購入価格 ￥1,700
LOOK KEOペダル用のクリートには、
0°固定の黒、4.5°の灰色、9°の赤の3色があります。
さらに、歩くときのための滑り止めを付けたグリップクリートにも同様に3色ラインナップがありますが
僕が普段使うのは グリップじゃないほうのクリートです。
グリップクリートの滑り止め加工は、ペダルと接触しない範囲を狙って設けたつもりなのでしょうが それでもやっぱり接触します。
クリートとペダルの摩擦が増えるのが嫌なので 僕は基本的には使いません。代わりに クリートカバーを日常的に持ち歩いています。
シューズの銘柄は関係ありませんが スペシャライズドのエキスパートです。
もっと関係ない話をひとつしておくと、このシューズに設けられたクリート目盛りは 全く意味を成していません。
何故かというと、ペダルシャフトの真上を意味する切り欠きがクリートの側面に付けられていて、
他社製クリートへ交換する時には それを基準に移さないと絶対に位置がずれるからです。
絶対にLOOK KEO以外使わない、SPD-SL以外使わない、と言うのであれば問題ありませんが。
KEOクリートに付属している このボルトですが、六角穴は3mmと妙に小さく、しかも無意味にマイナスドライバー用のスリットなど設けているので
ナメやすいつくりになっています。固着したクリートボルトがドライバーで外せるなら苦労はしません。
おまけに、ボルトの材質そのものが やたら軟らかいのも手伝って、安物の工具で回すと一発でナメます。
かといって、SPD-SLのボルトは頭の直径がKEOより大きいので、位置調整機能が失われるために使えません。
なので、「KEOクリートの着脱だけに使う精度の良い3mmアーレンキー」を用意しておく必要があります。
TIMEのiClic用クリートボルトならいける可能性がありますが、まだ試していません。
可動域のテストをします。
シューズを限界まで外側に振りました。これ以上振ると外れます。
限界まで内側に振りました。なんでジーンズなんか履いてんねん。
クランクアームに擦っていないので大丈夫・・・かと思いきや
チェーンステーには擦ります。キャノンデールのロードフレームは チェーンステーを横に平たく作ることが多いので それも関係あります。
この左右方向への動きは、実走行でも現れます。立ち漕ぎをすると、シューズが ひっきりなしに左右へ動くので安定感に欠けます。
が、これはKEOクリートへの悪口ではありません。
走行時にシューズが左右へ動きまくるのは、まっすぐ脚を動かす綺麗なぺダリングができていないだけの事です。
SPD-SLの場合、クリートとペダルの摩擦が強いせいで 可動域6°の黄色クリートであっても これが出る事は少ないので気づきにくいのです。
その証拠に、KEO赤クリートを買ってからは200kmぶっ通しで走っても膝を壊す事はありませんでしたが
黒クリートを使った途端 20kmそこらで膝に痛みが出始めた事がありました。
一瞬だけSPD-SLペダルを黄色クリートで使った事もありましたが、同様に膝の痛みを生じました。
赤クリートを買ったのが2月21日、捨てたのが11月1日ですが
9ヶ月そこらでは ぺダリングの大幅改善は出来なかった、という事なのでしょう。
捨てる直前に撮った写真です。ペダルに引っ掛ける爪が削れきっています。
こうなると、走行中 不意にシューズがペダルから離れてしまうのでたいへん危険です。
よく見ると、インジケーターが とっくの昔に消え去っていました。
そりゃあ外れるのも無理ないよね。
とりあえずKEOの黒クリートを買ってみましたが、前述の通り 膝への負担が半端ではないので赤クリートに戻すつもりです。
クリートカバーを常用しているから、というのもありますが 意外に長寿命なのもありがたいところです。
価格評価→★★★★★
評 価→★★★★★
