購入価格 ¥4000円(中古)
ペダルはデザインの自由度が非常に高く、最も個性を引き出せるパーツの1つです。
勿論実用性に特化したペダルも無骨で魅力的ですが、その一方で抜きんでた個性を発揮するペダルも数多く存在します。
それらの中でも奇抜さの極値の1つとも言えるペダルが、このTIOGA MonoBlock XLです。
定価は12000円位(多分)。
残念ながら廃盤品です。当方はヤフオクで入手しました。
重量は左右ペアで700g位。スパイダーペダルが260gであることを考えるとかなり重いですね。この見てくれじゃ当たり前か。
メッキはクロームメッキで当に鏡の様。実用性は・・・ないです。
シャフトはクロモリで、ベアリングはニードルベアリングとシールドベアリングがそれぞれ1つ。
名前に「XL」という表記がありますが、実はこれより小さいノーマルサイズのモノブロックも存在します。
XLはL100×W90mmで、ノーマルサイズはL90×W80mm。
ピンはM4×8mmくぼみ先のイモネジが片面に18個。全部で72個。ネジロック必須です。
8mmだと正直長すぎですね。取り付けた状態で高さを計ったら5mm位ありました。。
ピンの配置の関係上ロードバイクの様に拇指球近くで踏むならまだマシですが、土踏まずで踏む場合は靴が消耗品になりそうです。
分解は慣れている方なら簡単だと思います。
シールドベアリングは外径15mm、内径6mm、幅5mmの深溝玉軸受。
ニードルベアリングは簡単には分解できそうにないです。
このペダルで一番感心したのはゴムのシールリングですね。
説明するのが難しいので詳細は割愛しますが、防塵・防水性は良好だと思います。
MTBに取り付け河川敷を走行してみた感想は、一言で言うと「意外に良い」です。
ピンで靴がガッチリ固定されて、ペダル中心のフラットな面で踏んでいる様な感じがする。
したがって食い付きが良くかつ踏み心地も良いというなんか物凄く良いとこ取りをしているような気が・・・これ実はかなり理想的なペダルなんじゃないかしら。
ピンの数が多いので、靴底に与えるダメージもそれほど大きくないかもしれません。
ただ泥が靴底とペダルの間に入るとかなり影響が出そうですよね。試していないので何とも言えませんが。
はしゃいでたらうっかりペダル全体を浸水させてしまいましたが、帰宅後内部を確認したら内部に水が侵入した形跡はありませんでした。凄い。
ただ残念ながら当方が手に入れた個体はかなり消耗しており、メッキが剥がれるわニードルベアリングが磨耗してるわで直ぐに交換してしまいました。
結局今は自転車用パーツとしてでは無く、スマホやACアダプターのヒートシンクとして活躍中。よく働いてくれます(笑)。
価格評価→★★★★★(妥当)
評 価→★★★★★(最高)
重量→ 約700g(ペア)