購入価格 ¥2500くらい
◎購入動機
ミラーレスカメラを購入したので、自転車の時に使う斜め掛けストラップを探した。
一本目ゆえ、自分の中に基準が無い。
なので比較的安価なものを買って試してみようと思った。
長さをクイック調節できるタイプとしては、「ニンジャストラップ」が手頃で人気らしい。
自分も検討した結果、以下の理由で購入しなかった。
◎ニンジャストラップを見送った理由
ニンジャストラップには、登山用ザックのヒップベルトに付いているようなバックルがある。
うっかり解除する可能性は低いものの、自転車では不安要素だ。
開かないようにする部品も出ているが、機能を無効にするために何かを足すのはスマートではない。
◎ハクバのスピードストラップを購入
公式ページ➝
http://www.hakubaphoto.jp/s/products/detail/0101160094-4H-00-00ヨドバシカメラ店頭で発見、バックルが無いとが分かり、価格も安いのでブラックの38mmを購入。
カメラに付けて一通り弄ってみたところ、自転車用としてはイマイチな感じ。
次に詳細を記す。
◎スピードストラップの欠点
自転車用としては長過ぎると思う。
メインベルトの片端がラダーロック(登山用ザックの肩紐と同じ調節機構)で折り返しになっていて、これがいわば「クイック調節」の部分。
これに加え、ベルト反対側も折り返して長さを調節する機構になっている(肩掛けカバンなどと同じ非クイック型)。
要するにクイック側と非クイック側で互いの調節範囲を食い合っている。
結果、ベルトの全長のせいもあって、背中にカメラを保持しての走行~停止しての撮影をカバーした調節がクイック側でできない。
◎全長を詰め、クイック側の調節幅が増えるように改造
スピードストラップはちょっとした改造でソコソコ化ける。
ポイントは、非クイック側の取り付け方法を変えること。
1. 非クイック側のベルト端をカット、「日」型の樹脂アジャスターを外す
2. 切ったベルトの端を、細ベルトと接続する樹脂ループに通し、1.で外した樹脂アジャスターを使って抜けないようにする(抜けない通し方は何種類か考えられる)
3. クイック側の調節幅が大きく向上したので、後は試着しながら非クイック側でベルト全長を決め、確実に余る部分はカットすればOK。
長さが完全に確定したら、非クイック側は縫い付けにして調節機構を完全に廃止するのもありだろう(微かな軽量化にもなる)。
◎改造後の使用感など
カメラを背中に密着させることができ、緩めた状態では体の前で構えられるようになって満足している。
自分は更にクイック側ベルト端のDカンと付近の樹脂ループを撤去、ラダーロックに付いているタブは紐に交換した。
※当然ながら、この改造を真似したことに起因する損害に対しては責任を負えませんので、何をやっているか理解した上で参考にして下さい。
価格評価→★★★★☆(安い)
評 価→★★★★☆(改造素材として良い)
実測重量 改造後 65gくらい
より構造が把握し易くなるよう、簡単な説明の付いた別写真を追加しておきます。
削ぎ落してみると、単なるラダーロック式のクイックベルトです。
・ラダー操作の紐(元はタブ)は先端に結び目を作ると引き易いです。
・「束ねゴム」部分の摩擦で、どのくらい速くリリースできるかが変わります。
・「束ねゴム」付近は鎖骨~首の圧迫感や異物感にも関係するので(ベルトを縮めカメラを背中に保持している状態)、好みに合わせてカスタマイズするのが良いと思います(自分は元々あった樹脂ループを撤去しましたが、ゴムだけでは少し頼りない気もします)。