購入価格:5152円 (ワールドサイクル)
ホルスタータイプの大型サドルバッグです。
Blackburnなどからも同じ仕組みのものが出ていますが、幾分安いのがポイントでしょうか。
キャンプに行くにあたって、テントやらを積載するために導入しました。
15Lクラスであればホルスター型ではないサドルバッグも同価格帯でいくつかありますが、キャンプ以外での利用を考えたときにロールアップ回数が増えるのは手間そうかなと思い、スタッフバッグの切り替えで適正容量化できるこちらを選択。
サドルレール<>タイヤ間は200mm程度あれば充分です。ギリギリ150mmくらいでも付きそうではありますが、その場合はブレーキのアウターと接触しますのでバッグ全体が右側にズレた形となってしまいます。
シートポスト側ストラップとその部分の本体は滑り止めの効いた素材になっています。
ベルクロの有効幅も広いので、しっかり巻けばちょっとやそっとではズレません。
バッグのシートポストと当たる面以外は内骨(おそらく樹脂板)が入っていますので何も入れずとも形状を保ちます。まさにホルスターですね。
また、底面外側はターボリンぽい素材で泥汚れなどもひと拭きで落とせます。
サドルレール側は細めのストラップ止め。よくあるやつですね。
アジャスターにストッパーが付いているので、少し短めに調整してからバックルの嵌合をすることでしっかり取り付けられます。
スタッフバッグの固定は中央のストラップ1本で押さえる形なので、スタッフバッグのバックルとの隙間を通すようにして抜け落ちないようにしておくのが安全でしょう。
積載可能な容量はおそらく10L〜30Lくらいでしょうか。
以下に7L, 15L, 22Lそれぞれのスタッフバッグを積載した写真を掲載します。
写真の通り、7Lですとバッグ下面を大きく湾曲させてスタッフバッグを押さえる形になります。この状態ですと中身を取り出すのにシートレール側のバックルも外す必要があるのであまりおすすめはできません。10L以上で利用すべきバッグだと思います。
ただし、私は小容量での利用時には以下のように別途パンジーコードでスタッフバッグを押さえてしまい、バッグの外形は通常通りのシルエットとなるようなストラップ長で運用しています。前述の通りバッグには内骨があるので普通のストラップ止めサドルバッグ程度の揺れしか発生しません。また、中身の取り出しもパンジーコードのストッパーを緩めるだけなので容易です。
そして容量が大きくなっていくとこのバッグは真価を発揮します。スタッフバッグ固定用ストラップが異常に長いので、前述のように22Lのスタッフバッグにテントを始めとしたキャンプ用品を満載しても余裕でくわえ込みます。手持ちがないので確認できていませんが、30Lクラスでも幅がなければ積載可能でしょう。
大容量積載時の気になる揺れですが、あまり感じませんでした。
キャンプ用品(テント・シュラフ・焚き火用品などで3kg程)を積載して走行してみましたが、高い位置に重心が移った事によるダンシングの振りの重さは感じたものの、揺り返しや荷物の緩みなどはありませんでした。シッティングで走るならば「重たい&重心位置が後ろよりになっている」以上の違和感はありません。
気になるところは1点あります。それは水抜き穴が無いこと。
スタッフバッグを入れる開口部以外の穴がないため、雨が降るとホルスター部がそのままバケツと化します。防水性の高いスタッフバッグを使ってはいるものの、荷物に押さえつけられている部分の耐水圧は不安です。
ハトメ穴のひとつでもあればよいのですけどね・・自分で開けるか!
価格評価→★★★★★ (似たような製品の中では頭一つ抜けて安い)
評 価→★★★★☆ (途中で荷物が増えても安心!)
<オプション>
年 式→2017
カタログ重量→430g(実測重量 450g)