購入価格 ¥4,500
追記します。
結論から言うと やっぱりダメでした、という話。
ポジションが出しやすいから、という動機で このハンドルバーを使い続けていましたが
先日、知り合いのCAAD10を借りる機会がありまして、乗ってみたところ 衝撃を受けました。
僕のCAAD10と比べて、明らかに軽快感が上なのです。
登りで立ち漕ぎすると ハンドルの振りが非常に軽く、シッティングでの走行は 追い風と錯覚するかの様な鋭い加速を見せます。
ホイールが良いのかと思い、僕のゾンダに履き替えて乗りなおしても やっぱり軽い。
ホイールをもとに戻し、自分のCAAD10に改めて跨ってみたところ・・・
登りでは ハンドルを誰かに押さえられているかのような 異様なかったるさがある事に気がつきました。
立ち漕ぎをすると「ぐにゃん」とでも効果音が鳴りそうな勢いで ペダルを踏む力が逃げている感触が伝わってきます。
乗り比べたCAAD10のハンドルバーはDedaのZERO100にST-6700という組み合わせで、実測重量で言うと
Mod.55にヴェローチェのエルゴパワーを合わせた重量と ほぼ同じ、つまり ハンドル重量での有利があった訳ではありませんでした。
だとするならば、この乗り味の差は ハンドルバーそのものの剛性が生んでいる、と結論づける以外に納得できないのです。
という事があったので、ハンドルバーを ZIPPのService Course(アルミ製)に替えたところ、
加速の鋭さと ハンドルの振りの軽さが大幅に改善されました。
これが本来のCAAD10の性能だったのならば、とんでもない損をしていた事になります。
かつて このハンドルバーを「やわらかい!」と一蹴した友人の気持ちが、今ようやく理解できました。
ステムの下に アルカンシェルのコラムスペーサーを仕込んでみたのは単なる気まぐれです。
単純に下ハンを握っただけの感想で言うなら、ZIPPは日東に劣っています。
が、それ以外の全て(軽さ、剛性、ステムの選択肢など)の面においては日東の方が劣っているため、
どちらを捨てて どちらを採るべきか、しっかり吟味しなかった僕の負けです。
こうなるくらいなら、初めからおとなしく3TのROTUNDOを買っておけばよかった。
ちなみに、ZIPP Service Courseは 公称ハンドル幅380mmですが これはブラケット部分での実測値で、
バーエンド部分での実測幅は約400mmなので、ハンドル幅での条件はMod.55と同じです。
3tのERGONOVAも似たようなものですが、下ハンの形状が気に入らなかったので却下しました。
価格評価→★★★★★
評 価→★★★☆☆