購入価格 *Canyonの完成車に付属
定価¥280,000+税
初のカーボンディープリムホイールで且つBontrager Select, Shimano RS81 C24との比較になるのであまりあてにならないかもしれません。
700kmほど乗ってのレビューになります。
まず当然と言えば当然なのかもしれませんが平地でめちゃくちゃ速いです。漕ぎだしからしてホイールそのものの剛性からか、今まで使ってきたホイールよりぐっと加速できます。一度走り出せば膝でくるくる回しているだけでもどんどん加速していきますね。そして加速し切った後は、USTの転がり抵抗軽減や64mmリムの空力性能なのかでしょうか、その速度が維持されるような心地よさがあります。
登りは・・・前後1500g以下のホイールを履いたことのない私にはちょっと分かりかねますがホイールの堅さからかやはり(比較的)登りやすいと感じます。度々近くの山を登ってますが大分タイムも縮まりました。
流石に横風には弱いと思います。慣れるとそこまででもないんですが、ここが風の強い地域というのもありますが下っているときに急に吹かれるとハンドルが持っていかれることがありますね。リム形状のおかげか斜めになるとあまり影響なく走れるように思います。
ブレーキも初めてカーボンリムとカーボンリム用ブレーキシューを使う方には恐怖かもしれません。アルミリムと比べるとかなり滑ります。ブレーキはデュラ、ブレーキシューはswiss stopの黄色いのですがキチっと止めようと思うと結構力入れる必要があります。また下り坂でブレーキをかけっぱなしにすると加熱され『きゅいぃぃぃぃぃ』と悲鳴が・・・。リムブレーキ派ですがこれを考えるとディスクもいいかもと思いますね。
剛性とか堅い柔らかいというのがさっぱりの私ですが、このホイールは堅く反応性がいいのに乗り味は大変やわらかですね。路面の凹凸をぼやけさせてくれます。体に来る振動が減るからか手が痺れたりということもないですね。空気圧はMavicのアプリで算出した最適のものにしてあります。
さて他のレビューされてる方のマネをして色々書いてみましたが結局のところとてつもなくカッコイイのが一番ですね。信号がそこそこあったり風が強かったりレースに出なかったりするのに64mmリムのフルカーボンチューブレスレディなんて全く無用の長物ですが、この空気と戦う形状がたまらないです。車輪じゃなく最早カーボンドーナツってなくらいに分厚い塊感があります。エアロフレームに履かせればもう戦闘機ですね。
普通の人からしたら大変いいお値段ですが海外通販だと大分お安くなってるみたいですね。USTの乗り心地素晴らしいですよ。
価格評価→★★★★★(完成車で安く買えたということで
評 価→★★★★★
<オプション>
年 式→2018
カタログ重量→1635g