購入価格 ¥2000
ここの読者には間違っても傘をさして自転車に乗る方は居られないはず。
となれば、上下セパレートの雨合羽か、撥水性の高いウィンドブレーカーか、えーい!漢は濡れて走るのだという選択になろうかと思う。
そして、本日ご紹介するのはポンチョ。
何年か使って具合が良かったので、同じ製品を新調。
※右のモザイクは何年か使ってボロボロになった同じ製品(グロいよ)。クリックでモザイクが取れます。
ほんの40年前は、本当に長方形のビニールの真ん中に穴を開けてフードを貼り付けただけの、お世辞にも使いやすいとは言えない代物を使っていたが、いい世の中になったものだ。
「長方形の…」は、風が吹くと当然後ろ半分ははためいて、マントのような状態に。
「黄金バットだー」なんてのが分かるあなたは立派な老人。
前後の角に開いている穴にゴム紐を通して繋いだり、リュックに洗濯ばさみを付けて後端を咥えたり、なんて工夫が必要だった。
この「自転車屋さんのポンチョ」(名前が長い!)、三角形のテント状に縫製されていて、前が長く後が短い。
前が長いのは、前かごの付いたママチャリでの使用に最適化したもので、泥除けの無いクロスバイクなどには使えない。
(使ってもよいが、フロントフォークに巻き込むと思う)
私の場合ミニベロなので、前輪がかなり低い位置になるから、長い前端もタイヤまで届かず問題ない。ついでに言うと、泥除けもついているし。
前が長いお陰で、膝もほとんど濡れない。
「テント状」の大きさは、ほぼいっぱい荷物を詰めた25リットルのリュックを背負っていても収まる。ただ、荷物が多すぎると体の動きでじわじわせりあがってきて、気が付くとリュックが丸出しになっていることもある。
ハンドルが遠い車体や胴体が分厚いライダーだと、背負える荷物はその分小さくなる。
強いて欠点を挙げると、これを着た姿を初めて見る人(山屋を除く)は須くギョッとする。恥ずかしがりやさんには向いていないかもしれない。
生地はというと、ポリエステルの布地にPVCをコーティングした、所謂ゴム引きのようなタイプ。撥水性、防水性ともにほぼ完璧。
分厚くて重いから、なおのことはためかない。
フードの先端に鍔が付いているが、縁に芯が入っているので、風で倒れて顔に貼りつくことも無い。
ちなみに、同じ生地の袋が付いているので、収納にも困らないという優れもの。
繰り返しておくが、前かご付きの自転車か、ミニベロにしか使えないので悪しからず。
価格評価→★★★★★(500円のビニールポンチョの4倍以上は長持ちする)
評 価→★★★★☆(もう少し小さく畳めれば)