CBN Bike Product Review
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Wahoo KICKR SMART


 
nadokazu  2018-3-4 21:42
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Wahoo KICKR SMART
購入価格 ¥155,000+税

Wahoo Fitnessのスマートトレーナー。「石畳振動再現機能」は残念ながら搭載されていないものの、斜度に応じてフロントフォークを上下させる悪魔的オプション「KICKER CLIMB」が近日登場するらしいです。

スマートトレーナーなだけに、トレーニングアプリを使うとアプリケーションが指定した出力に応じて負荷が自動調整されます。「200Wを10分間維持しろ!」と言われたが最後、フロントをインナーにしようがリアを禁断の32Tに入れようが、脚にかかってくる負担が変わりません。これ、なんていう地獄ですか?


●デザインに飾り気なし。

持ち運び用のハンドル、スプロケ、ドライブトレインとフライホイールがスチール製のフレームに固定されていて、非常にガッチリした感じのつくり。デザインに飾り気はなく、どちらかというとスマートというよりは無骨な印象です。




●重量は安定感の裏返し。

本体は、約20kgの重量があります。正直、重いです。すごく重いです。とてつもなく重いです…。それが漕いでいるときの安定感とトレードオフなのは理解していますが、設置にかかる身体的負担は相当なもの。本体を持ち上げて移動させるたびに、腰に崩壊の序曲が流れてしまうのでは…という恐怖に苛まれます。これ、脚よりも先に腕のほうが鍛えられてしまうんじゃないでしょうか?

本体脚部は開閉が可能。収納時の占有面積は、最小限に抑えられます。開閉部分にはロック機構が付いているので、漕いでるときに意図せず脚が閉じる→転倒 みたいな心配はありません。




●隣家や階下に気兼ねはします。

ダイレクトドライブ方式で静粛性は高い…はずですが、それなりのノイズは発生します。トレーニング中のノイズは、大きく分けて2種類。ペダリングの振動からくる「ぐごーん ぐごーん」という床を震わせる低周波音。そしてフライホイールの回転に応じて発生してくる、「みょーんみょんみょん」という高周波音。どちらも回せば回すほど、ノイズレベルが上がります。

低周波ノイズの方は床と本体の間に緩衝材(グロータック「ブルカット2」)を入れることで、大幅な改善を図ることができました。また、高周波ノイズのほうは扉1枚隔てれば、かなり抑えられる程度のもの。とはいえ、集合住宅住みなだけに、ガシガシ回すのは全自動洗濯機を隣や階下に気兼ねすることなく回せるぐらいの時間に留めるほうが良いなー、と個人的には思っています。


●バーチャルだろうと坂はイヤ。

「漕いでみてどうなのか?」というのは主観によるところが非常に大きいので、あくまで個人的意見ではありますが、実走感が非常に高いです。これが機構的なものによるのか、画面内の変化に応じて負荷が変わるスマートトレーナーだかならのか、はたまたその両方なのかは正直判別がつきません。ですが「自転車で走ってる」という感覚は、かなりリアル。なので画面の中でも坂が近づいてくると、実際に走っている時と同様にものすごーーーーーーーーーーくイヤな気持ちになります。また、Tacx Neo smart T2800のレビューでmorihikoさんが書かれていたような「足を止めてもフライホールが回る」という動きはせず、負荷が軽くなるだけに留まります。

本体が重い分だけ安定感もあります。全力でダンシングしても、不安な感じは微塵もありません。発売当初からチームSKYが使用している条件下にありながらも、大きなモデルチェンジをしていない。つまり、それだけ完成度が高い。というのが売り文句らしいですが、素直に頷けるデキです。




●iPadではアッサリ接続。

PCやタブレット/スマートフォンとの接続はANT+とBluetooth。Bluetoothのケイデンスセンサーが付属してくるので、iPadであればBluetoothの心拍センサーを買い足せば、ケイデンス/スピード/パワー/心拍をフルに測定できる環境が整います。接続は非常にスムーズで、何の苦もなく認識させられました。

