購入価格 ¥4,700
スタックハイト(コラムをつかむ部分の厚さ)が薄いステムのひとつです。
現在では それなりに需要があるらしく、FSAとシマノPROも出しています。
需要が増えた理由は容易に想像できます。ヘッドチューブの長いロードバイクが増えたせいでしょう。
逆に、ヘッドチューブ長が110mmしかない うちのバイクに これを取り付けるメリットは薄いですが、
アルカンシェルの5枚スペーサーを どうしても入れたかったので仕方ありません。コラムを切る予定はあるものの、ステムの上に積むスペーサーは極力少なくしたいので。
スタックの薄いステムといえば FSAのグレード外ステムですが、MTBの寝ているヘッド角に合わせて 20°に設定されています。
ワンバイエスに限らず 東京サンエス系列のステムは、どれも13°という絶妙な角度にこだわっているようで これもそうです。
おかげで、ホリゾンタルではない「ほぼゾンタルフレーム」たるCAAD10との相性も良いと思います。
もともと使っていたステムは 3Tのアークスでした。
剛性では恐らく こちらが上ですが、ステム長を短く詰めたかったのと 何よりステムが上を向いているのが気に入らなかったため外しました。
アークスは100mm、スージーステムは80mmです。
ステム上面はフラットになっていて、メモ用紙を貼るのに適した形状です。溶接痕の処理が丁寧なのも目を引きます。
黒くて目立たないメーカーロゴは印刷ではなくエンボス加工なので、摩擦でボロボロになる事は無さそうです。
3Tのステムは白いロゴがすぐ剥げるので、気遣いが行き届いています。
ポジション的な感想としては、水平ステムを使っていた頃のポジションに戻せたので 概ね満足です。
剛性では3Tに劣るのは明らかですが、平地でモガいた時の感触が 3Tと大差ないので これでいいか、という感じです。
これは多分ステム長さが関係していると思われます。
90mmや100mmになってくると、胴が薄いのが災いして ステムのねじれを体感できるかもしれません。
ハンドル位置を手前に寄せた事で サドル後退幅が足りない事に改めて気づいたのですが、
このステムには関係ない事なので割愛します。
1枚目の画像を見返すと分かりますが、ハンドル位置を大きく動かした影響で、シフトアウターの軌道が変わったため
フレーム保護ステッカーが仕事をしてくれなくなりました。ポジションをいじる時は、こういう所に要注意です。
価格評価→★★★★★
評 価→★★★★★