☆購入価格
¥107.512円 ワールドサイクル
☆使用環境
ロングライド、ブルべ
☆その他構成
クランク...Campagnlo H11
RD...Campagnolo HO Record
FD...Campagnolo Record
カンパ初となる油圧レバーです。元々15年式のキャリパーのレコードを使っていましたがディスクロードへ乗り換えに伴い購入しました。
箱はこんな感じ。
ひと箱に右なら右のレバーとブレーキが入っている。
内容物はレバー、ブレーキ、オリーブ&バーブ、パッド、輪行時にパッド間に挟むモノのみだった。
オイル、ブリーディングキット、ブリーディングするときにブレーキに挟むモノは別売りとなっている。
重さは0.38kgと書いてあった。2つで600gちょいか?
気になるブラケット部
左が15年式紐レコードで右が油圧レバーで、表面の加工も変わっている。またキャリパー用のレバーに比べてツノの長さは1cmくらい長くなっている。
握った感じやはり油圧の方が一回り大きく感じられた。
しかし気になるほど肥大化はしてないので個人的には許容範囲内。
それにツノが長くなっているのでブラケットの頭を持つエアロポジションはとてもやりやすく、キャリパーのレバーよりも安心して出来た。
ブレーキ
カンパロゴがかっこいい。
シマノみたいに冷却の為に溝が掘ってある...ということはなく、至ってシンプル。
こちらが追って購入した、
ブリーディングキット
(カンパ油圧はマグラと共同開発しているのでもしかしたらマグラのブリーディングキットは使えるかな?と思い、つけようとしたがネジのピッチが違うため入らなかった。当然シマノも無理だった)
ブリーディング時にブレーキに挟むモノ
ミネラルオイル
ここからいよいよオイルを入れていく。
先ほどの赤いのはこのようにセットして使う。
注射器を2本駆使してオイルを入れていく。
2本の注射器のうち1本に空気が出入りする穴が上部に付いているので、それよりも上にピストンを引き上げレバーの方にセットする。
そしてブレーキの方からオイルを入れていく。
ピストン運動を3,4回やった後、レバーを握ったり、レバーを軽く叩いたりして完全にエアを抜く。
☆ブレーキ・変速性能
変速性能に関してはキャリパーの時と変わらずといった印象。ただ、RDもレバー購入時に油圧用を買い、まだバネが馴染んででないのかもしれないが少し変速が硬い。ギアを軽くする時に力を入れないと動きづらいといった印象。
ブレーキに関してはタッチ、引きの軽さ共大手三社の中では一番キャリパーに近い感覚だった。引きも油圧シマノと比べても断然重く、最初えっ...となったが乗るとキャリパーのケーブルの部分をオイルに置き換えたような感じで、とてもコントロールしやすく油圧になってもカンパらしいブレーキの効き具合に仕上がっていて買って良かったと思っている。ただ油圧でこのタッチを実現するためなのか、ローターとパッドの間が非常に狭くなっている。両者の隙間は1mmあるかないかで、このためパッドとローターが走行中擦れないようにするのがとても難しい。自分はもう諦めて多少擦ってもいいやと割り切っているが、気になる人にはとても気になると思う。
☆まとめ
使用者がほとんどいないカンパ油圧だが、ブレーキタッチはキャリパーと似ていて初めて油圧を使う人でもスッと馴染めると思う。ただ普通にショップでレバーセットを買うと15万近くするのでそこがネックなのかなと思う。H11の下にPOTENZAの油圧もあり、そちらは左右で10万前後なのでまだ手が届きやすい(?)のかなと思う。
価格評価→★★★☆☆(安く買えたがそれでも高かった)
評 価→★★★★☆(ブレーキタッチは満点だが小物が別売り&地味に高いのでこの評価)