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日東 Mod.55


 
PHILLY  2017-7-29 3:22
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日東 Mod.55
購入価格 ¥4,500

現在ではトラックレーサーやクロモリロード以外に使われる機会が激減した、日東の丸ハンドルのひとつです。
高校生の頃、とあるショップに置いてあったものに一目惚れして買いました。



フェルールの刻印がカッコいいと思うのです。
ちょっと見えづらいですが、左側のNITTOロゴは 騎士の鎧をモチーフにしています。

しかし、こういう重量級ハンドルバー(実測317g)を現代の軽量ロードバイクに取り付ける以上、趣味性の高さ以外に
性能面でのプラス要素がなければいけません。


最近よく見かける所謂コンパクトハンドルに比べると、
リーチが長くドロップが深いラウンド形状となっています。

コンパクトハンドルの欠点をひとつ挙げると、ブレーキレバーをクランプするところの曲げが強いせいで
下ハンを握ったときのブレーキレバーまでの距離が異様に伸びてしまう点でしょう。
日本においてコンパクトハンドルは、小柄なライダーであっても
サドルからブラケットまでの距離を詰められるように よく使われますが、
その形状のせいで 小柄な(=手の小さい)ライダーの下ハンでの不自由を生むという、わりと矛盾した特性があります。


角度が違う!
見切れてる!
被写体距離が違う!
雑な撮り方ですみませんが、ともかく この2つのハンドルを握り比べると
日東の方は ブレーキレバーが明らかに近いです。
逆に、コンパクトハンドルの方はブレーキレバーがとても遠く感じます。
そもそもブレーキレバーの銘柄が異なるので 単純比較はできませんが、


それに加えて アールが非常に大きいので、掌の収まりもいいです。
ドロップが深いぶん、下り坂などで より姿勢を落とす事ができます。
コンパクトハンドルは、元々ドロップが浅いのもありますが
実質的なドロップ量が 表記上のドロップよりずっと浅い事が多く、しっかりと姿勢を下げる事が困難なのです。

ロングリーチ化のメリットは、ブラケットor下ハン⇔アップバーの姿勢の切り替えにメリハリができる点です。
アップバーを握る時の姿勢が より起きるので、上半身の筋肉を明確に使い分けできる気がします。


_人人人人人人人_
> 使いまわし <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
このハンドル最大の特徴は、ブラケット部のハンドル幅が狭いことです。
ZIPPを除くドロップハンドルは、一般的にはバーエンド幅を「ハンドル幅」と定義します。これは日東も同じです。

Mod.55の場合、ハンドル幅400mmのもののブラケット部の幅を測ると、実測で370mmしかありません。
僕にとっては ここが重要なポイントでして、下ハンでは やや広めに握って安定性を確保したい、
でもブラケットポジションでは 脇を締めて走りたい、などと考えると
これに合致するハンドルバーはほとんど無くなります。
この条件さえ無ければ、3TのTORNOVAか フィジークのスネークハンドルで大丈夫ですから。


せっかくのレビューなので ネガティブな点も挙げておきましょう。
まず、剛性が低いです。
Dedaなどの硬いハンドルを使っている友人に貸したところ、「よくたわむ」という感想が返ってきました。
僕自身で剛性の低さを体感した事はありませんが、現代のハンドルバーに比べれば柔らかいという事です。

2つめ、フェルールの径は26.0mmです。
これは現在では最もステムが手に入りにくい規格のはずで、
クイルステムならまだしも アヘッド用の、それもオーバーサイズ径のステムとなれば
有名どころでは日東とDixnaくらいのものです。
3tttにあった ミュータントが使えるなら最高なのですが・・・。

3つめ、重い。
こういうクラシカルな丸ハンドルの中では目立ちませんが、ハンドル重量317gというのは今ではかなり強烈です。
メーカーによっては200gを切るくらいのハンドルを作っていたりするので、
軽量化を優先する人には敬遠されることうけあいです。


