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「Slijk」~ 竹之内悠のシクロクロスドキュメンタリー


 
Minagi_Ichirino  2017-10-4 3:43
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「Slijk」~ 竹之内悠のシクロクロスドキュメンタリー

Slijk - Veldrijden Yu Takenouchi

・2015年の夏に、ベネルクス地域のキー局「Canvas」で放映された、竹之内悠の密着ドキュメンタリー番組です。
 30分番組で、主にオランダ語字幕で放映されてますが、竹之内選手自身が日本語で話してるシーン中心で進んでいくので、普通に内容はなんとなくわかります。
 気になる英語やオランダ語のやりとりは、字幕をグーグル翻訳すればほぼ網羅できます。

 番組タイトルは「スライク」と読むようです。「Veldrijden」とは、英語で言えば「Cyclocross」のこと。


・竹之内悠とはどういう選手かというと、シクロクロスの全日本チャンピオンで、2011年より2015年までタイトルを5連覇していた選手。
 2011年の初タイトル時も、当時9連覇していた辻浦圭一氏との一騎打ちを制し、10連覇を阻止したエピソードもあり、現役の日本人シクロクロス選手としては、実力、実績共に、頭ひとつ抜けているレベルと言っていい選手です。

 ちなみに、彼曰く、師匠は「辻浦圭一」氏とのこと。 

 彼は08年頃(U23時代)から、その辻浦圭一氏に連れられてベルギーのシクロクロスのレースに遠征するようになり、年を追うごとにどんどん滞在期間が増え、辻浦氏が持病による引退に至ったあとも、現地に拠点を築き、今でもベルギーのレースを中心に戦っている日本人選手です。

 この2015年は、ベルギーのコンチネンタルチーム「ヴェランクラシック・エコイ」(現プロコンチネンタルチーム「ヴェランクラシック・アクアプロテクト」)所属時代。
 おそらく彼がいちばんベルギーに入り浸っていたシーズンで、番組内でもメカニックのランジット氏との会話で

「日本にはどれくらい滞在してるんだ??」
「2ヶ月くらいかな……」

 ――と、やりとりしてるシーンがあります。


・日本の味付けされたドキュメンタリーみたいに、娯楽性の強いものではなく、綺麗なオチもなければ、カタルシスもなく、ただ淡々と竹之内悠がシクロクロスの本場、ベルギーで生活し、レースを戦う姿を生々しく、映像で綴っています。

 見てわかるように、日本人は本当に彼一人です。
 あとは全て現地のステイ先の家族にサポートされて、レースを戦っています。
 そんな彼の孤独感を際だたせるような、ヨーロッパの寒々しい冬の空に、メランコリックなBGM……
 いつもレースでは後方のパックに埋もれて走る、全日本チャンピオンの姿に、本場の厚い壁を感じる内容です。
 

・シクロクロスの本場、ベルギーでは00年前後に、サッカーの放映権料が高騰した時、比較的放映権料の安かったスーパープレイステージュなどのシクロクロスのシリーズ戦を、ネットメディア「Telenet」がテコ入れをし、サッカーに置き換わる形で全国ネット(に近い形)で放映を始め、それ以降、ベネルクス地域では非常にメジャーかつ、人気のあるスポーツと成り上がりました。

 今ではトップ選手は順位に関係なく、スタートマネーだけで200万円ほどもらえるようなショーになっているとか……
 そんな世界に、一人で飛び込んでいく日本人選手の姿は、現地の新聞でも取り上げられたり、こうしてTVで特集を組まれたりと、日本国内以上に熱い視線を送られているようです。


・竹之内悠選手は、国内では最強と言ってもいい選手ですが、ベルギーでは全く歯が立ちません。
 ストリーミング中継でも、スタート直後に、後方のパックでちらっと映る程度で、ゴールしたかどうかすらわからないようなところで戦っています。

 ロードレースを戦い、プロツアーチームに所属し、ツール・ド・フランスを目指すような日本のトップレーサーに比べると注目度も低く、そもそもTVにも映らず、レースそのものも日本語実況は世界選手権くらい……新城幸也や別府史之は知っていても、竹之内悠は「誰?」ってなる人も多いと思います。
(彼が不甲斐ないレースをしても、落胆するツイートや書き込みを見ることはほとんどありませんから……)

 でも、それでも本場にこだわり、泥にまみれて本場で戦い続ける彼の姿に、僕はとても魅力を感じました。

「一度、海を知った蛙は、もう井戸には戻れないです」

 番組の最後に語った彼の言葉がやはり印象的です。
 
価格評価→★★★★★(Canvas側が、日本の人でも見れるようにと、ネットで公開してくれたようです)
評   価→★★★★☆(海外ドキュメンタリーものがわかる人なら)

<オプション>
年   式→2015年制作
















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