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歳をとると指先の毛細血管の数が減るのかどうか知りませんが、厳冬期の指先の冷え方が尋常ではなくなってきました。次の図の2つの線のうち水色は、5年ほど前のレビューで載せた図の線で、マイナス3℃からマイナス6℃に至る夜明け前の冷え込みの中で走った時の指先の冷たさの状況をごく大雑把に示しています。
・・・※こんな感じ、というイメージです
当時の記述では、
「最初の数分であっという間に最悪レベルまで冷えて、うぉ~指先の感覚がぁぁ~!!しかし25分ほどすると、ぺダリングで血行が良くなるおかげなのか、急に冷えが弱まり、指先の感覚もちゃんと戻ってきて、その後はそれほど冷えが気にならない、という感じです。若いころは、この25分という時間が10分位だったような気がしますが、こんなところにも歳の影響が。。。」
などと書いてありますが、今はこれよりひどく、イメージ的には図の赤線。いつまで経ってもなかなか「戻って」こないという惨憺たる状況です。図の縦軸で、「スムーズなブレーキ操作ができない」というのは、冷えで指先の感覚がかなり鈍くなり、何が何だかよくわからない状態です。ライトのスイッチもどこを押しているのかよくわからないという感じ。強い冬型で風が静穏な日の北関東の宇都宮気象台の気温は稀にマイナス7℃台を示しますが、実は宇都宮市の東を南北に流れる鬼怒川を越えて隣町に行くと、そんな日には何とマイナス10℃を割り込みます。これ以上悪化するとそんな低温環境では走れなくなります。これはまずい!!
何とかならないものか?と思い、ある日、走り出す直前に、かなり熱めの湯に手を3分ほど念入りに漬けてみました。湯の熱さに慣れたらさらに熱湯を少量追加し、温度を上げていきながら3分ほど。この手にパールイズミの真冬用グローブと薄いアンダーを重ねて。。。
するとどうしたことでしょう。最初に一気に冷たくなって指先の感覚がヘンなことになるところまで行くはずが、この落ち込みが全くなくなりました。えーっ、なにこれ。こんなに効果があるのか!?ううーむ、何でいままでやらなかったんだ。
・・・次の図の濃い青線がソレ。
・・・※こんな感じ、というイメージです
というわけで、指先の血行が改善されたのでしょうか?? 厳冬期に手の指先だけはどうにもならないと思っていましたが、思わぬ方法で光明が見えました。朝6時のカイシャの駐輪場でトゥ・シューズカバーを脱ぐ際に、指がどちらに曲がっているのかよくわからない(笑)という感覚の無さ加減で、クリートで指を痛めるなんてこともありましたが、この酷い状況から何とか解放されました。今シーズンは12月からいきなり真冬ですが、この方式で何とか冬を越せそうです。
(でも多分、マイナス10℃はきついだろうなあ・・・)
価格評価→★★★★★
評 価→★★★★☆カンペキではないが結構イケてる
年 式→2017