購入価格 ¥2800くらい
アメリカンブランドのODI
VANSとコラボレーションしてたりと、MTBのグリップのほうが有名なメーカーですが、バーテープもあります。
このバーテープのシリーズは、2.5mm厚と3.5mm厚の2種類で、3.5mmの方にはパンチング加工がされてます。
2.5mmの方にはパンチングはなし。
Roadbike BarTapeのシリーズは、比較的最近の新しいモデルで、いわゆるリザードスキンズやスパカズあたりの、ハイグリップ系の高機能バーテープの類です。
価格が安いのが何と言ってもの魅力で、なおかつチェレステのラインナップもあり、Bianchiオーナー的には、なかなか選択肢に入れたい所。
チェレステの色は、蛍光チェレに近い感じで、CK16的な最近の明るいチェレステカラーにはバッチリ合いそうです。
■実際使ってみた感想
・EVAフォームの上に、薄いグリップ層が付いている構造で、重量自体は「わぁ軽い!」って感じではないですが、なかなかに軽量な作りです。
実際に巻いてみると、あまり伸びがよろしくなく、巻きやすいというものではないですが、スパカズよりかは幾分巻きやすいかな?という感じです。
ODIのパンチングレターがありますが、これはあまり上手いこと揃える感じの配置ではないですね、自分は気にせず巻いてしまいました。
代理店のミズタニ自転車の人も書いてましたが、バーエンドキャップは、ODIのエンブレムが塗装してあって、なかなかいいアクセントになってるのですが、この塗装がスーパーに剥がれやすいです。
力をかけて、グーッと入れただけで、表面の塗装面がボロボロ剥がれます、これはダメなんじゃないの??ってくらい簡単に剥がれてしまいました……
・新品時のグリップ感は良好ですが、高級感はありません……しっとり感というのもないし、ちょっと安いしこんなものかな……と思って、使っていたら、なんと、どんどん表面の色が落ちてきてしまいました。
▲中性洗剤でクリーニングした後の感じ、本当にこんな感じに色が落ちてしまう
洗うと色が抜けやすいスパカズでもここまで酷くはない。
EVAフォームの地の色が出てきてしまいます……いや~、これはいただけませんね。
本当に1回ブルベで使って、汚れて、洗ったらコレです……表面の塗装面というか、グリップ面が薄すぎです。
ちょっと……これは、こんなかんじでは、みっともないですよね。
使えんこともないので、半年くらい使いましたが、よく握る面は、表面が剥がれてもう灰色みたいな感じになってしまい、残念な気分になりました。
表面が剥がれてもタッチが大幅に変わる感じもなく、普通のバーテープでしたし、破けたりとかそういうのもなかったのですが……いや、やっぱりダメだよこれ(汗)
■総括して
ハイグリップ系のバーテープで、チェレステのラインナップがあるというのは、かなり存在意義として大きいのですが、製品としてはちょっとダメですねこれ。
自前でバーテープ巻ける人ならまだしも、お店にバーテープ巻いてもらってる人で、このライフの短さはしんどいでしょう。
お店でバーテープ巻いてもらうと、手間と時間の関係から、大体1500~2000円くらいかかるわけです。
それで綺麗に巻いてもらって、気分一新やった~と思ったら、100kmか200km乗ったら、もう表面の色が落ちちゃうわけですよね。
自分で巻けるなら 「あ~、すぐ汚くなっちゃうなあ」 で、新しいテープ買って巻けば済む話ですけど、店で巻いて貰う人は、また仕事の休み見つけて、お店にわざわざ持っていかないといけないし、割にあわない工賃(店にとっても、客にとっても!)また払うわけですよね。
これでは薦められないよ、半年は持ってほしいよねやっぱり。
バーエンドキャップの塗装の剥がれやすさも、酷いですよね。
丁寧に巻いて出来上がっても、バーエンドの塗装が、あれだけ、いとも簡単にボロッて落ちちゃったら、店員側として考えてみると戦々恐々ですよね、神経質な人なら 「こんなに簡単に剥がれるのおかしいだろう!!」 とクレーム案件になっちゃうだろうし……
このバーテープ、安くて良いですよと進めてるお店のブログとか、いくつかあるようですが、本当に使って言ってるのか……単純にミズタニの下代が安くて、色数揃えて薦めてるんじゃないかな?
それとも、他の色なら色落ちしない?
いやでも、あのバーエンドキャップの案件一つだけでも、自分が店員なら絶対薦めないなあ……
価格評価→★★☆☆☆(まぁ安いっちゃ安いけど、安いチェレが欲しければSILVAで良いよね……)
評 価→★★☆☆☆(使えんこともないけど、人には薦められないよね、良いものではない)
<オプション>
年 式→2016