      ←2015年度のカタログ  2017年度のカタログ→
Mod.55は、2~3年ほど前までは「限定生産品」という位置づけでした。
元祖Mod.55自体が「限定品」で、それをさらに「復刻」したのが現在のMod.55です。

今年になって、Mod.55の紹介文からは「限定」の文字が消えました。
その代わり 黒Mod.55が登場し、こちらはやはり限定品のようです。
何にせよ、銀Mod.55が安定供給されるのなら有り難い事です。

価格評価→★★★★★
評  価→★★★★★



http://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=7908&forum=8

お気づきの方も多いかもしれません。
Mod.55は、かつて日東にあった名品「B105」をベースに作られたものです。
B105は、上述の設計に加えて ハンドル幅が
370mm~420mmまで10mm刻みで用意されるという 何でもありの神ハンドルでした。
東京サンエスのカタログでは、Mod.55が掲載されている間はB105は消えているので
いずれ廃版になるのかもしれません。

このレビューを書くにあたって、BXDさんのB105のレビューを参考にさせていただきました。とても勉強になりました。
この場を借りて お礼申し上げます。
 
PHILLY  2017-12-4 18:36
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日東 Mod.55
購入価格 ¥4,500

追記します。
結論から言うと やっぱりダメでした、という話。


ポジションが出しやすいから、という動機で このハンドルバーを使い続けていましたが
先日、知り合いのCAAD10を借りる機会がありまして、乗ってみたところ 衝撃を受けました。
僕のCAAD10と比べて、明らかに軽快感が上なのです。
登りで立ち漕ぎすると ハンドルの振りが非常に軽く、シッティングでの走行は 追い風と錯覚するかの様な鋭い加速を見せます。
ホイールが良いのかと思い、僕のゾンダに履き替えて乗りなおしても やっぱり軽い。

ホイールをもとに戻し、自分のCAAD10に改めて跨ってみたところ・・・
登りでは ハンドルを誰かに押さえられているかのような 異様なかったるさがある事に気がつきました。
立ち漕ぎをすると「ぐにゃん」とでも効果音が鳴りそうな勢いで ペダルを踏む力が逃げている感触が伝わってきます。


乗り比べたCAAD10のハンドルバーはDedaのZERO100にST-6700という組み合わせで、実測重量で言うと
Mod.55にヴェローチェのエルゴパワーを合わせた重量と ほぼ同じ、つまり ハンドル重量での有利があった訳ではありませんでした。

だとするならば、この乗り味の差は ハンドルバーそのものの剛性が生んでいる、と結論づける以外に納得できないのです。


という事があったので、ハンドルバーを ZIPPのService Course(アルミ製)に替えたところ、
加速の鋭さと ハンドルの振りの軽さが大幅に改善されました。
これが本来のCAAD10の性能だったのならば、とんでもない損をしていた事になります。

かつて このハンドルバーを「やわらかい!」と一蹴した友人の気持ちが、今ようやく理解できました。

ステムの下に アルカンシェルのコラムスペーサーを仕込んでみたのは単なる気まぐれです。


単純に下ハンを握っただけの感想で言うなら、ZIPPは日東に劣っています。
が、それ以外の全て(軽さ、剛性、ステムの選択肢など)の面においては日東の方が劣っているため、
どちらを捨てて どちらを採るべきか、しっかり吟味しなかった僕の負けです。
こうなるくらいなら、初めからおとなしく3TのROTUNDOを買っておけばよかった。


ちなみに、ZIPP Service Courseは 公称ハンドル幅380mmですが これはブラケット部分での実測値で、
バーエンド部分での実測幅は約400mmなので、ハンドル幅での条件はMod.55と同じです。
3tのERGONOVAも似たようなものですが、下ハンの形状が気に入らなかったので却下しました。


価格評価→★★★★★
評  価→★★★☆☆

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