また、標準で付属しているスプロケはSRAMの11速。私の使用環境(アルテ6800)だと、チャリチャリ音が気になり続けたのでシマノ製に交換しました(「変速調整が下手すぎるだけだろ!」というツッコミ不可)。

それと1点だけ、注意事項が。付属の電源ケーブルはコネクタが海外仕様で、そのままではコンセントに入りません。変換アダプタを用意するか、専用のケーブルを購入しておく必要があります。




●蛇足。

購入を検討した際、もっとも大きな障壁のひとつは「初期投資が非常に大きいこと」。ですが、ダイレクトドライブ方式のスマートトレーナーは経済的に優れている点が数多くあり、やりようによってはランニングコストで初期投資を回収することすら可能だということに気づきました。

たとえば…

・タイヤが減らないので、タイヤの費用が節約できる。
・パンクが発生しないので、予備チューブや携帯ポンプの費用が節約できる。
・補給食や水をコンビニで用意しなくていいし、美味しいお店にも入らないので、補給の費用が節約できる。
・事故の心配が無いので、自転車保険の費用が節約できる。
・直射日光を浴びないので、日焼け止めの費用が節約できる。
・ブレーキをかけないので、ブレーキシューの費用が節約できる。
・走ってヘロヘロになっても輪行で帰る必要がないので、電車賃が節約できる。
・天候に左右されずに走れるので、雨具の費用が節約できる。
・誰にも見られず走れるので、ウェアの費用も節約できる。

ザッと列挙するだけでも、これだけの経済的メリットがあります。FTPテストで175Wしか出せない貧脚が無茶な言い訳で心に棚を作った挙句に、分不相応にもほどがある買い物をしていたとしても、誰も責めたりできないですよね?


価格評価→★★★★☆(Tacx Neo smart T2800の海外通販価格安すぎ)
評   価→★★★★☆(Tacx Neo smart T2800のコスパには勝てません…)

 
nadokazu  2018-7-2 0:05
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Wahoo KICKR SMART
Tacx NEOのことが気になるあまり、TacxとKICKRが両方置いてある店舗に行って、乗り比べてみたので追加レビューです。

見ないフリをしていた圧倒的な性能差が白日の下にさらされ、Tacx NEOが欲しくなってしまったらevanscycles.comのバスケットに入ってるTacxがウチに発送されちゃう手続きを進めて、嫁さんに土下座することになるのは覚悟の上ですよ…!


●静粛性
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ともにダイレクトドライブ式であり、静粛性はかなり高いレベルにあると言えます。しかし、比較するとTacx NEOのほうが明らかに静かです。KICKRは走行中に(おそらく)フライホイールの回転を制御して負荷を調整する際に発生させる「みょーんみょんみょん」という音が絶えず聞こえてきます。

対してTacx NEOなのですが、大袈裟に言うと「無音」。グッと力を入れてペダルを踏み込んでみても「え、何か音出てる?」と感じてしまうぐらい静かです。騒音が耳に付きにくい「店舗のデモスペース」という環境のせいもあるのでしょうが、それでもKICKRはフライホイールの回転音が聞こえてきました。それなのにTacx NEOときたら、本当に回転音よりも変速音のほうがよっぽど聞こえてくる感じでした。店頭と違って四方を壁に囲まれた典型的ウサギ小屋である我が部屋のような場所でも、間違いなくKICKRより静かでしょう。静粛性については、KICKRとTacx NEOの間には、超えられない…壁が…あります。


●負荷のかかり方
------------------------
ともに自然です。斜度に応じてリニアに負荷が変化するので、不自然なところがありません。ただ、負荷の立ち上がりについてはKICKRのほうが若干緩やかかもしれません。たとえばZWIFTで坂に突入したとき、坂に入ってから徐々に負荷が強くかかってくる印象です。対してTacx NEOは負荷の立ち上がりが急。店員さんによると「ZWIFTのトレーニングメニューで高い負荷のかかるところへの切り替わりなどは、ガツッと負荷がかかってくる」とのことでした。


