購入価格 ¥大人 500円、自転車 220円(片道)
淡路ジェノバラインとは、兵庫県明石市の明石港と淡路島の岩屋港を十数分で結ぶ高速船。たこフェリー亡き今、船に自転車を載せて明石海峡を渡る事が出来る唯一の航路。休日の利用者は半分以上が
[Cycling Courses] あわいち
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=6602&forum=124に挑戦する自転車乗りのようです。(笑)
私は往復共に新造船に乗る事が出来たので船自体に関しては新造船に関してのレビューになります。
公式HPに船のスペック表があったので載せておきます。
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まりん・あわじ(H27.8.2就航)
船型:減揺装置付高速双胴船(アルミ合金製)
総トン数:118トン
航海速力:24ノット(最大速力27ノット)
最大搭載人員:旅客180名(1F室内150名・2Fデッキ30名)、船員3名、
自転車20台、小型バイク(125cc以下)8台 ※バイクはH27年9月23日以降
主機関:ヤンマー製 高速ディーゼル 1080kw×2基(1468馬力×2基)
寸法:長さ32.7m 幅8m
建造会社:ツネイシクラフト&ファシリティーズ株式会社(広島県)
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明石港付近には終日500円ぐらいの駐車場が多数。山陽電鉄&JRの明石駅もすぐそこなので輪行も可。明石駅の隣の西明石駅には山陽新幹線も停まります。海岸線を走る国道2号線&国道28号線で自走も楽々。気軽に淡路島に渡れる最高の場所に港があります。
チケットは船着き場の自販機で購入可能。ラーメン屋の食券みたいな感じの機械なので簡単に買えます。運賃は大人500円、自転車220円です。時刻表はたま~に変わるらしいですが概ね30分毎に船が出ています。
余談になりますが、明石港のチケット売り場の中には東経135度線のモニュメントがあります。気になったので後で
国土交通省 国土地理院 地理院地図(電子国土Web)
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=14338&forum=105&post_id=24869で調べてみたらチケット売り場の経度は134度59分24.82秒(GPS基準)でした。
うーん惜しい。
しかし、ジェノバラインの航路は確実に135度線を跨ぎますのでGPS端末を持っていると旅のネタになります。
船を待つスペースは、『人』と『自転車&原付』の2列に分かれていますので、自転車を持ち込む場合は自転車待機列に自転車を並べて待ちます。船に乗りきらなかったら次の便を待つ事になります。待機列により早く自転車を並べた者勝ち。
船が来たら自転車&原付から優先的に案内され、船の後部に設けられた自転車ラックに自転車を固定します。ハンドル周りはひも、後輪付近はゴム紐を使用します。
輪行袋は不要です。
船内はエアコンが効いてて快適。激流の明石海峡を大型船の航路を縫うように走っているのに乗り心地は中々良かったです。これが減揺装置とやらの力か? 2階にデッキもあるので、海風に当たりながら明石海峡を渡るのも良いかと思います。ただ、2階デッキは船の機械室に直結していると思われるダクトがあってクソやかましいので後方席がお勧めです。
ジェノバラインは明石海峡大橋の真下を通ることでも有名。写真を撮る方は、淡路行きでは進行方向左側、明石行きでは進行方向右側に陣取って下さい。
↑この3つのアングルがお約束
船が港に入ったら自分の自転車を回収して船着場を出ればそのまま走り出せます。
再び余談になりますが、ジェノバラインを利用したあわいちでは、船が30分毎に動いているので30分毎に自転車乗りの集団が港をスタートすることになります。つまり、30分間隔で淡路島を1周する即席チームツーリングです。朝一緒に船に乗った自転車乗りは高確率でコンビニも昼食も、帰りの船も一緒です。(笑)
~まとめ~
あわいちだけが目的ならクルマに自転車を積んで明石海峡大橋を渡るよりジェノバラインの方がお得。
船は快適で安くて速い。
船に自転車を載せて海を渡るというイベント自体を旅のスパイスとして楽しめる。
あわいち挑戦時には是非とも利用したい海上ルートです。
価格評価→★★★★★
評 価→★★★★★
<オプション>
まりん・あわじのカタログ重量→118,000,000g(実測重量?g)