取付け、タイヤを組付けました。
タイヤの組付けについては、以下のWebページを参考にしました。
http://www.irc-tire.com/ja/bc/others/road_tl_lever.htmlただし、IRCの専用タイヤレバーは用意したものの、使うことなく素手でタイヤをはめることが出来ました。
ビードも、エアタンク等のない通常のポンプで普通に上がりました。
6気圧程度まで空気を入れた後、一晩経っても空気圧の低下が許容範囲だった為、数時間のライドではシーラント不要と判断しました。
(3)フレームへの取り付け
リムの外幅が、これまでの手持ちホイールのなかで最大であるC50の22.4mmより5mmほど広いため、ブレーキのクリアランス調整が必要でした。
ちなみに、ホイール交換に伴いブレーキパッドは
SwissStop FlashPro BlackPrince
の新品を装着しています。
(4)走行性能
あくまで私の主観かつ、C24/C50との比較になります。
まだ200㎞程度しか走行していないので、ファーストインプレッションとしてお読みください。
◇平地
C50と比較して漕ぎ出しの軽さを期待していたのですが、あまり変わらない印象です。
ただしこれは、チューブレスタイヤの重量がC50に装着していたタイヤに比べ+80gほどあるので、その影響が大きいと考えています。
加速した後のスピードの維持のしやすさはC50と同程度でした。
C50は慣性で速度を維持しているのに比べ、本製品は転がり抵抗の小ささで巡行している感覚でした。
横風でハンドルが取られる感覚は、C50に比べて小さいです。
◇登り
登りに関しては、さすがにC24のほうが軽快感があります。
なのでホーム峠のタイムについては期待していなかったのですが、なんとベストに迫るタイムが出てしまいました。
転がり抵抗の小ささが効いているのでしょうか。
剛性については、私程度の貧脚には特に不満はありませんでした。
◇下り
これは確実に速くなりました。特に空転時の加速度が上がる感じです。
転がり抵抗の減少に加え、ハブの性能が意外と良いのかもしれません。
ブレーキを長めにかけた際に、若干焦げた臭いがしてヒヤリとしましたが、リムの形状や表面状態に変化はありませんでした。
■まとめ
激安カーボンクリンチャーですが、まったく問題なく使用できます。
むしろ、たとえ破損しても(比較的)お財布へのダメージが少ないので、練習で使い倒すのに最適なのではないでしょうか。
スペックが飛びぬけていたり、走行時の感覚が激変するわけではないのですが、走ってみると速いという不思議なホイールです。
これがチューブレスの恩恵によるものなのであれば、昨今チューブレスが流行るのも納得できます。
ただ、本製品は完組ホイールではあるものの、構成パーツは汎用的なものであり、手組の範疇を超えていないと思っています。
専用設計された本当の意味での完組(コスカボUSTなど)を試してみたくなりました。
※本投稿が初投稿ですので、読みづらい点もあるかと思いますがご容赦ください。
フォーマットは、レビューの神 baru様のものを勝手ながら参考にさせて頂きました。
この場を借りておことわりを入れさせていただきます。
価格評価→★★★★★(買わない理由を探すほうが難しい)
評 価→★★★★☆(上があると思うので)
<オプション>
年 式→2018
カタログ重量→1,429g(実測重量 1,495g(リムテープ込み))