●デザイン
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質実剛健を地で行く無骨なデザインのKICKR。洗練されていて、先進的な印象のTacx NEO。まったく異なるコンセプトでデザインされているので、どちらが良いかは好み次第ではありますが、個人的には「Tacx NEOのデザインは、未来的でスッキリしていてカッコいいなー」と羨望のまなざしで見つめてしまいます。


●重さ/セッティング
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公式サイトによると、Tacx NEOは約21.5kgでKICKRは約20kg。どっちも重いです。裏を返せば安定感があるということになりますが、その重さのせいでセッティングはひと苦労。脚を横方向に広げるだけのKICKRに対して、畳んだ脚を下方向に展開する必要があるTacx NEO。セッティングのしやすさは、KICKRに分があります。とはいえ、トレーナーを置きっぱなしにできるスペースを有しているのであれば、乗るたびにいちいちセッティングし直したりすることはないので、この辺は差になりませんね。


●可搬性
------------------------
左右の重量がちょうどバランスする位置にキャリングハンドルが付いているKICKRは、かなり持ち運びやすくできています。20kgの重さに耐えることができれば、片手でだって持ち歩けてしまいます。腕も腰もガラス製の貧弱な坊やであるところの自分が、KICKRを使うたびにセットしたり仕舞ったりし続けられたのも、このキャリングハンドルと重量バランスによるところが非常に大きいです。

対してTacx NEOですが、上方に畳んだ脚部の肉抜き部分を持って運ぶことになりますが、こちらはさすがに片側だけ持って持ち上げるとバランスを崩しそうです。また、スプロケ側のほうは気をつけていないと、持ったときにスプロケと指が盛大に接触してしまい、チェーンオイルが思いっきり手に付いてしまいます。

▼ここ持つときは注意



●誰得機能、もといオプション機能
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Tacx NEOの石畳再現機能は、面白いですねー。本当にデコボコした路面を走っているような振動がペダルから伝わってきます。ただ、個人的には路面の荒れって走っているときの不快要素でしかないので、その機能は切っちゃうと思います。

対して、KICKRのほうは斜度を再現する悪魔的オプション「KICKR CLIMB」が近日発売…のはずなんですが、最新情報を提供してくれるというニュースレターの配信登録をしてはや半年。まったく音沙汰が。コレ、本当に出るんでしょうか…?


●専有スペース
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使用時のフットプリントについては、KICKRもTacxもそこまで大きな違いはありません。とはいえ、パイプ状の脚部が低い位置にあるKICKRに対して、Tacx NEOは板状の脚部が斜め下に展開します。三次元空間的な比較だと、スペースをより多く占有するのはTacx NEOです。

▼フットプリントの比較



●KICKRからTacx NEOへ
買い換えは必要か。
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結論から言うと、KICKRを買い換える必要は無いと判断しました。

KICKRとTacx NEOの静粛性に圧倒的な差があることは、覆しようのない事実です。とはいえ、KICKRだって「ブルカット2」で、ペダリングの振動を減衰させておけば、お隣や階下からクレームが入るような凶悪な騒音は出しません。玄関でZWIFT中、少し離れたリビングにいる嫁さん(3次元)からは、「テレビの音が聞きにくくなる程度で、玄関とリビングの間の扉を閉めてしまえば気にならないレベル」との評価でした。

静粛性にクリティカルなネガティブがないとすると、占有空間の少なさ、可搬性、収納しやすさがポイントになりますが、よりコンパクトに使えて、セッティングや持ち運びのストレスが比較的少ない。という点については、Tacx NEOよりもKICKRに分があります。

Tacx NEOの方が安い現状では、KICKRを積極的に選ぶ理由はありませんが、国内定価ぐらいの価格差がある場合は、KICKRも有力な選択肢たりえると思います。

価格評価→★★★★☆
評   価→★★★★☆


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