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2018年の到来とともに、話題をかっさらっていった「例のポンプ」ですが、無意識のうちに相当の高圧のエアを充填してしまっていることがあったので、目安でも良いので、充填したエアの圧力を知ることができないかと思い、導入しました。
インラインゲージを備えたホースで、携帯ポンプ使用時に、バルブにポンピングの力が加わることを防ぐため、破損リスクを下げる効果も見込むことができます。
●外観
まっすぐ伸ばした長さは、約30cmほど(口金部含む)と、意外に長いホースです。
エアゲージ部分(透明な筒状の部分:約10cm)は硬質樹脂で曲げられないため、小さくまとめることは困難です。
ホースはそれなりに柔らかいのですが、無理に曲げるとエアゲージとの接続部が破損しそうです。
携帯を考えると、全体的に、もう少しコンパクトであってほしい所です。
例のポンプとの対比。
持ち歩くには、ちょっと厳しい。
大型サドルバッグ使用時なら、
何とか持ち歩けるか?
エアゲージ部には、Bar、PSIの2種類の目盛りが刻印されています。
なお、目盛りの範囲は、Barが0〜12、PSIが0〜160となっています。
●使用感
最初にチューブのバルブにホースをセットした後、ポンプを接続して使います。
なお、このホースは、バルブに接続する側の口金は、ひっくり返せば仏式、米式を切り替えられますが、ポンプ接続側は仏式専用となっています。
例のポンプに限らず、携帯ポンプで使用する場合、ポンプ側の口金は、仏式対応に設定しておく必要があります。
ポンプ接続側口金は仏式専用。
ポンプ側を仏式対応に設定しておく必要がある。
バルブ接続側の口金は、
ひっくり返せば仏式、米式の、
両方に対応する。
正しく接続後、ポンピングしていけばエア充填は可能ですが、ゲージの目盛りが透明な筒に細いラインで刻印されているため読みづらく、作業しながら読むのはまず不可能です。
前もって、スライド式のマーカーリングを目的のメモリ位置に合わせておかないと、かなり戸惑うことになると思われます。
目盛りは正直、読みづらいので、
マーカーリングを活用すると良い。
エアを充填していくと、
赤いマーカーが上がってくる。
なお、このエアゲージの表示値は、特に低圧域ではいきなり2〜3barほど跳ね上がることもあったりするので、参考程度と考えた方が良いでしょう。
一応、5bar以上になると、ポンピングの回数に応じ、じわじわ上がっていくように見えますが、それでも、突然跳ね上がる時があるので、あまり信頼しない方が良いですね。
まあ、参考程度でも、パンク修理時などの緊急対応時に、目安でも圧力がわかるのはありがたいので、あくまでも緊急対応用としてみると、便利な製品だと思います。
……緊急対応のために持ち歩くことを考えると、ちょっと大きすぎますが……。
このホースのありがたい部分として、
逆止弁が内蔵されているところがある。
エア充填後、ポンプを外してもエアが抜けないので、
バルブから外す作業もやりやすい。
●まとめ
インラインゲージ付きのアダプターホースで、仏式ポンプ専用となっています。
例のポンプをはじめとした携帯ポンプでは、口金を仏式に設定して使用する必要があります。
エアゲージの指示値は、シビアな気圧管理ができるほど正確なものとは思えませんが、パンクから復帰後、とりあえずショップや自宅まで走る程度の利用であれば、十分に使用に耐えると思われます。
ただし、長さが約30cmある上に、構造的に丸めたりできないため、大型サドルバッグなどを使用する場合でもなければ、持ち歩きは厳しいかと思われます。
私の場合、大型サドルバッグなどを使うロングライドならば、エアゲージ付きのミニフロアポンプを持ち歩きますので、位置付け的には微妙なところになりますね……。
もっと小型で使い勝手が良い製品があれば、そちらに乗り換えるかもしれません。
価格評価→★★★☆☆(←まあ、大体こんなものかと)
評 価→★★★☆☆(←出先で、ある程度の目安とはいえ、空気圧がわかるのはありがたいが、持ち歩くには大きすぎる)