購入価格 ¥程度による
昨日投稿した ユーラスについて。
金と赤のスポークが混じっているのは 僕が塗装した訳ではなくて、
シャマルウルトラゴールドのスポークと
レーシングZEROのスポークを流用する事で成立しています。
アルミスポーク版のユーラスですが、リムとニップルの形式によって微妙に違いがあり
現行モデルは3世代目です。
初代は5.5mm真鍮ニップルで、6.0mmアルミニップルのシャマルウルトラとは別物のリム、
2代目はアルミニップル化してリムの品番がシャマルウルトラと同じになり、
3代目はメガG3化した現行モデル、という感じで
僕が持っているのは2代目です。
この、「2代目」というのが重要なポイントで、
3世代に分かれるユーラスは 全てスポーク長さが異なり 互換性がありません。
例えば、初代のスポーク交換に 2代目や3代目のスポークを使うことができません。
初代シャマルウルトラでもある シャマルウルトラゴールドは、リリースこそ初代ユーラスと同時期ですが
2代目ユーラスと リム/ハブの寸法が同じ、
という事は スポーク長さも それと同じです
(実際の順序は逆で、初代シャマルウルトラに 2代目ユーラスを合わせた形になります)。
シャマルウルトラには メガG3化したものは存在しないので、
金スポークを流用できるユーラスは2代目だけなのです。
↑2010年モデル
↑2013年モデル
フルクラム レーシングZEROの場合、
(カンパニョーロで言うところの)メガG3化以前にも以降にも 赤スポークのラインナップは あります。
あるのですが、フルクラムとカンパニョーロでは フリー側のスポーク配列が異なるため
当然スポーク長さも異なります。
よって、カンパニョーロのホイールにフルクラムのスポークを流用する場合、
年代に関わらず 後輪の反フリー側と前輪のスポークだけが一致する、という事になります。
現行ユーラスと同じ長さのフリー側スポークには、黒以外にラインナップが無く
色を変えることができません。
色を変える必要性については 僕も分かりません。
当初は 反フリー側のスポークが1本曲がっただけだったので フルクラムの赤スポークで修理したのですが、
追加で4本折れたため、じゃあ色違いのスポークを2本追加して
スポークの3本束が丸々1つ色違いの状態にしよう!と思い立ち 今に至ります。
赤スポークありきで揃えた結果 こうなっただけで、
初めから3本とも交換していれば 全て金スポークになっていた可能性もあります。
修理に使った色違いスポークの品番を いちおう書いておくと、
フリー側の金スポークがWH-006SH、
反フリー側の赤スポークがR0R-SR01です。
参考までに。(何の参考だか)
以上、さらっと書きましたが 本来カンパニョーロ製品の修理にフルクラムのパーツを使うのは禁止されていて、
カンパニョーロのホイールに フルクラムのフリーボディを取り付ける、
カンパハブにフルクラムのベアリングを入れる、
カンパクランクにフルクラムのチェーンリングを付ける、
など全て御法度です。逆もしかり。
互換性が無いからダメ、というのは建前で、
カンパニョーロとフルクラムは(名義上)別のメーカーという事になっているので、
これらを認めるのは カンパニョーロとフルクラムが同一メーカーである事を認めるのと同義だから、
というのが実情です。
今回の修理もとい改造は、カンパニョーロ社の規定に抵触する事を知った上で
自己責任でやっています。
性能上の問題は ある筈もなく、せいぜい保証がきかなくなるくらいです。
という意味を、「違法改造」というタイトルに込めました。
よい子は真似しないでください
わるい子は 察してください
目立ち度→★★★☆☆